QA アナリティクスは、7月5日にVer3.1.0.0にアップデートをしています。
QAは日々細かい機能修正や改善(もちろん不具合修正も)を行い、不定期にアップデートをしています。
機能修正・改善の中には、お客様がより使いやすくなるよう自分たちで考えたものだけでなく、Twitterや直接ご連絡いただいたお客様の声を受けて検討・対応しているものも含まれます。
Ver3.1.0.0では、WordPress管理画面のダッシュボードにQAレポートを表示できるようになりました。
日々のサイト運用でWordPressにログインをしたとき、気になる「アクセス推移」と「アクセスが伸びているページ」、「リアルタイムのアクセス状況」がパッと分かります。
本ページでは、2022年6月から7月初旬にかけて実施した、QA アナリティクス機能修正や改善についてまとめています。
目次
WP管理画面左メニューから「QA アナリティクス」まで行かなくても、WPにログインしたらすぐにアクセス状況が確認できるようになりました。
ページURLを入れるとそのページに絞り込んでデータを見ることができる「ユーザーを探す」機能。
これまではURLが完全一致したものだけが表示されるようになっていましたが、今回の改善ではURLの前方が一致すればデータを見られるようになっています。
たとえば、特定のカテゴリーに含まれるページを絞り込んでデータを見たいときに便利です。
ヒートマップのページバージョン切替を行ったあと、アクセスが0(クリックやページビューがない)のとき、ヒートマップ管理画面で「ver.xx切替」の表示が消えない不具合がありました。
(※上画像参照)
今回のマイナーバージョンアップで修正しています。
QAフィルターはExcelのフィルターのような使い勝手で、データを絞り込んで閲覧することができる機能です。
▼QAフィルターとは
https://mem.quarka.org/manual/howto-use-qa-filter/
QAでは共通の処理として多くの表(データテーブル)がありますが、一部不要な箇所にQAフィルターを実装していましたので修正を行いました。
これまでのQAは、よくある解析ツールと同様に、ユーザーがサイトに訪れた時のみリアルタイムビューへアクセスを反映させていました。
しかしこれは、リアルタイムビューと言いつつも本当のリアルタイムではありません。
例えばユーザーがサイトにアクセス後、30分間滞在し続けたとしても、QAリアルタイムビュー画面の「1分あたりのユーザー数」にこのユーザーが反映されません。
今回のバージョンからは、サーバーやサイトになるべく負荷をかけずに、1分あたりのユーザー数へ表示を反映し続ける処理を組み込みました。
これにより、Google アナリティクス等のよくある解析ツールよりも精度の高いリアルタイム表示が可能となっています。
株式会社ベクトル様にご協力いただき、WordPressテーマ「Lightning」の検証が完了しました。
QAアナリティクスは、WordPressの標準的な機能(関数)を活用し、JavaScriptによる計測タグを用いて自動でデータ収集を行います。
その性質上、WordPressの最新機能やトリッキーな機能を使っていたり、JavaScriptに影響を与えるキャッシュ機能を保有するようなWordPressテンプレートとの間で、一部不具合が発生する可能性があります。
QA開発チームでは、テンプレート開発者様にご協力いただいて、QAとテンプレートとの相性について検証を行っています。詳しくは「QA検証にご協力頂いたWordPressテンプレート一覧」をご覧ください。
QAは難しいツールではないため、使い方マニュアルがほぼ不要ですぐに使えます。
サポートサイトは必要に応じて順次内容を追加しています。
最初のリリースから2年経つとサポートサイトが分かりづらくなっていたため、5月の大幅な仕様変更(ver3.0)に対応するとともに、分かりやすく整理しました。
▼QAサポートサイト(マニュアル・仕様)
https://mem.quarka.org/manual/
開発メンバーがバージョンアップをリリースするときにつけているバージョン。
今回は「3.1.0.0」、6月のアップデートは「3.0.1.0」。
この違いについて、広報・マーケ担当が疑問に思ったので開発メンバーに聞いてみました。
QAのバージョンに対する考え方について簡単にご説明します。
現在開発中で機能追加や改善などリビジョンアップデートを予定しているものを最後にお知らせします。(開発期間が延びてしまって遅れてしまったらごめんなさい…)
目標設定機能は、6月末から7月初旬にかけてアップデート予定です。
お客様が分かりやすく使いやすいコンバージョン設定・確認画面を模索しながら開発を行なっています。
画像は現時点の開発中の画像なので、リリース時点で変更になる可能性がありますことをご了承願います。
他にもSearch Console連携などの開発を進めていますので、次回のアップデートを楽しみにお待ちください。