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ソフトウェアの海外展開 。Stripeでやってみたこと、やってみたいこと

Stripeの岡本さん(@hidetaka_dev)から「アドベントカレンダー書いてみません?」と声を掛けられまして、いつもお世話になっているし、これは書くしかないと思い筆をとっているQA プロダクトマネージャーの丸山です。

前提:QAというWordPressプラグインを作っています

私たちのWordPressプラグインは基本無料で使えますが、プレミアムとしてサブスク型のプランが存在します。私たちのプラグインについて詳しくはこちらをご覧ください。

海外なら絶対Stripe

実は日本の決済はRobot Payment

そもそもなのですが、現在も日本の決済はRobot Payment(旧J-payment)を利用しています。理由は使い慣れていたことが一番大きく、次いで決済手数料が比較的安くてサブスクによく対応しているからです。

なぜStripeを使い始めたのか?

今年の3月、まずは海外のユーザー向けにStripe決済を導入しました。私たちはWordPressのプラグイン開発を行っていますが、最大の目標が海外でのシェアを獲得し、収益化することです。「日本人もやるじゃない!」と思ってもらいたいとずっと思っていまして。

現状は残念ながら海外ユーザーはいても、有料プランに入ってくれている人はいないのですが、私たちのプラグインは、特に海外サイトのように下記Cookieバナーが入っている場合でもCookieレスで簡単にデータが計測できるソフトウェアです。

現在世界中にも同様のソフトウェアは存在していませんし、文末に書いたように来年大きく変化させる予定なので、チャンスはあると思っています。

Cookieバナーが入っていても大丈夫です。

どの国でも「現地通貨で決済」できることが一番強い

いざ海外で購入してもらおうと思うと、少なくとも英語のページを作り、ドル決済であることは必須です。しかし私たち日本人であれば、やはり日本語のページがあって、見慣れた日本円で決済できる方が安心ですし、それは万国共通でしょう。

見慣れた金額見慣れない金額
自国通貨◎980円 / 月△1321円 / 月
他国通貨△$9.99 / 月× $21.23 / 月
価格の印象の大切さ

そう考える全世界の通貨に手軽に適応できそうなのはStripe一択だったんですよね。それがStripeを選択する大きな理由でした。

Stripe導入時にやったこと

こんな手順で進めました。

  1. マーケティングと価格戦略を考える
    1. 特にフリーミアムの設計をいろいろ検討しました
  2. Stripeでどこまで何ができるかChatGPTやStripeのドキュメントを読んで設計していく
    1. まったく触ったことがない担当者が0から設計できました。ドキュメントが凄いです。Stripeのユーザー会で聞いたら、Stripe社は新機能のリリースと同時に必ずドキュメントを出す文化らしく。尊敬しました。
  3. 調査の結果で設計書を作り、関係者の合意がとれたので、実装、テスト

Stripe導入の感想

とにかく、どんなマーケティングプランを思いついても、なんでもできるなぁという印象です。プログラムも容易ですし、ChatGPTもStripeのコードなら書けます。またUIについてもStripe側で決済画面をもっているものも多く、途中から基本的に海外決済のUIについてはStripe側にほとんど任せるという決断になりました。

将来的にはRobotPaymentもStripe側に移行しようと考えていますが、まだ行っていないのは、現在日本のサービスを契約してくれているお客さんが面倒だと思ったからです。でも、下記のように来年ソフトウェアが大きく変わる予定なので、そこでStripeに統合していく予定です。

フリーミアム戦略には絶対Stripe。来年やりたいこと

来年、いよいよ国内外に向かって本格的にうって出たいと思っています。

その秘策は「QAがアクセス解析ソフトウェアではなかった」とお伝えするところから始まります。私たちは、本質的には「サイト速答ツール」を作っています。今まで見たことがないデータソフトウェアに変化すると思いますので、ぜひ楽しみにしてもらえたらと思います。

その時、Dropboxのように、紹介してもらったら、いろいろお得になるというリファラルプログラムを導入することを考えていますが、それもStripeであればできることは調査済みです。

かつAIとの通信でもStripeは従量課金に対応しており柔軟な設計が可能になります。

このおかげで、来年はより多くの人に、無料でデータの本当の力を感じてもらえると思います。

来年は、Stripeの決済を武器にがんばりたいと思いますので、ぜひQAにご期待ください。

この記事を書いた人: QA事業部
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