現在、QAアナリティクスのメジャーアップデートバージョン4.0(4.0.0.0)を準備しています。今月4月中旬リリース予定です。
目次
ここでは、4.0の主な特徴をご紹介します。QA Analytics4.0はCookieレス時代に対応した完全自社Web解析ツールとしてリニューアルされます。
QA Analyticsは今年で4年目です。
その間、アクセス解析界隈では、旧Googleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)の廃止とGA4のリリース、Microsoft Clarityのリリース、そしてプライバシーの強化とCookie規制とめまぐるしく状況が変わりました。2024年の今年、ChromeはサードパーティーCookieの完全廃止を宣言しています。
元々IPアドレスなど個人特定データを一切保存しないQA Analyticsは、プラグインなのでデータを第三者提供せずCookieレス計測に対応できます。
そこで今回のアップデートで、完全Cookieレスに対応し、誰でも直感的にアクセス解析ができる機能を充実させました。皆さんのレンタルサーバーの安全のためデータ容量制限をつけた上で、全ページヒートマップ&セッションリプレイを誰でもお使い頂けるようにし、高精度のアテンションマップも標準装備します。
プラグインを入れるだけで安全に計測。そして多くの機能が無料で使えるQA Analytics4.0を楽しみにお待ちください。
目玉の機能です。QA Analyticsをインストールしたユーザーは、いつでも無料でヒートマップとセッションリプレイが使えます。もちろん目標設定したユーザーのセッションを閲覧することも可能です。
無料でも全ページ90日間データを保持できる世界唯一のサービスになります。GoogleアナリティクスとClarityの機能が融合したようなQA Analytics4.0をぜひ楽しみにお待ちください。
EUのGDPRやアメリカ・カルフォルニア州のCCPAなど、今やウェブ解析ツールはプライバシー問題やCookieへの対応が必須となっています。
QA AnalyticsはWordPressと一体化することでサーバートラキングを実現。Cookieレスおよび匿名化データでユーザーのプライバシーを守りつつ、定量および定性分析を可能とします。参考までにCookeバナーツールを導入した時のGA4との数値比較データを下記に掲載いたします。
全ページヒートマップおよび全ページセッションリプレイに対応した結果、データ容量が大きく増えるため、世界中のどのようなサーバーでも安定稼働させるためには、データ容量を安全に減らす必要があります。
調査した結果、世界中の40%程度のサイトは月間1000PV未満だと想定され、またデータの確認も昨月比較ができれば多くの方にとって十分であることがわかりました。
そこで、無料版ではより多くの方が安全に使えるよう、月間1000PVを上限とし、その月のPV数が超えたらその月は計測を停止するようにしています。またデータの保持期間の90日を最大にしています。
なお、この制限はサポート付きの有償プランで解除できます。有償サポートがあれば、お客様のサーバー環境に応じたアドバイスも可能なので安全にお使い頂けますし、私達QA開発チームもお金を払ってくれるお客様がいるおかげで開発を続けられます。
QA Analyticsの開発を応援してくださる方や、既存データを残したい方は、この機会にぜひアップグレードをお試しください!(今日から試しても、今月末まで無料です)。
多くのアテンションマップは、ユーザーのページの平均滞在時間をもとに熟読箇所が表示されます。しかし、以下の問題がありました。
今後AIにデータを渡す上でも熟読箇所の精度アップは大切です。そこでこの問題に対処すべく、QA Analytics4.0では、各ユーザーごとに読むスピードを考慮した補正を行い、かつ熟読箇所を正規分布で幅広く捉えることで、より熟読箇所の表示精度をあげました。
ぜひQAアナリティクス4.0にご期待ください!