Category: お知らせ

QuarkAからのお知らせや新着情報です。

  • 3.5.0.0 アップデートのお知らせ

    3.5.0.0 アップデートのお知らせ

    この度、QAアナリティクスのバージョンが3.5.0.0になりましたのでお知らせいたします。

    What’s inside

    お知らせメール用にGmailのサブアドレスや.shopなども登録可能に

    お知らせメールを受信するメールアドレスが、「+」を含むものも登録可能になりました。また最近多くなってきた様々なドメインのメールアドレスも登録できるように拡張しました。(最後の文字が最大5文字まで)

    投稿一覧の一括編集を阻害していたQAアクセス数、QA直帰率の表示を廃止

    サポートフォーラムで頂いたご意見への対応です。レイアウトが崩れ、「全然使っていない」「邪魔」というご意見あり、余計なストレスにもなっていたため削除いたしました。

    スッキリ通常通りになりました。

    UX改善

    ダッシュボードのリアルタイムアクセスをよりわかりやすく

    こちらもユーザー様からご意見を頂いた改善です。ダッシュボードのリアルタイムアクセス表示にて、入口ページと出口ページの表示をわかりやすくしました。

    ホーム画面の「参照元/メディア表」をよりわかりやすく

    ユニバーサルアナリティクスに準じた表記を採用しています。

    ホーム画面の参照元/メディア表にて、参照元が不明なユーザーは参照元をdirectと表記
    ホーム画面の参照元/メディア表にて、メディアが空白かつ参照元がdirectのユーザーは、メディアを(none)と表記
    ホーム画面の参照元/メディア表にて、メディアが空白かつ参照元がdirect以外のユーザーは、メディアをreferralと表記

    ヒートマップのタイトル検索で、エンコードされた文字でも検索可能に

    ヒートマップ管理 > ヒートマップ一覧のタイトル検索で、一部の文字(<>など)がエンコードされてしまうので、検索にひっかからない問題に対応しました。

    その他主なUX改善・バグFIX

    Ref#OverviewDescription
    QAHM-1113バグFIXWP6.4環境下におけるライセンス認証の不具合を修正
    QAHM-1108バグFIXホーム画面の一部表における新規ユーザー判定方法の不具合を修正
    参照元/メディア表において同じ参照元かつ同じメディアの行が複数あった不具合を修正
    QAHM-1071UX改善フィルタ機能付きtableを改善
    QAHM-1071バグFIX自動データ処理時、warningが出る可能性がある箇所を修正

    今後ともQAアナリティクスをよろしくお願いいたします。

  • 感謝!QA アナリティクス アクティブユーザーが2000人を突破しました

    感謝!QA アナリティクス アクティブユーザーが2000人を突破しました

    いつもQAのご愛顧ありがとうございます。
    本日は、皆様へ感謝のお知らせがあります!

    皆様のおかげで、ついに「QA アナリティクス」の全世界のアクティブユーザー数が2000人を突破しました。
    ダウンロード数も25,000に到達しそうです。

    この嬉しい節目に、心からの感謝の意をお伝えしたく、このメッセージをお届けいたします。

    QA アナリティクス1stリリースが2020年の7月ですので、ちょうど3年ちょっとが経ちました。
    皆様のご支援と信頼、そしてフィードバックがなければ、ここまで成長することは絶対にできませんでした。

    WordCamp Tokyoでの気づき

    先週末10月21日、WordCamp Tokyoにブロンズスポンサーとして参加してきました。
    ▼会場の様子はこちら(Twitter/X)

    https://x.com/koji_maruyama/status/1715554740409626677

    そこでQAアナリティクスは「驚かれ」ました。
    多くの人がGA4で困っている(100%でした笑)らしいのですが、このQAをみて「どうせ有料でしょ?」と。

    WordPressの管理画面でプラグインの追加から無料で入れられるとお伝えしたら「神ツールじゃないか」と褒めて頂きました。
    デモを見て、最初から有料プランの入り方を聞いてくださる方も。

    多くのサイト運営者に驚かれ、嬉しかったと共に、まだまだ知られていないので、頑張らないといけないなと思いました。

    これからのこと

    現在、QAチームはQA ZEROというWordPress以外でもQAが利用できるビジネス/エンタープライズ版を作成しています。
    https://qazero.com/

    また11/25にはウェブ解析士協会様のセミナーに登壇いたします。

    【ウェブ解析士会議2023in大阪】よっしゃ、やろか!Transformation! | 一般社団法人ウェブ解析士協会
    https://www.waca.associates/jp/news/81406/

    私のテーマは「AI時代のアクセス解析」です。

    実はWordCampのブースに来てくれたある人が、こんなことをお話してくれました。
    「先ほどLLM(ChatGPTなどのAIエンジン)のセッションがあって、その質疑応答で未来のウェブのデータ・AI活用の話で盛り上がっていた。で、今QAの仕組みを聞いて驚いている。ひょっとしてこのQAアナリティクスが既に答えなんじゃないか?」

    私は「ありがとうございます。」と答えました。
    こちらも頑張りたいと思います。

    2000ユーザーの達成は、大きな励みとなり、私達QAチーム一同、さらなる成長へと情熱を燃やしています。
    「誰でもスーパーなサイト運営者に変身する」を目指すQAとしては、新たな体験を皆様にご提供すべく、開発を継続していきます。
    また皆様からのフィードバックやご提案がとてもありがたく、これからもその声を大切にしていきます。

    次は全世界のアクティブインストール数5000を目指します!

    ぜひもっと多くの方に知ってもらい、使ってもらいたいと思っています。
    引き続き、皆様の力をおかしください。

    それでは感謝の気持ちを込めて、お礼とさせていただきます。
    ありがとうございました。

  • 3.4.1.0 アップデートのお知らせ

    この度、QAアナリティクスのバージョンが3.4.1.0になりましたのでお知らせいたします。

    今回のバージョンアップでは、お客様から頂いたご意見を多く反映しております。ありがとうございます。

    What’s inside

    Jetpackのバックアップを成功させる

    QAアナリティクスを使っているとJetpackのバックアップが失敗するという問題に対応し、安定してバックアップが成功するように致しました。

    具体的には、QAアナリティクスバックアップのデータは都度更新されるため、Jetpackでバックアップできないという問題です。QAアナリティクスのデータをJetPackのバックアップ対象外にすることで、安定してバックアップが取得できるようなりました。お客様から情報を頂き、改修した機能です。
    @Stocker_jp(なつき🐰Webデザイナー)さん、ありがとうございました!

    他のバックアッププラグインをお使いのお客様でバックアップが失敗する方は、こちらのサポートサイトの情報をご覧ください。

    UX改善

    狭い画面幅(1024px)でもHOME画面が表示されるように対応

    QAアナリティクスはパソコンの横幅1366px以上で見て頂くことを前提としておりますが、ノートパソコンをお使いの場合、作業の都合で横幅が狭くなる場合も多く、HOMEのダッシュボードが邪魔になることもありました。そこで横幅1024pxにおいても、ダッシュボードの表示を変更することで、データを見やすくしております。

    BeforeAfter
    Afterでは右側のステータスパネルをレスポンシブ対応しております。

    その他主なUX改善・バグFIX

    Ref#OverviewDescription
    QAHM-1049バグFIX自動データ処理時、errorが出る可能性がある処理を修正
    QAHM-1030バグFIX自動データ処理時、warningが出る可能性がある処理を修正
    QAHM-1030UX改善表のレイアウト崩れを修正
    QAHM-1026UX改善ようこそ画面に環境チェック文を追加

    今後ともQAアナリティクスをよろしくお願いいたします。

  • 丸山耕二がWordPressというOSSのためにできること、やっていること

    丸山耕二がWordPressというOSSのためにできること、やっていること

    ヒートマッププラグイン「QA Analytics」、UAのデータをバックアップし移行する「Analytics Backup by QA」、自社アクセス解析サービス「QA ZERO」。ウェブジョブズが提供している解析サービスは、すべてWordPressを介しています。

    SaaS型のサービスも多い中、なぜWordPressを使うのか?という疑問をお持ちの皆さんも多いと思います。そこで今回は、プロダクトマネージャーの丸山にWordPressに対する想い、これからのことなどを聞いてみました(聞き手:運営堂 森野)。

    WordPressとの出会いは2010年 ドキュメントの多さが魅力

    森野:まずは、丸山さんとWordPressのかかわりについて聞いていきたいと思います。2023年で、WordPressは20周年ですね。丸山さんが使い始めたのはいつからですか?

    丸山:WordPressが出たての頃、MT(Movable Type)が全盛でした。当時はWordPressのサーバーのスペックがそれほど良くなかったため、サイトに用いるのはどうだろうという風潮がありました。

    そんな中、2010年くらいにはじめてWordPressの案件が来まして、当時は詳しくなかったため、構築は外部の方に依頼しました。その方の進捗が遅れてしまい、「MTがわかるので、WordPressもたぶんできると思うのですが、手伝いましょうか?」と声をかけたところ、「WordPressを舐めるな、どれだけ苦労して勉強してると思ってるんだ」という具合にすごく怒られたのを覚えています。それをきっかけに、WordPressを学ばないといけないなと思い始めました。

    森野:MTはどちらかというと静的HTMLで、カスタマイズをゴリゴリやる感じではなかったですしね。最初の案件以降は、どうされましたか?

