ブログなどの記事ページを分析するファーストステップ!アテンションヒートマップで絶対に見るべきところとは?では、なぜ、文章に絞ってアテンション分析するべきかをご紹介しました。
ここでは、より実践的に、アテンションを活用し記事をどのように改善していくのか?というところをご紹介します。
目次
まずは、目指すべき姿がないと改善の良し悪しが判断できません。
最高に良いアテンションヒートマップというのは、全体が真っ赤かという状態ですが、実際にこのようなことはまずありません。
そこで、私たちが最初に目指すべきアテンションヒートマップのゴールは、ページ上部が赤く、スクロールしていくと徐々に薄まっていく。という状態です。
アテンションヒートマップ分析で、上の方にも赤があって、中段にも赤があって、、、と赤がまばらにある記事というのは実はもったいないことをしている可能性が高くなります。
というのは、ページはスクロールするごとに離脱率が上がっていきます。
なので、中段にあるアテンションが赤くなっている部分は、ユーザーにとって有益な情報なはずなのに、そこに行き着く前に、多くのユーザーが離脱してしまっている可能性があるのです。
上部で離脱したユーザーは、中段の情報までたどり着かなかったことで、満足感を得られずに離脱しているとしたら、非常にもったいないことです。
そういったことを避けるためには、ヒートマップが濃い部分を極力ページ上部に持っていく必要があります。
ユーザーが興味を持つであろう内容を先に出していくことで、離脱を防ぎ、最後まで読み進めてもらえる確率が上がります。
ページを表示するのがわずか1秒おくれるだけでも、離脱が増えるような世界です。
とっておきのネタだから、最後まで出せないという記事も中にはあるかもしれませんが、ユーザーはあなたが思っているより暇ではありません。
ユーザーは、目的の情報がこのページにはないと判断した瞬間に、ページを閉じて、再度検索ページに戻り、他のサイトへいってしまいます。
この記事には「有益な情報がある」もしくは、「ありそうだ」とユーザーに思ってもらえるからこそ、離脱せずに読み進めてもらうことができるのです。
そういった理由から、「ヒートマップが赤い部分 = ユーザーにとって有益な情報」は極力ページ上部に持っていく必要があるのです。
アテンションマップがグレーの部分をどうするべきかということですが、いくつか考えられる方法があります
もっとも大胆ですが、削除するというのも解決策のひとつです。
ただ単に削除する場合もあれば、情報量によっては、別ページでその記事を作る。というのもいいでしょう。
ただ、その部分を削除することで、全体的に意味のわからない文章になってしまうというときは、次の「手を加える」がおすすめです。
記事の本質と、その部分がきっても切れない関係の場合は、手を加えてみましょう。
例えば、ユーザーからみて、小難しい(言葉だけではわかりづらい)内容を書いているかもしれないと感じたら、図解をいれる。長文になっている場合は、これでもかというくらい簡潔にしてみるのも有効です。
もっとも簡単な方法ですが、少し問題の先送り感もあります。
読まれていないということは、ユーザーがあまり興味・関心がないということです。最後の方に持っていったからと言って読まれるかというと、そんなことはないはずです。ですから、根本的な改善にはならない場合がほとんどです。
改善にかける時間がない場合などに、とりあえずいったん後半に持っていく。という使い方になるでしょう。
さて、今回は、アテンションヒートマップを用いてどのようにページを改善していくのかを、簡単にご紹介しましたが、どのページを優先的に改善していくかというのもとても重要です。それについては、以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてください。