QA アナリティクスは5月17日にver3.0にバージョンアップし、大きく生まれ変わりました。
大幅に仕様を変更したり機能を追加するバージョンアップだけでなく、QA アナリティクスは日々細かい機能修正や改善(もちろん不具合修正も)を行い、不定期にリビジョンアップデートをしています。
機能修正・改善の中には、お客様がより使いやすくなるよう自分たちで考えたものだけでなく、Twitterや直接ご連絡いただいたお客様の声を受けて検討・対応しているものも含まれます。
そしてお客様が「変わった」と体感できるものだけでなく、分かりづらい内部プログラムの微調整もリビジョンアップデートでは実は含まれているんです。
本ページでは、2022年5月から6月初旬にかけて実施した、QA アナリティクス機能修正や改善についてまとめています。
目次
詳しくはこちらをご覧ください。
有効データ数とは、有効なヒートマップデータの数です。
ヒートマップデータのデフォルト保存期間(28日間)を過ぎるとデータは削除され、表示されなくなります。保存期間の延長機能を購入することで、ヒートマップデータ保存期間を5年間に延長でき、より正しい分析を行うことができます。
記事の文章リライトやボタン配置の変更など、記事の内容が変わると画面(見た目)が変わります。
WordPress管理画面の左メニュー「ヒートマップ管理」から、リライトなど変更を行ったページに対して「ページバージョンを更新する」ことで新しい画面でヒートマップを見ることができます。
しかしこの作業をついつい忘れてしまって、古い画面のままヒートマップを見てしまって間違った情報で分析してしまうこともあります。「記事を更新するタイミングで、投稿画面のままQAのページバージョン切替ができれば忘れなくていいのに…」という内外の声を受けて、投稿画面下にページパージョン更新のメタボックスを表示する機能を追加しました。
※)WordPressブロックエディターGutenbergをご利用されている投稿画面のみ表示されます。
QAのヒートマップ管理画面では、WordPress関数get_posts()を使ってデータを取得し、QA用のデータベースにも存在していない記事の一覧を取得し計測チェックを行っていました。
get_postsの処理が重かったため、直接WordPressのDBにアクセスし、postやtermの必要最低限の情報を取得するように開発・変更しています。
これにより処理負荷が軽減され、より正しいデータが確認できるようになりました。
これまでURLが大文字・小文字の違いがあったり、日本語URLが入っていたりなどした場合には、同じページでも異なるURLと認識して表示されていました。
今回のリビジョンでは、QA用のデータベースでURLを小文字にエンコード・統一する対応を行っています。
ただヒートマップ管理画面では同じページで複数URLが存在している場合には、現時点ではもっともデータ数が多いURLを表示しています。これについては引き続き検証・開発を続けていっています。
URLをコピペしてエンコードしたURLで抽出
日本語だとエラーが表示されるようになりました
上記の「URLを小文字にエンコード・統一する対応」に伴い、該当ページを見たデータを抽出する「ユーザーを探す」機能において、URLをコピペしてエンコードしたURLのままでデータが抽出できるようになりました。
これに伴い、日本語URLでアクセスしたユーザーもエンコードされたURLでアクセスしたユーザーも、同じページへのアクセスデータとしてカウントされるため、これまでよりも分かりやすくなりました。
現在開発中で機能追加や改善などリビジョンアップデートを予定しているものを最後にお知らせします。(開発期間が延びてしまって遅れてしまったらごめんなさい…)
目標設定機能は、6月末から7月初旬にかけてアップデート予定です。
お客様が分かりやすく使いやすいコンバージョン設定・確認画面を模索しながら開発を行なっています。
画像は現時点の開発中の画像なので、リリース時点で変更になる可能性がありますことをご了承願います。
データの取得タイミングが早くなります。サーバーサイドで処理するため、タグ設置型のアクセス解析ソフトに比べ、いち早く稼働し、より正確なデータが取得できるようになります。
botのアクセス解析にも有償カスタマイズで対応可能となる予定です。
アップデート時期はまだ未定ですが、WordPress管理画面にQAウィジェットが出せるようになる予定です。
WP管理画面左メニューから「QA アナリティクス」まで行かなくても、WPにログインしたらすぐにアクセス状況が確認できるようになります。
画像は現時点の開発中の画像なので、リリース時点で変更になる可能性がありますことをご了承願います。
他にもSearch Console連携などの開発を進めていますので、次回のアップデートを楽しみにお待ちください。