    丸山:学んでみたところWordPressは良いものだという感覚があったため、定期的に利用し始めました。自社やクライアントのMTで構築したサイトをWordPressでリプレースしたりしていました。

    森野:丸山さんが思う、WordPressの良いところとは?

    丸山:2016年にMTがバージョン6になり、オープンソース版がリリースされませんでした。それに伴い、必然的に他のものを選ばなければならないという課題もありました。WordPressの良いところは、裏側のテンプレートの作り方がMTよりもはるかにわかりやすく、構築した後のメンテナンス性に優れているところですね。気になっていたサーバーのパフォーマンスも、徐々に改善されていきましたから。

    森野:MTの再構築にものすごく時間がかかったりしましたよね。WordPressは拡張性が高いのが特徴ですが、それも理由のひとつですか?

    丸山:プラグインの便利さは感じていましたが、当時からプラグインは入れずに必要なら自分たちでやってしまうところはありました。良かったのはドキュメントの多さですね。WordPressのユーザーがどんどん増えていくにつれて情報も増えていったため、自然にWordPressの利用が増えていきました。

    森野:エンジニア目線で良いと感じ、それ以来使い続けているというところでしょうか。ユーザーが増えるにつれ、全国各地でWordPressの勉強会や集まりができていきましたが、参加されましたか?

    丸山:その頃は、ドキュメントを見てやれる範囲のことをやっていて、悩むことなく自力で解決していました。身近に詳しい知り合いがいたというのもあり、参加には至りませんでした。

    WordPressをOSとして3つの解析サービスを開発

    森野:2010年頃から継続してWordPressを使ってこられて、アナリティクス関連のプロダクトを作られていますね。ヒートマッププラグイン「QA Analytics」、ユニバーサルアナリティクス(以下、UA)のデータをバックアップし移行する「Analytics Backup by QA」、自社アクセス解析サービス「QA ZERO」、すべてWordPressがベースです。なぜそこまでしてWordPressをというところが気になっています。

    丸山:理由は大きくふたつです。QA Analyticsが最初のプロダクトですが、作ろうと思ったのは自分たちが使いたかったから。サイト改善につなげるためのヒートマップ分析ツールはいくつかありますが、良いものはやはり値段も張る。WordPressで構築したサイトも多くなっていたため、自分たちでプラグインを作ってしまえば、便利じゃないかと考えました。

    もうひとつの理由は、エンジニア的かもしれませんが、WordPressをもっといろんな人に使ってもらえるようなソフトウェアにしたいという思いからです。WordPressは、エンジニアでなくとも、サーバーにソフトをインストールする際にあまり苦もなくできる、ウェブ業界で唯一とも言って良いソフトかもしれない。それが、世界でこんなにもシェアを獲得している。そこでプラグインを作り、日本製でも良いと認められたら、海外に広がって多くの人に使ってもらえるんじゃないかと考えました。WordPressをウェブサーバー標準のOSのように感じた、というところですかね。

    森野:ヒートマップのようなサービスを作ろうとしたら、普通ならWebサービスとして作るのではないかと思うのですが、そうしなかったのはWordPressのOS的なところがメリットだったと。

    丸山:少し話がマニアックになりますが、元々、Google アナリティクスだけで取得できるデータには限界があると感じていました。データ量が少ないと、推測できることも少なくなる。もっとデータを貯められたら、もっとたくさんのことがわかるのに、とは常々思っています。しかしながらそれをSaaSでやろうとすると、プライバシーの問題もあり、サーバーコストの問題もあり、データをたくさん貯めようとするほど、0円ではできなくなります。

    QA Analyticsのコンセプトは、データに基づくインスピレーションを与えるというもの。たくさんの人に使っていただきつつ、将来的には無料にすることもできるのではという構想も含むと、この方法しかなかったんですよね。

    森野:自社サーバーでデータを持つとプライバシーとデータ容量の問題が出てくる。ならばサーバーを別のところにしたいとなると、WordPressが最適だったと。しかしながら、そうしようと思って作れちゃうものなんですかね。

    丸山:開発には苦労がありました。前述のようにドキュメントが揃っているため、勉強会には引き続き参加していませんでした。ところが、2019年から開発を始めると、ドキュメントだけではつまずいたんですよね。ユーザーが利用するどのようなスペックのレンタルサーバーであっても処理できるように負荷を軽くすることを考えると、技術的な問題に出くわしまして、それで初めて勉強会に参加しました。そこで知り合いが増えたこと、元々インフラエンジニアだった頃の知識が噛み合って、なんとか作り上げました。

    森野:そのようにしてできたQA Analyticsは安定稼働していますよね。ダウンロード数はどれくらいですか?

    丸山:現時点(インタビュー時点)で2万3,251ですね。世界中でダウンロードされています。アクティブユーザーは1,000+で、たぶん実感からすると2,000弱程度なんですけど。

    森野:すごいですね。ではふたつめの、UAのデータをバックアップし移行する「Analytics Backup by QA」についてうかがいたいと思います。こちらは、どのような経緯でつくられたのですか?

    丸山:正式告知前から、UAはいずれサービス停止するだろうと考えていたため、QA Analyticsの設計段階から、Google アナリティクスとデータ構造を似たものにしていました。QA Analyticsの中に、Google アナリティクスのデータを入れることができれば、過去のデータと一緒に見られて良いだろうと。しかしながらユーザーの声を聞くと、WordPressを利用していない企業さんを含め、バックアップ単体ニーズのほうが強かった。そこでQA Analyticsを改造して、バックアップ専用のソフトにして使いやすくしたのがAnalytics Backup by QAです。今では大手企業様にも導入していただいています。

    森野:Analytics Backup by QAはWordPressのプラグインで、WordPress以外でも利用できるようにしたのが自社アクセス解析サービス「QA ZERO」ですね。

    丸山:QA Analyticsを使ってくださった方から、サイト改善に必要なものだけが入っていて、非常に使いやすいとのお声をいただきました。WordPress以外でも使いたいとの声も寄せられていました。そもそも当初から、自社解析サーバー構築ソフトウェアとして設計していたため、WordPress以外のサイトのデータも取得できるようにする構想はありました。ご要望に応える形で頑張って開発したら2年かかってしまい、ようやくリリースできたというところです。

    循環の輪が生まれるような貢献がしたい

    森野:ここまでくると丸山さんは、WordPressにおんぶに抱っこの状態と言っても良い。一方で、WordPressのコミュニティはボランティア的なところがあって、使い倒すだけの人はあまり歓迎されていないですよね。丸山さんも今後は、WordPressそのものに対し、何か貢献したいという思いはあるのでしょうか。

    丸山:もちろん、あります。「Five for the Future」というWordPressのプログラムがあります。未来のために5%、時間で貢献しようというものです。海外では、たとえばホスティングサービスのソースコードをボランティアでメンテナンスしている人たちがいますから、その思想には共感しています。

    WordPressのコミュニティに参加したのは、前述のとおり2019年が皮切りでしたが、僕の好きなタイプの人たちが集まっている印象です。元々は音楽家や小説家で、自分の人生が主軸にある。その上で、皆の役に立てるからとWordPressに貢献しているという。

    WordPressの元々のコンセプトは「パブリッシングの民主化」です。たとえばこれまで日が当たらなかったような人たちが、WordPressによってブログを書くことができるようになり、発信力を持ったらおもしろい社会になるのではないかといった思想がある。

    森野:たしかに、WordPressをはじめて自分でインストールしてうまくできた時って、感動があるんですよね。カスタマイズしたらできて、おもしろい。そういう感動があって、いろんな人たちが使っているんでしょうね。「Five for the Future」について、ウェブジョブズでは今後、具体的にどのような取り組みをする予定ですか?

    丸山:翻訳やプラグインのレビューなどコミュニティにはさまざまなチームがあるため、既存のものに参加することもできるのですが。僕たちは2019年からと遅めの参加でもあり、マーケティング寄りでそれまでコミュニティにいた人たちと毛色が違うからかおもしろがってくれていています。僕の知り合いをWordPressのコミュニティに連れてきたり、その逆も行ったり。新しい世界が広がるような活動がおもしろいと思っています

    森野:北海道のコミュニティの方と知り合い、コンテンツ企画をされたと聞きました。

    丸山:オープンソースのコミュニティとしてWordPress.orgがありますが、同じ創業者が設立した、​​Automatticという営利団体もあります。​​AutomatticがWordPress.orgに多額の寄付をしたり、スポンサードしたりすることで成り立っているところもあります。北海道で知り合ったのは​​Automatticのベンさんという方で、2月にタイで開催されたWordPressのイベントで知り合い、意気投合しました。

    ベンさんから相談されたのは、Automatticが公式としてコンテンツを発信していきたいが、どのようなものが求められているかわからないということでした。たとえば、アフィリエイターさんはWordPressを使っていることが多いため、日本アフィリエイト協議会理事のあびるさんにお願いして、代表の笠井さんをご紹介したところ、ベンさんに気づきが生まれて次々とコンテンツが生まれたといったことがあります。コンテンツ発信の取り組みは日本が初めてのようで、うまくいったら世界の他の国にもフィードバックされると、皆がハッピーになるのかなと思っています。

    森野:現時点では、コーディネーターのような役割をされているわけですね。丸山さん自身の発信はまだそれほどされていない?

    丸山:プラグインの開発をこんなにガリガリ、マニアックにやっている人もめずらしいということで、プラグインの作り方について発信したら良いんじゃないかと言われています。正直なところ、コミュニティもたくさんあるし、どの活動から始めれば良いのか、自分では絞りきれていないという感じです。手始めに、プラグインのレビューから始めるのが良いのかなと思ってはいますけれど。

    森野:丸山さん個人として、ウェブジョブズとして、何かしらの「Five for the Future」の還元は行うし、貢献していることをこれから認知してもらうというところですね。

    丸山:はい、僕個人だけでなく、チームのモチベーションあるメンバーにも貢献してもらえるよう、会社の体制を整えていきたいと考えています。WordPressが良いものだというのをもっと知ってもらいたいという気持ちがありますから。

    森野:WordPressに対して、もうちょっとこうなったら良いなと思うところはありますか?

    丸山:健全なお金儲けができる市場になったら良いなとは思っているんですけどね。WordPress.orgと​​Automatticの2社に分かれているように、営利と非営利のバランスで悩んでいるところではあると思うのですが。

    ただ、コミュニティの人たちを見ていると、すごくレベルが高いことをしているんですよね。それが伝わらないのがもったいない。たとえば、エンタープライズのCMSとしてはセキュリティが不安だといった印象でWordPressは避けられがちですが、アメリカのWhite Houseに採用されていたりする。それは、​​Automatticがサービスとして保証をしているからだと思います。そういう循環の輪ができていくと良いと思いますし、エンタープライズの視点から「Five for the Future」がより認知されるような活動をしていくのも良いかもしれないですね。

    森野:WordPressとのかかわり、OS的に活用した3つのサービス開発、今後の「Five for the Future」での貢献と、きれいな流れでお話がうかがえたのではないかと思います。本日はありがとうございました!

  • 【ニュースリリース】ウェブジョブズ、純国産の自社アクセス解析サービス「QA ZERO」β版導入企業を5社限定で先行募集

    【ニュースリリース】ウェブジョブズ、純国産の自社アクセス解析サービス「QA ZERO」β版導入企業を5社限定で先行募集

    Googleデータ消失問題の切り札へ。自社指定のサーバー内にデータ保存。初期設定不要でPVデータもイベントデータも全計測できるソフトウェア

    データと市場調査を活用し確実にオンラインビジネスを発展させるスペシャリスト、株式会社ウェブジョブズ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:丸山 耕二)は、初期設定不要でPVデータもイベントデータも全計測可能な純国産の自社アクセス解析サービス「QA ZERO」リリースに先駆け、「QA ZERO」に興味がある企業向けにβ版のモニター企業の募集を開始いたしました。2023年夏頃には製品版もリリース予定です。


    ウェブジョブズは、2020年8月にヒートマップやセッションリプレイといった最新行動分析機能を標準装備したユーザー解析プラットフォーム「QAアナリティクス」の提供を開始。
    背景には、Google依存によるチームでのデータ活用の不便さ、いきなりのサービス停止と過去データ消失、プライバシー問題やGDPR対策などの多様なお客様のニーズがあります。

    本プロダクト「QA ZERO」は、自社内に独自のアクセス解析サーバーを構築する自社解析サーバーソフトウェアです。使いやすいと評判のGA4代替ツールQAアナリティクス開発チームが制作する法人向けソフトウェアになります。自社ドメイン内に計測サーバーを設置するためGDPRなどのプライバシー制限にかからず、日本製かつイベントデータなども全て自動で取得するので設置もスムーズ。もちろんカスタマイズも可能です。
    ※ユーザー行動におけるソフトウェアとビジネスモデル(IPC分類)特許を取得
    特許第7011367号(P7011367)

    自社解析サーバーQA ZERO
    自社解析サーバーQA ZERO 画面
    URL:QA ZERO 日本製の新しい自社解析サーバー https://qazero.com/

    β版導入企業の募集

    QA ZEROは、2023年夏に製品版をリリース予定ですが、その前にβ版をご利用頂き、ご意見を頂ける企業様を5社限定で募集いたします。月間10万PV以上のサイトにおいて、より快適な操作感のためのパフォーマンスチューニングおよびUI改善を目的としております。

    モニター応募条件

    人の可能性を信じ、データを武器にチームの皆さんの潜在能力をアップするという主旨に賛同頂ける企業からのご応募を歓迎いたします。モニター期間は3ヶ月間となります。

    • 月間10万PV以上のサイト
    • 法人であること
    • Web担当メンバーが2名以上いる
    • アフィリエイトサイトではない
    • SPAサイトではない
    • サーバー選定(レンサバ、VPN、クラウド、オンプレ等)に関わったことがある

    モニター企業特典

    • β版を無料でご提供
    • モニター企業様はQA ZEROの初期導入費用90万円相当が無料
    • 限定5社限りのβ版モニター企業様特別プランで製品版をご提供
    • β版のデータはそのまま製品版へ引き継ぎ可能

    モニター企業につきましては、エントリーの上、厳正なる審査に基づいて決定いたします。
    【お問い合わせ先】https://qazero.com/contact/

    QA ZEROのオンボーディング・プログラム

    QA ZEROは、ツールを導入して完了ではありません。むしろ導入してからがスタート。課題解決のため半年間のオ ンボーディング・プログラムをご用意しています。

    • 今のチームメンバーにあった進め方を計画する
    • データ分析ツールの効果的な使い方をレクチャー
    • 実践的な課題を解きながらデータ活用を継続的に行う

    ここまで行うQA ZEROだからこそ、データの力で現在のWeb担当チームの潜在能力を引き出すことが可能です。

    期間6ヶ月間(※)
    カリキュラム1ヶ月目:現状調査とコース構築
    2ヶ月目:初回レクチャーと実践課題の抽出
    3ヶ月目:実践課題
    4ヶ月目:実践課題
    5ヶ月目:実践課題
    6ヶ月目:実践課題と修了
    内容現状のチームの業務を把握し、状況にあった教材でコースを構築。現状課題となっている重点箇所から分析をはじめることにより、より実践的かつ素早い分析力の習得が可能となります。
    また数値的な分析と先端技術のビジュアル的な分析を組み合わせることにより、誰でも直感的にすばやくPDCAを回す技術が身につきます。

    ※一般ケースの場合。ご要望や習得レベルによりカスタマイズされます

    「QA ZERO」の仕組み

    QA ZEROの導入イメージ

    QA ZEROの導入イメージ

    自社専用のGoogleアナリティクスを構築するようなイメージです。QA ZEROを導入後、タグを発行して自社サイトに貼り付けると自動で各種アナリティクスに必要なデータ(イベントとPV)の取得を開始します。

    導入に必要なもの

    QA ZEROは自社解析サーバーの構築になるので、下記のものが必要となります。

    • 専用サーバー
    • QA ZEROソフトウェアとライセンス
    • QA ZERO用のサブドメイン(or サブディレクトリ)

    ミドルウェアの設定なども必要なため、サブドメイン以外はQA ZEROのソリューション提案の中で弊社側でサーバーも含めて一式をご提供します。詳しくはお問い合わせください。

    今後の予定(ロードマップ)

    モニター企業様にご提供する「QA ZERO 」β版は、データの取得や負荷テストができる状態となっています。但し取得するのは製品版と同じデータです。製品版のリリースは2023年夏頃をめどに調整しています。検証の結果、本番導入をされる際には、β版のデータはそのまま製品版へ引き継ぎ可能です。Googleデータ消失問題の一助になるよう、これからも様々な取組みを続けてまいります。

    QAシリーズについて

    人の集合知とAIを活用し自動でサイト改善のアドバイスをする自立分散型Behavioral Data Platform(行動データ分析プラットフォーム)です。

    ※ユーザー行動におけるソフトウェアとビジネスモデル(IPC分類)特許を取得
      特許第7011367号(P7011367)

    ■ QA  Analytics

    本業以外の作業にはできるだけ時間をかけず手軽にアクセス解析を行いたい。そんなライトユーザーはもちろんのこと、これまで一般的に用いられてきたユニバーサルアナリティクス(旧Googleアナリティクス)のような感覚で操作でき、代替ツールの選択肢としてご活用いただけます。

    URL:https://quarka.org/

    ■ Analytics Backup by QA(GABQ)

    分析に過不足ないデータを見極めが可能な現行Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のデータバックアップツールです。

    URL:https://ga-backup.com/

    ■ QA ZERO(2023年6月β版提供開始)

    QA ZEROは自社内に独自のアクセス解析サーバーを構築する自社解析サーバーソフトウェア。自社ドメイン内に計測サーバーを設置するためGDPRなどのプライバシー制限にかからず、日本製かつイベントデータなども全て自動で取得するので設置もスムーズです。

    URL:https://qazero.com/

    株式会社ウェブジョブズについて

    オンラインビジネスでのブルーオーシャン戦略実現を得意とするスペシャリストチーム。「お客さまの潜在能力を発揮させ、長期的利益をもたらすビジネス成長へとつなげる」ファシリテーション型Webコンサルティングを行っています。​テクノロジー、データ、人の変化の3つの観点から支援。「QA Analytics」「Analytics Backup by QA」「QA ZERO(2023年夏発売予定)」を開発提供。

    【会社概要】

    社名:株式会社ウェブジョブズ
    所在地:〒651-0082 兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4 デザインクリエイティブセンター神戸425
    代表取締役:丸山 耕二
    設立:2012年7月2日
    事業内容:ウェブコンサルティング・システムコンサルティング、ウェブ・システム開発、
      ウェブ運用業務・人材育成、データアナリティクス、
      QA アナリティクス 開発・販売、メディア運営
    URL:https://webjobs.co.jp/

  • 3.4.0.0 アップデートのお知らせ

    この度、QA Analyticsのバージョンが3.4.0.0になりましたのでお知らせいたします。

    What’s inside

    http通信がzip圧縮されたウェブサイトに対応

    お客様からご要望頂いた機能です。サイト表示速度高速化のために、http通信をzip圧縮化しているサイトでは、QA Analyticsはヒートマップの画面イメージを正しく保存することができませんでした。3.4.0.0からhttp通信のzip圧縮されたサイトにも対応しています。

    UX改善

    Pluginインストール直後のメール通知の設定画面をわかりやすく

    メール通知は、プラグイン更新後のデータメンテナンス終了時などに通知する機能です(お使いのWordPressからメールが自動送信されます)。QAアナリティクス > 設定 > 『メール通知』タブや、インストール直後のメール通知設定の画面を、わかりやすく見やすく改善しました。
    ちなみにメール通知設定では、QAニュースレターの受信登録をすることもできますので、まだの方はぜひ。

    その他主なUX改善・バグFIX

    Ref# Overview Description
    QAHM-893 バグFIX 目標設定のバグ修正。見たいページを探すで、対象ページが1つだった場合のエラー修正。
    QAHM-813 バグFIX ホーム画面読み込み時の特定の場合に発生する読み込みエラーを修正
    QAHM-717 バグFIX alert-message.jsの不具合修正
    QAHM-712 UX改善 翻訳漏れの修正
    QAHM-692 UX改善 HOME画面で目標のradioボタンを綺麗に並べるように画面修正
    QAHM-678 UX改善 ライセンス認証画面にて、メールアドレス入力欄のinput欄をemailに変更し入力ミス対策
    QAHM-649 バグFIX データ読み込み処理でphpバージョンアップ時にエラーがでる処理の対策

    今後ともQA Analyticsをよろしくお願いいたします。

  • 【ToyBox】のオンラインセミナー(3/9 13:30 無料)に登壇します

    【ToyBox】のオンラインセミナー(3/9 13:30 無料)に登壇します

    3月9日木曜日 ウェブ解析士協会主催のオンラインセミナーに、QAアナリティクスのプロダクトマネージャである丸山耕二が登壇します。

    あと113日でデータ計測が止まっちゃう~
    「GA Data Backup by QA」で過去データを簡単バックアップ

    ▼詳細・お申し込みはこちらから
    【ToyBox】Vol.41【無料】【増席】あと113日でデータ計測が止まっちゃう~「GA Data Backup by QA」で過去データを簡単バックアップ

    【ToyBox】Vol.41【無料】【増席】あと113日でデータ計測が止まっちゃう~「GA Data Backup by QA」で過去データを簡単バックアップ

    日本にあるサイトの50%程度がGoogleアナリティクスを利用しているというデータがありますが、データが閲覧不可になれば多くの人達が大変困ることになります。

    そんな状態を回避すべく、今回のセミナーではUAデータのバックアップ方法を数種類ご紹介し、その中でも多くのお客様から「こんなツールを探していた」と言われる「Google Analytics Data Backup by QA」をご紹介します。

    本セミナーは、ツール開発責任者の丸山耕二が、実際の画面デモも交えて、導入方法や使い方などをお伝えし、UAバックアップ方法に関する皆さんのご質問にお答えします。

    【ToyBox】Vol.41【無料】【増席】あと113日でデータ計測が止まっちゃう~「GA Data Backup by QA」で過去データを簡単バックアップ

    ウェブ解析士だけでなく、一般の方も無料です。
    オンラインセミナー(zoom)ですので、ぜひご参加ください。


    一般社団法人ウェブ解析士協会は、あらゆるデータを元に組織を動かし事業の成果に貢献するために、ウェブ解析士を育成しています。
    43,000名以上が受講したウェブ解析士資格の講座は、ウェブマーケティングの知識・スキルを習得するための基盤となるウェブ解析を体系的に学べ、実践に活かせる資格です。

    一般社団法人ウェブ解析士協会
    https://www.waca.associates/


  • QAアナリティクスのCPU負荷対策について

    QAアナリティクスのCPU負荷対策について

    「QAアナリティクスを入れるとサイトが重くならないですか?」

    よく聞かれる質問です。 直接のご回答は、ホーム画面に表示されている「ページ表示速度」の項目を見てもらうと、皆さんのサーバーでどのくらい時間がかかっているか表示されています。

    ▼右下の「QAのページ表示速度」

    画像のサイトは一般的な月額1000円程度の共用サーバーですが10msec、つまり1000分の10秒であり、重いプラグインと比べると非常に軽い処理となっています。

     QAアナリティクスは、なるべくサーバー負荷が軽くなるように考え下記のポリシーで作っています。

    • リアルタイム処理ではなるべくCPUの負荷を下げる
    • 重たい集計処理は夜間に実行する。

    とはいえ、WordPressのプラグインでCPUの負荷を下げるのは簡単ではなく、少しずつ改善を試みて今に至ります。 今日は、そんなQAアナリティクスが実装する「CPU負荷の下げ方」についてご説明します。 

    ※プラグイン重くなる原因は一つだけではなく、CPU外にもデータベースの使い方がまずいなどが挙げられますが、今日は特にCPUに絞ってお伝えします。

    そもそも、なぜアクセス解析系のプラグインは重くなりがちなのか?

    QAの工夫をお伝えする前に、あまり知られていない、ちょっとした前提知識を共有させてください。

    WordPressでは、admin-ajaxという2006年から存在するajax通信の仕組みが存在しており、現在数多くのプラグインやテーマが利用しています。

    そしてビーコン型のアクセス解析プラグインの場合も、解析タグが稼働するとサーバーとajax通信を行い、アクセスデータを記録する仕組みになりますので、通常はadmin-ajaxが利用されます。

    そして、それが重い原因となっていきます。

    プラグインが重たくなるadmin-ajaxとは?

    admin-ajaxがひとたび稼働すると、利用しているすべての処理が起動されます。したがってアクセス解析のプラグインでこれを使うと、アクセスを記録する度にadmin-ajaxが起動し、関係ない処理も全部起動します。イメージでいうと、アクセスがある度にWindowsの再起動をしているようなものです。1分間に100ページビューがあれば100回の再起動。そりゃ時間もかかるし、重そうですよね。

    本来アクセス解析プラグインを作る側としては、自分が稼働するだけならなるべく無駄な処理は行わないようにしサーバー負荷を軽くしたいと考えますが、admin-ajaxを使うと、それは不可能です。したがって、アクセス数が多くなってくると、どんどんCPU負荷があがってしまいます。

    QAアナリティクスのCPU負荷を下げる仕組み

    CPU負荷を下げるにはWordPress標準のadmin-ajaxを使わずかつWordPressのルールに従ってajax処理を行わなければなりません。なぜならWordPress公式ディレクトリに公開するプラグインにおいて独自処理は許されていないからです。実際、QAアナリティクスのリリース初期はこの問題でずっと悩んでいました。しかしそれから3年の経験を経て、現在のQAアナリティクスでは下記2つの対策が行われています。

    1. WordPressのルールに従い最小構成でWordPressを起動することでCPU負荷を下げている 
    2. 高負荷時にはブラウザ側でキュー処理をする

    以下ご説明します。

    1.WordPressのルールに従い最小構成でWordPressを起動することでCPU負荷を下げている

    WordPressの起動にはSHORTINITモードという、Windowsのセーフモードのような起動モードがあり、そのモードで起動することでCPU負荷を下げることができます。

