グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例

ホーム » ヒートマップ活用ノウハウ » グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例

アバター
篠原孝一

グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例

グーグルアナリティクスでは、ページ単位の情報を得ることは容易にできても、それぞれの記事のどの文章がユーザーに支持されているかまでは、なかなか把握できません。 たとえ、極端に滞在時間が短いページや、離脱が多い記事を見つけられたとしても、具体的に、その記事のどの部分を改善すべきかまでは判断できないのです。

そこで、ヒートマップの出番です。ヒートマップとグーグルアナリティクスのシンプルな使い分けを、まずは整理しておきましょう。

もちろんグーグルアナリティクスでも、イベント機能を存分に使えば、ある程度ページ内での改善点を見つけることは可能ですが、設定の難易度が高い割に、ヒートマップほど明確 には把握できないでしょう。

対して、QAヒートマップは、細かな設定は一切必要ありません。データを取得したいペー ジをチェックするだけで、ページ内のユーザーの行動を視覚的にわかりやすい状態で取得することができます。

自サイトに貢献しているページから分析する

どのようなサイトでも共通していえるのが、PVが多いページから見ていくということで す。

(ECサイトやアフィリエイトサイトの場合は、売上という最重要の指標があるので、見るべき指標が異なってきますが、要領は同じです。)

しっかりとしたページの改善には、労力も時間も必要です。PVの少ないページをいくら改善しても、大きな成果を得ることは難しいのです。

ですから、まずは、自サイトに貢献しているページをターゲットに分析していきましょう。

グーグルアナリティクスで改善すべきページの具体的な見つけ方

具体的なステップとしては、グーグルアナリティクスで「行動」→「サイトコンテンツ」 →「すべてのページ」を確認します。

上の図のようなページが開くはずです。標準では、PVの多い順に並んでいるので、この状態で分析をはじめていきます。

ここで見たいのは、赤枠で囲った平均ページ滞在時間です。

一般的に平均ページ滞在時間が長ければ長いほど、ユーザーはそのページを熟読していると考えられます。ですから、平均ページ滞在時間に焦点をしぼり分析していくのが、ヒートマップとの親和性も高く、整合性の高い分析が可能になります。

ヒートマップを導入すべき3つの記事

そこで、水色で囲った「平均滞在時間のもっとも長いページ」( /274)をまずは分析していきます。

まず、このページにヒートマップを導入しましょう。平均ページ滞在時間のもっとも長いページでは、ヒートマップがどのようになっているのかを把握することで、他のページの改善に活かしていきます。

次に、もっとも「PVの多いページ」( /130)にもヒートマップを導入します。

先ほどもお伝えしましたが、PVの少ないページをいくら改善しても、大きな成果を得ることは難しいのです。

このサイトの中では、( /130)が比較的平均ページ滞在時間が長めで、ユーザーの満足度も高そうですが、それでも、もっとも多くのユーザーが集まってきている記事なので、常にブラッシュアップしていきたいと考えます。

ただ、注意が必要なのは、PV数が多い記事はたいてい稼ぎ頭なので、慣れないうちから、安易な判断でむやみやたらに手をつけないことも大切です。

改善に手を出すのは次に紹介する「改善すべきページ」に取り組んでコツを掴んでからでも遅くありません。

積極的に改善すべきページでトライ&エラーを繰り返そう

最後に、改善すべきページを見つけましょう。「平均ページ滞在時間の短いページ」( /211)にヒートマップを導入します。

この中では、もっとも平均ページ滞在時間の短いのは、/303の記事ですが、PV数がやや少なく、改善してもインパクトが少ないと判断しました。このあたりは個々の匙加減なので、もっとも平均ページ滞在時間の短いページ( /303)を分析しても問題ないでしょう。

( /211)( /303)あたりは、上位記事と比べると、PVが少ないので、積極的に改善していきましょう。失敗してもダメージはそんなに多くありません。

「PVの多いページ」( /130)のヒートマップと見比べて、なぜ、このページは滞在時間が短いのか仮説を立て、物足りなさそうな部分は加筆修正したり、無駄な文章は省いたり、構成を見直したりして少しでも滞在時間が伸びるように改善していきましょう。

こうした、少しPVの少ないページの改善作業で得られる経験というのは、非常に重要だと考えています。

ここで、ユーザーの気持ちを汲み取り、仮説を立て、修正するという一連の流れをしっかりと身につけることができればしめたものです。

サイトや記事がターゲットとしているユーザーの性別や年齢層によっても、改善の仕方は変わってくるでしょう。具体的にユーザーが求める情報を想像し、提供していけるようにしましょう。

失敗してもいいのです。指標が悪くなったらもとに戻せばいいだけです。

こういった経験の繰り返しは、PV上位記事の改善や、新記事の作成にも大いに役立つことでしょう。

アテンションヒートマップ分析でどのようにページを改善する?もっとも簡単で実践的な改善方法では、アテンションヒートマップを活用した、簡単なページ改善の方法についてご紹介しています。

最初から、あれもこれもといろいろ改善して、結局何が有効な改善だったのかわからないままにすると、改善スキルも上がりません。少しずつ地道にチャレンジしていきましょう。