    QAアナリティクスはこのSHORTINITを活用することでCPU負荷を下げ、快適にサーバーを使えるようにしています。

    ちなみに、このSHORINITについて、WordPressの書籍も出されている野村圭さんやAutomattic社にスポンサーされてWordPressに携わっているBenさんやJonathanさんに聞いてみました。

    「日本にはほとんど情報がないよね」という見解で一致ですが、Pluginで利用するのは問題ないという見解を頂いています。またJonathanさんも過去に在籍したDelicious Brains でadmin-ajaxの負荷で困ってベンチマークをしたことがあるらしく、こんな記事を共有してくれました。ダークホースとしてmust-useを使う方法があるみたいです。

    ▼WP REST API vs admin-ajax.php vs Must-Use Plugin: Handling AJAX Requests in WordPress

    https://deliciousbrains.com/comparing-wordpress-rest-api-performance-admin-ajax-php/

    あとSHORTINITは注意点もあって、WordPress本体のバージョンに左右されるため検証が必須です。このあたりをコントロールしやすいプロダクトをWordPress界隈で有名なJJJさんが作成しているみたいです。

    https://github.com/JJJ/chelsea

    もしadmin-ajaxで困っている方がいれば参考にされてください。

    ※情報提供を頂いたみなさん、ありがとうございました。

    2.高負荷時にはブラウザ側でキュー処理をする

    QAアナリティクスではなるべく正確なデータを記録するため、最初にアクセス情報(ページビュー)を記録した後、Defaultでは3秒毎にページ位置やマウスクリックなどのイベントデータをサーバーに送信しています。 

    しかしサーバー負荷があがったことを検知した場合、ブラウザは3秒ごとの送信を停止し、データを自分自身に貯めます。そして再度3秒ごとのチェックでサーバー負荷が下がったことを検知するか、ページ遷移やフォームへの入力など特定のタグがクリックされた時のみ、貯めていたイベントデータを送信します。これをキュー処理といいます。

    このキュー処理により、ページ遷移したりコンバージョンするような重要なユーザーのデータを記録しながらも、サーバーへの通信頻度を減らし、サーバーの安定稼働を優先することができます。

    QAアナリティクスでは、不要かも知れないデータをとるためだけにお客様のサイト表示速度が遅くなるのは本末転倒だと考えています。従って高負荷時においては、アクセス情報(ページビュー)は確実に記録するようにし、残りのイベント計測は、より将来の分析に役立つユーザーの行動データ取得を優先しながら稼働します。

    実際どのくらい負荷が下がったの?

    弊社の検証環境において行った調査の結果を共有します。初期バージョンと比べ、速度は10倍、メモリの使用量は6分の1程度になっています。

    応答速度が10倍になったことからCPU負荷についても10分の1程度になっていると想定されます。実際負荷テストを行った結果において、1CPU(1core)での処理数において、admin-ajaxでは秒間20セッション程度でしたが、SHORTINITバージョンでは200セッションでも余裕がありました。CPUはレンタルサーバーによってまちまちなので一概にはいえませんが、負荷は10分の1になったといえます。

    なお、CPU以外にもQAではDBを使用しないなど様々な負荷対策を行っています。詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

    (余談)WordPressを使っているけど、Google Page Speed Insightsで見てもサーバーは遅くないよ?

    これは各レンタルサーバー会社の涙ぐましい努力のおかげです。サーバースペックの表をみると、毎月1000円程度でもCPUが6コア保証など、かなり贅沢なサーバー構成になっていることがわかると思います。

    つまりWordPressでプラグインや複雑な処理をたくさん入れることで、実はCPU負荷はあがっているのですが、それでも十分動くようなハイスペックなサーバーが裏で用意されているのです。

     「このままCPU負荷があがるなら、いつかサーバー料金の値上げをしなきゃいけないかも。。。」 

    あるレンタルサーバー会社の人と話した時の本音です。 もし他国で同様のサーバーを借りたら、毎月5,000円程度はくだらないそうです。感謝ですね。

  • 【ニュースリリース】UAライクなUIで人気のWordPress専用行動データ分析プラットフォーム「QA アナリティクス(QA Analytics)」の累計ダウンロード数が20,000DLを突破!

    【ニュースリリース】UAライクなUIで人気のWordPress専用行動データ分析プラットフォーム「QA アナリティクス(QA Analytics)」の累計ダウンロード数が20,000DLを突破!

    株式会社ウェブジョブズ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:丸山 耕二)が開発・提供する、WordPress専用行動データ分析プラットフォーム「QA アナリティクス(QA Analytics)」の累計ダウンロード数が20,000DLを突破した事をお知らせします。

    「QA アナリティクス」は2020年12月、【簡単・シンプル・タグいらず】なWordPress専用行動データ分析プラットフォームとして、難しい知識なしで、簡単に高機能なアクセス解析が利用できるツールとしてスタート。アクセス解析のプロからも高い評価を得る一方、これまでアクセス解析とは縁が遠かったブロガーからも「手軽でわかりやすいツール」として評価をいただいています。

    2022年、ユニバーサルアナリティクス終了のアナウンスがあり、これからのアクセス解析に悩む担当者が増えていました。この問題を解決すべく、QAはQA3.0にて大幅アップデートを敢行。それまでのQA独自のインターフェースからより使い勝手の良いインターフェースへと進化し、代替となるGA4の「機能が多すぎてわからない」「SQLが難解すぎて覚えられない」「設定の仕方が複雑で挫折してしまった」などの問題を解決するツールとして業界での認知を高めていきました。

    このアップデート以降、ユーザーからの高い評価も増えダウンロード数も増加。今回めでたく20,000DLを達成いたしました。

    【QA Analyticsについて】

    本業以外の作業にはできるだけ時間をかけず手軽にアクセス解析を行いたい。そんなライトユーザーはもちろんのこと、これまで一般的に用いられてきたユニバーサルアナリティクス(旧Googleアナリティクス)のような感覚で操作でき、代替えツールの選択肢としてご活用いただけます。

    <QA Analyticsの特徴>

    1. 見慣れたアクセス解析ビュー
    2. タグ不要・すぐ使える
    3. セッションリプレイでユーザー行動を見る

    URL:https://quarka.org/

    ~QAシリーズがさらなる進化を遂げる。Google Analyticsの過去データを1クリックバックアップができるツールの提供を開始!~

    今冬、アクセス解析・サイト運用のプロの知見と技術を注ぎ込んだQA アナリティクスをベースに開発した「Google Analytics Data Backup by QA(GABQ)」の展開を開始しました。

    分析に過不足ないデータを見極めが可能な現行Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のデータバックアップツールです。

    • バックアップしたデータは成形不要。表・グラフで分かりやすいUI
    • ユニバーサルアナリティクスより使いやすいと評判のQAビュー画面でいつでも自由に閲覧可。BIツールを使ってのデータ加工は不要

    URL:https://ga-backup.com/

    QAは今後も、人の集合知とAIを活用し自動でサイト改善のアドバイスをする自立分散型Behavioral Data Platform(行動データ分析プラットフォーム)として、さらなる進化を目指してまいります。

  • ユニバーサルアナリティクス→GA4への移行で知っておきたいこと。

    ユニバーサルアナリティクス→GA4への移行で知っておきたいこと。

    QAアナリティクスをお使いの皆さんもGoogle アナリティクスを使っている方は多いと思います。そのユニバーサルアナリティクスでの計測は2023/6/30までとなっていて、2023/7/1からは計測されません。となるとGA4移行する人が多いですよね。

    GA4への移行で注意する点を簡単にまとめておきます。

    筆者の予測も入っていますのでご注意ください。2023/2/2時点の記事です。

    1.ユニバーサルアナリティクス停止までに知っておきたいこと

    強制的にGA4のアカウントが作成される(オプトアウト可能)

    「We’ll soon configure Google Analytics 4 for you」

    と書かれたメールが皆さんに届いていないでしょうか?これなにかというと、下記リンクの告知のメールです。

    [UA→GA4] 自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティについて – アナリティクス ヘルプ

    過去 12 か月間にヒットが発生した標準のユニバーサル アナリティクス プロパティはすべて、Google アナリティクス 4 プロパティの自動作成処理の対象となります。ただし、2023 年 2 月 28 日までに、この自動処理をオプトアウトした場合を除きます。

    • 過去12か月以内でユニバーサルアナリティクスにデータが送信されているプロパティが対象
    • 対象になったプロパティは自動的にGA4のプロパティが作成される
    • おそらく新規で作成されるので既にGA4のプロパティを作成していると余分なものが作成される
    • 2023/2/28までにオプトアウトすれば阻止できる

    ユニバーサルアナリティクス停止を知らずに「データがとれてない!」となるのを防ぐためなんでしょうが、知っている人には邪魔でしかない機能です。停止しておきましょう。

    強制移行と騒ぐ人が出てくるかもしれませんが、前述のようにGoogleとしては保険的に作成するつもりでしょうから、強制移行ではないと思ってます

    ユニバーサルアナリティクスのデータは残らない(はず)

    ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します – アナリティクス ヘルプ

    こちらの記事にはこう書かれています。

    2023 年 7 月 1 日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクス プロパティで処理されたデータに、少なくとも 6 か月間アクセスできます。Google は、お客様のデータが重要であることを認識しております。この機会に過去のレポートをエクスポートすることを強くおすすめします。

    数か月以内に、既存のユニバーサル アナリティクス プロパティのサポート終了日についてお知らせする予定です。サポート終了日を過ぎると、ユニバーサル アナリティクスのレポートをアナリティクスの管理画面で確認したり、API を介してユニバーサル アナリティクスのデータにアクセスしたりできなくなります。

    「6か月間アクセスできます」なので、2023/12/31まではアクセスはできそうです。しかし、その先はわかりません。「数か月以内に」サポート終了日を教えてくれることなっていますが、この記事の最終更新日は2022/10/27です。既に3か月たっていますのでそろそろお知らせがないと困りますよね。

    そして、GA4のプロパティを作成することを考えるとずっと残してくれることは考えづらいです。

    ユニバーサルアナリティクスのバックアップは意外と大変

    ユニバーサル アナリティクスのサポートは終了します
    「よくある質問 -ユニバーサル アナリティクス プロパティからデータをエクスポートするにはどうすればよいですか?-」

    現在、ユニバーサル アナリティクス プロパティからデータをエクスポートする方法はいくつかあります。

    次の形式でレポートを個別にエクスポートできます。
     ・CSV
     ・TSV
     ・TSV 形式(Excel)
     ・Excel(XLSX)
     ・Google スプレッドシート
     ・PDF
    ・Google アナリティクス Reporting API を使用してデータをエクスポート可能
    ・Google アナリティクス 360 をご利用の場合: BigQuery へのエクスポートも可能

    ユニバーサル アナリティクスのサポート終了日までに、データのエクスポートに関する詳しいガイダンスを発表する予定です。

    「レポートを個別にエクスポート」ということは見たいレポートを選択してちまちまとダウンロードするしかありません。期間が長くなればサンプリングがかかってデータが間引かれる可能性もあるので、数か月の単位でダウンロードするという気が遠くなる作業となります。

    さらにCSV形式でダウンロードしたものをグラフ化しないと意味がないですよね。いくつかのファイルに分割されたものをくっつけて、それを加工してグラフ化…これをも気が遠くなります。

    Reporting APIとBigQueryでエクスポートしたところで、何かしらの手段を使って集計とグラフ化をしないといけません。これも面倒。

    じゃあ、Googleがこのあたりを面倒見てくれるのか?といったらそれはないでしょう。グラフ化してくれるのなら、終了するといっているユニバーサルアナリティクスを残せば良いですから。

    【宣伝】Google Analytics Data Backup By QAならバックアップはなんとかなる

    Google Analytics Data Backup by QA

    Google Analytics Data Backup By QAをご利用になると、ユニバーサルアナリティクスAPIの連携後、自由にユニバーサルアナリティクスアカウント内の全プロパティのビューデータを移行可能です。移行したデータはユニバーサルアナリティクスより使いやすいと評判のQAビュー画面でいつでも自由に閲覧できます。BIツールを使ってのデータ加工は不要です。

    簡単に言うとユニバーサルアナリティクスのデータをQAアナリティクスで見てしまおうということですね。詳しくは上記リンクからご確認ください。

    実際に私もユニバーサルアナリティクスのバックアップ方法で困っていて、このツールの開発にちょっとだけかかわったので、皆さんにも使いやすいものになっていると思います。

    2. GA4移行で困らないように事前に知っておきたいこと

    GA4の標準レポートは数が少ない

    執筆時点では20個もありません。ユニバーサルアナリティクスは100以上のレポートがありました。つまり、見たいデータが見れなくなるということですね。

    標準レポートには「ライブラリ」という機能があってある程度はカスタマイズができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。設定は大変ですが今までのようなレポートが見られる…はずです。

    GA4の「ライブラリ機能」の活用例:チーム独自のコレクション | アユダンテ株式会社

    探索レポートはグラフ化がいまひとつ

    日常的なデータチェックには向いてません。

    なぜかというとグラフ化がイマイチなので、データをエクスポートするなどしてグラフ化しないといけないからです。ちょっと見たいときに使うにしては面倒ですよね。慣れてくれば数値だけでも傾向はわかりますが、誰かに報告するとなるとグラフ化しないといけないです。

    完全に仕様が決まっていて、見るタイミングも決まっていれば、フォーマットを作るのでしょうがそこまでが遠い。

    これが見たい、あれが見たい、という要望に対応するのが大変になることでしょう…。

    Looker StudioはAPI制限がつらすぎる

    GA4×ルッカースタジオ(旧データポータル)API割り当て上限によるデータセットの設定エラーの原因と対応策まとめ

    エラーの原因は、GoogleがGA4 APIを通じてデータを取得する際のリクエスト数に上限を設定したことになります。Googleの本変更の目的は、BigQuery(有料)の利用促進だと想定されますが、事前アナウンスのない変更だったこと、またその割り当て上限がとても厳しく、少しのリクエストでもすぐにエラーになってしまうことで世界中のルッカースタジオユーザーからクレームが噴出している状態となります。

    クレームが噴出した一人です。

    GA4のレポートがイマイチなのでLooker Studioならできるよ!と思って使っていたらこれ。過去にクライアント向けに作成したレポートもこれに引っかかって大変なことになってしまいました。

    解決策がないこともないんですがこれまた面倒くさい。

    いったん解決したところでまた同じようなことが起こるのでは?と疑心暗鬼になっているので、ゴリゴリ使っていくのはちょっと怖いですよね。

    GA4の「しきい値」がややこしい

    [GA4]レポートのデータが少ないと思ったら「しきい値」の確認を | アユダンテ株式会社

    データのしきい値とは、ユーザー属性などの情報からユーザーを推測することを避けるため、レポートから一部のデータを除外する仕組みです。GA4の標準レポートやデータ探索の他、データポータルのGoogleアナリティクスコネクタで接続した場合のレポートにも適用されるため、注意が必要です。
    データのしきい値はGoogleアナリティクスのシステムによって定義されているため、調整することはできません。

    個人情報保護の観点からユーザーが推測されそうなデータは自動で除外されるという機能です。そして、コントロール不可能。GA4のレポートやLooker Studioに接続した場合にも適用されます。何をどうやってもつきまとってきます。

    しきい値が適用されると何がやっかいかというと、レポートやディメンションを変えるたびにユーザー数の合計が変わったりすることです。どの数字が正しいのかわからなくなりますよね。

    Googleシグナルの利用をやめたりレポート識別子の設定を変えれば回避できないこともないですが、ユーザー数の算出方法が変わってしまうので、これまたどの数字が正しいの問題がつきまといます。

    数字に一喜一憂することはやめて傾向で見るしかないですよね。

    精度を上げるにはBigQueryを使うしかない

    BigQuery: エンタープライズ向けデータ ウェアハウス  |  BigQuery: クラウド データ ウェアハウス  |  Google Cloud

    BigQuery は、完全にサーバーレスで費用対効果に優れたエンタープライズ データ ウェアハウスです。クラウド全体で機能する機械学習と BI が組み込まれており、データに合わせてスケーリングできます。

    わかりやすく言うと、GA4の生データを引っ張って保存してSQLで思うように抜き出せる仕組みです。抜き出したデータはTableauなどを使ってグラフ化します。

    そして、料金もかかります。

    Google BigQuery の料金体系を解説

    BigQuery は注意ポイントさえしっかりと押さえていれば、かなりお得に利用できるサーバーレスなビッグデータ分析サービスです。ビッグデータ分析に関するあらゆるニーズに応えるための機能が揃っています。

    そう、分かっていればかなりお得に利用できるはずなのです。わかっていれば。

    今からこれを勉強して、データを加工して…と思う人はかなり少ないはずです。やったとしても、それなりの規模の企業でしょう。

    私はBigQueryに関しては完全にあきらめています。学習することと得られるものを天秤にかけたら…ねぇ。あわないです。

    GA4、Looker Studio、BigQueryが進化していく

    移行が終わればスッキリ。ではないのです。

    コロコロ仕様が変わっていくでしょうから、それについていかないと使えなくなってしまうのです。

    ずっと情報をキャッチアップして変更があればレポートなども変更して、社内やクライアント向けに周知して…大変ですよね。

    で、どうすれば?

    お金がある

    BigQuery+Tableauなのかな~と思います。初期設定で数百万円、毎月も数万~十万円かかったりするかな?という感覚です。

    進化してもお金で解決。

    この方法が取れるところは少ないはず。

    お金がない

    • 標準レポートで見られる範囲にする
    • 可能な限りシンプルにしたLooker Studioを使う

    これしかないと思います。

    細かい分析をするには前述の問題をクリアしないといけないので、費用対効果が合わなくなるはずです。

    ここに時間をかけるよりはコンテンツやSNSやメルマガなどに時間をかけたほうが会社としてはメリットがあるでしょう。その結果のチェックのために使うぐらいでいいと思います。

    今までのユニバーサルアナリティクスが無料なのに優秀すぎたと思うべきなのでしょう。

    世の中は動画であったりSNS上で時間を使う人が増えてきましたよね。それに伴ってWebサイトの役割も以前ほどではなくなっていくでしょうし、そうならないといけません。

    時代に流れにあったマーケティング、計測を考えて柔軟に対応しろということだと思ってます。

    そう思わないとやってられない」という言葉を飲み込みながら。

  • 【ニュースリリース】1クリックでユニバーサルアナリティクスのデータを安全にバックアップ!「Analytics Backup by QA」が1/17(火)にリリース。

    【ニュースリリース】1クリックでユニバーサルアナリティクスのデータを安全にバックアップ!「Analytics Backup by QA」が1/17(火)にリリース。

    「過去の集客状況や目標達成データを二度と気軽に参照・分析できない問題」が発生するのを防ぐ

    データと市場調査を活用し確実にオンラインビジネスを発展させるスペシャリスト、株式会社ウェブジョブズ(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:丸山 耕二)は、ユニバーサルアナリティクスのデータを安全に移行バックアップでき、いつでも自由に閲覧可能な「Analytics Backup by QA」を1/17(火)にリリースいたします。


    アクセス解析を中心としたサイト運用を行ってきた弊社代表の丸山と、アナリティクスアソシエーションの編成委員を務めSMBからエンタープライズまでマーケティング支援を行う運営堂の森野誠之氏がタッグを組み、その知見と技術を注ぎ込んだQAアナリティクスは、これまで様々なお客様固有のインフラ環境で稼働を続け、大量のデータを処理してきました。またUIの改善を続け、おかげさまでユニバーサルアナリティクスよりも使いやすいという評判を得ています。

    本プロダクト「Analytics Backup by QA」は、過酷なインフラ環境でも稼働し続けるデータ処理の技術、及びUI技術を活用し、現行Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のデータが削除されてしまう前にバックアップできるようにしたデータバックアップツールです。

    「Analytics Backup by QA」提供開始の背景

    Googleは2023年7月1日に、現行Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)の停止を公式発表しました。

    【7/1以降停止する影響】

    • すべてのデータの更新が止まります。
    • アクセス解析レポートを作成・提出できなくなります。
    • 2024/1月以降データ削除予定

    残念ながら、確実に今までのレポートが作成できたり過去データを閲覧できたりするのも2023年が最後となります。新しくリリースされたGA4は難易度の高い別のツールであり、過去データ移行にも対応していないからです。

    従って、コロナ前の2018年や2019年の過去の集客状況や目標達成データを二度と気軽に参照・分析できない問題が発生してしまいます。

    「Analytics Backup by QA」ではGoogle Analytics APIでバックアップデータを取得。しかしながら、Google Analytics APIには1日あたりに取得できるデータの制限があります。そのため、無制限にデータを取得すると年内に終わらない可能性も。

    しかしアクセス解析・サイト運用のプロの知見と技術を注ぎ込んだQA アナリティクスをベースに開発した「Analytics Backup by QA」なら、今後の分析に過不足ないデータを見極めて見極めてバックアップが可能です。

    開発前からご期待をいただき、ユニバーサルアナリティクスの専門家の皆様からも下記のような声を頂きました。

    •  実現するならば素晴らしいプロダクトだと思います。
    •  過去のデータを活用できる会社、機会はなかなかないとは思いますが、稀に出てくる可能性があるので良いサービスですね。面白いアプローチだと思いました
    •  ダウンロード時のサポートやダウンロード後のサポート(30日とか)があると安心して申し込みができると思います。
    •  別途、セミナー企画したいと思ってますので、その際はご協力ください。

    「Analytics Backup by QA」とは

    「GAと似ているけど、より使いやすい」と評判のQAアナリティクスの技術を活用した、現行Google アナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のデータバックアップツールです。

    URL:https://ga-backup.com/

    1クリックでデータバックアップ+成形不要なUI

    GoogleAPIで取得したデータを、1クリックでバックアップ開始。API利用制限にかからないようバックアップを行うため、バックアップ完了推定時間も表示されます。

    バックアップしたデータは成形不要。表・グラフで分かりやすいUIを用意。

    移行したデータはユニバーサルアナリティクスより使いやすいと評判のQAビュー画面でいつでも自由に閲覧できます。BIツールを使ってのデータ加工は不要です。

    <Analytics Backup by QAの主な特徴>

    1. 2019年のゴールデンウィークはどうだった?過去のデータを簡単にチェック

    Googleスプレッドシートやデータポータル(ロッカー)などでユニバーサルアナリティクスのデータを取っておこうとしても、手動で手間をかけてまで3年前のデータを細かく保存していくことは困難です。
     
    Analytics Backup by QAを使えば、ツールが24時間稼働し続けて1日ごとのデータを保存していくので、例えば2019年4/27から5/6のデータであってもQAビューワーを使って素早く確認することができます。3年前のゴールデンウィークのユーザーの動きがリアルにわかります。

    2. オープン当初からのサイトの成長軌跡やメルマガやキャンペーンの結果をすべて保存

    本当は忘れたくなかったデータがあっても、消えてしまっては二度と元に戻すことはできません。
    Analytics Backup by QAを使えば、ユニバーサルアナリティクス導入が10年以上前であったとしてもそこから1日毎のデータを保存することが可能です。

    3. サンプリング発生確率が極めて低い

    Googleスプレッドシートなどで長期保存する場合、APIのサンプリング制限にひっかかってしまい、正しいデータを残しておくことが困難です。

    Analytics Backup by QAは1日毎にデータをとるので、50万PVのサンプリング制限にひっかかることがほぼなく、正しいデータを保存しておけます。

     <QAアナリティクスとは>

    • アクセス解析&ユーザー行動分析WordPressプラグイン
    • 19,000ダウンロード (2022/12月現在)
    • 過酷なインフラ環境での稼働実績
    • データ処理の技術
    • GAライクなUI

    QAは自社サーバーへのデータ保存、PVデータがヒートマップや録画再生と連携、登録不要かつ無料と、世界初の機能を有したユーザー行動解析ツールです。
    WordPress公式プラグインなので、WordPressサイトであれば簡単に導入できます(現在WP以外のサイトへの対応も開発中)。

    URL:https://quarka.org/

    価格について

    「Analytics Backup by QA」には、2種類のライセンスがあります。
    いずれも大量のアナリティクスを保有する企業向けのライセンスになっており、少数のアナリティクスを保有する場合、パートナー経由で購入が可能です。

    ▼無制限ライセンス(買い切りライセンス)

    297,000円(税込) 

    • 自社サイトが多数存在している方
    • 1つのGoogle Analyticsアカウントで多くのサイトを管理運用している方

    ▼ビューライセンス(買い切りライセンス)

    198,000~495,000円(税込)

    ※メーカー希望小売価格
    ※10ビュー単位での販売です
     →2年間データバックアップの場合:1ビューあたり22,000円(税込)
     →期間無制限データバックアップの場合:1ビューあたり55,000円(税込)

    • 制作だけでなく「クライアントサイト運用まで手がけたい」と考えているウェブコンサルティング会社・制作会社
    • サイト数は多くないが、クライアントサイトの運用を複数行っている制作会社・広告代理店
    • 自社サイトの特定ビューだけバックアップを取得したい方
    • 必要ビュー数だけを購入可能 ※10ビュー未満のライセンスは販売パートナーからのご購入となります

    ※)Analytics Backup by QAに製品名を変更しました。(2023/3/8)

  • 2023年アクセス解析ツール業界の展望

    2023年アクセス解析ツール業界の展望

    新年おめでとうございます。QA代表の丸山です。

    ユニバーサルアナリティクスが停止する今年7月まで、いよいよ半年を切りました。

    2023年はアクセス解析ツールの分岐点

    2023年のアクセス解析業界のビッグイベントは、間違いなくユニバーサルアナリティクスの停止だと思います。 しかし、じゃぁ停止するからGA4を入れようと素直に考える前に、これはせっかくのチャンスと捉えてもらう方がきっと実りが多いです。そこで今日は、新年一発目の記事として、私が感じているこれから数年のアクセス解析ツールのトレンドをお伝えします。

    ※GA停止する前にデータをバックアップしたい方へ

    ユニバーサルアナリティクスのデータをバックアップし、QAアナリティクスのビューワーで見れるGoogle Analytics Data Backup by QAを作成しました。詳しくはこちら。

    https://ga-backup.com/

    アクセス解析ツールの本来の役割

    本来のアクセス解析ツールの役割について聞かれたら、おそらく多くの人がユーザー行動を分析し、サイト改善のヒントを得ることと答えるのではないでしょうか。

    それを表すかのように現在、海外ではセッションレコーディングやヒートマップなど、行動を可視化するツールの市場が拡がっています。 それらツールは、2022年12月のBusiness Research Insightsのレポートでは2027年まで年間25.89%で伸びると予測されています。

    ▼Recording and Session Replay Tools Market Size, Share, Growth, And Industry Analysis By Type (Cloud Based, On-Premise) By Application (SMEs, Large Enterprises) Regional Forecast to 2028
    https://www.businessresearchinsights.com/market-reports/recording-and-session-replay-tools-market-102462

    しかし、それも長期のトレンドでいえば小さな動きで。 私は今後5〜10年ほどで、アクセス解析ツールのメインテーマは、下記3点に集約されていくと予測しています。

    1. マーケッターがどのようにツールからヒントを得るか?(ビジュアライズ)
    2. ツールが自動でどのようなサービスを提供するか?(AI)
    3. プライバシーとパーソナライズの問題

    2022年はAI元年だった

    ことの発端は、昨年世の中を騒がせたAIです。

    ▼ChatGPT使い方総まとめ
    https://qiita.com/sakasegawa/items/82069c97a1ee011c2d1e

    ▼画像生成AI「Stable Diffusion」でイラストの要素を読み取ってオリジナルの要素を引き継いだイラストをサクッと生成可能にする「Tagger for Automatic1111’s Web UI」の使い方まとめ
    https://gigazine.net/news/20221122-stable-diffusion-tagger/

    どちらもAIの生成する「コンテンツ」が人間と遜色なくなっています。 このブログの下記アイキャッチ画像もAIに作ってもらいました。

    AI生成画像

    まだまだな所もありますが、メディアアーティストの落合陽一氏の予測では、2025年には人間を超えて高精度なコンテンツを生成しまくるAIが誕生するそうです。

    これは、近々ウェブコンテンツの一部分がAIにより補完可能であることを示しています。 そしてご存知の通りAIの精度を支えるのは「データ」です。

    巨人の思惑

    Googleの狙い

    Googleも当然AIに対して投資をしています。 主要な投資分野の一つは「パーソナライズの精度アップによる広告の自動化」です。

    そもそも今回、ユニバーサルアナリティクスが急に停止しGA4にとって代わるのは、投資対効果の改善と考えるのが自然です。 無料で大量のデータを保存し、集計する必要があり、かつAIに対するデータ提供ができないユニバーサルアナリティクスは、今やGoogleにとってお荷物です。

    そこで、まずGoogleとしてはAIの広告精度アップに役立つデータを取得できるGA4に変化をさせたい。 そうなると、ある程度アクセス数があり広告を出してくれるサイトが優先の設計になります。(規模がないと自動推測が難しいため) 

    GA4は広告ツールだと言われるのはそこで、もはやGoogleが弱小サイトのために無料の分析ツールを出す意味がありません。 なのでレポート系は後回しで、データ設計が先に進んでいます。が、思ったよりクレームが多いので分析機能の対応も急いでいるという印象を受けます。

    あとはGoogleもクラウドの利用者を増やしたいと考えているので、GA4を入口に分析プラットフォームとして発展させたい意図は感じます。しかしどうしても彼らのツールはエンジニア向きで敷居が高いので、そこが悩みになりそうです。

    マイクロソフトの狙い

    マイクロソフトはClarityというヒートマップツールを出してきました。 こちらは元からGoogleアナリティクスと競合せずに市場の隙間を縫うプロダクトとして設計されているはずで、ユニバーサルアナリティクスの停止は想定外だったと思います。ということで元々の狙いはGoogleとは若干異なると想定していますが、やはりAIが絡んでいます。

    彼らの狙いはMicrosoft Azureのパワーアップです。 例えば、ユーザーの行動パターンから、彼らの顧客管理アプリケーションに応用したり、ウェブサイトのコンテンツを動的に変化させるサービスなどが該当するでしょう。 これはAppierなど既存のAI企業が提供している機能によく似ています。

    人の行動パターンにはある程度規則性があることがわかっており、その直近の動作を見ることで、その次の動作を予測することが可能です。 従って、彼らが欲しいのはヒートマップではなく、たとえば、人がフォームを入力する時の行動データです。 ですからヒートマップを提供する代わりにそのデータを頂戴ね、ということになりますし、実際にサイトにもそのように書いています。

    ▼Clarity。永久に無料です(中程に無料の理由を書いてます)
    https://clarity.microsoft.com/pricing

    ということで無料提供はずっと続くと思いますが、もし彼らのサービスに今後変化があるとすると、彼らは直近のデータしか不要なため、おそらくデータ保存期間や集計期間を下げる可能性はありえると思います。

    巨人の盲点

    私は巨人の盲点は2つあると考えています。

    1つは分析ツールを作りたいわけではないこと。 もう1つはスモールビジネスの人間の能力を甘く見ていることです。

    どちらも彼らのビジネス上は正しい判断だと思われますが、これにより困る人達が出てきます。 QAはその人達向けに役立つサービスを作りたいと考えていますし、それにより、冒頭であげた3点をクリアできると考えています。

    1. マーケッターがどのようにツールからヒントを得るか?(ビジュアライズ)
    2. ツールが自動でどのようなサービスを提供するか?(AI)
    3. プライバシーとパーソナライズの問題

    QAアナリティクスは、セッションとイベントのデータをとりあえず全録し、自社にデータを貯めます。 そして、それを上記3つの観点で活用できるように発展させる予定です。QAアナリティクスが開発当初から「自立分散型行動データ分析プラットフォーム」と名乗っているのは、これらの動きを見据えてのもので、その関連特許(P7011367)も取得しています。

    2023年はアクセス解析ツールが面白い

    今年はGAの停止に伴い、ウェブ担当者としてどのツールを選ぶ、もしくは併用するかが問われる年になると思います。

    この時、アクセス解析ツールを今までのGAみたいなものと捉えれば深く考えずに済むのですが、お伝えしたようにサイト内のデータを取得し、様々なことができるツールだと捉えるとまた見え方がかわってくると思います。

    とどのつまり、AIもデータの上に形成されるものであり、データがこれから様々なサービスを生み出していきます。

    ツールに振り回されず、イニシアチブをとる

    昨年末のISMのLTにて、「サイトの質を上げる!ツールに振り回されない分析のポイント」としてお話をしたのですが、こんな反応を頂きました。

     ▼ISM LT 祭り 2022 開催レポート

    • 脳死でGA使ってたので、新しい視点でした。 
    • これは素晴らしい!!ユーザー行動の定義に悩んでいるのだが、そのヒントが満載でした。 
    • 「全録」「イニシアチブなかったんじゃない。ツール使わされてる」←記憶に残ったワードです。

    去年はAI元年でしたが、今年はそのベースとなるデータを取得するアクセス解析ツール元年だと思っています。 

    ここで紹介した以外にも様々なツールが出ていますので、ぜひ今年はツールにイニシアチブをもって少し調べてもらうと、アクセス解析の新しい面も見えてきて楽しんでもらえるのではないかと思います。

    どれ選んだらよい?

    ツール調査や比較がめんどくさい場合は、まずGA4は広告ツールなので入れて設定してもらって、あとはこれ宣伝ですけど、うちのQAアナリティクスを選んで頂ければ損はさせません。

    その割とまじめな理由を下記に列挙しておきます。

    • クラウドでなく自社に大切なデータが溜まる。急なデータ削除やベンダーロックの心配がない
    • 設定不要で全データを取得する全録ツールは世界でも数個しかなく、かつ無料から使えるのはQAだけ
    • 有料版が「安っ!」と驚かれるくらい安い(実話)
    • 自動でバージョンアップしていく。追加費用なし
    • 日本人が作っているのでサポートが日本語でちゃんと返ってくる
    • すごく使いやすいと評判
    • 自社でインフラを選べばよく無駄なコストがかからず大規模にも対応できる
    • 大規模もスモールサイトも想定した特許を取得している(P7011367)
    • ベースがオープンソースであり、カスタマイズも可能
    • IPを含む個人情報を保存しないためプライバシーリスクが低い
    • WordPress以外のサイトにも対応する(2023/6/16追記:対応しました!)
      https://qazero.com/

    嘘でしょ?というくらいメリットが多いのですけど、私はもともとマーケティングのコンサルタントでもあるため、自分達が使いやすいツールを作っています。問題点があるとすれば、小さなベンチャー企業がずっと改善を続けているのでしばしばUIにバグが出ることですが、そのあたりは他のツールも頻度の差こそあれ一緒かなと思っています。

    あと大切なこととして、私は日本がITで世界に負けているのが悔しく、なんとか日本から世界に通じるソフトを生み出したいと思っています。ぜひお使いいただき、フィードバックを頂ければ嬉しいです。2023年は一緒に日本から世界に勝負しましょう。