※この記事は2023年1月16日QA Analyticsメルマガで配信した内容を掲載しています。
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2023年のアクセス解析はどうなっていくのか?
QAアナリティクスをご利用中の皆様。
大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
QAアナリティクスの広報を担当しています森野です。
久しぶりのメールマガジンは2023年にアクセス解析はどうなっていくのか?というお話です。
運用型広告の代理店で有名なアナグラムさんの記事から。
GA4がまもなくGoogle Analyticsの新しい標準となるわけですが、単なるアップデート版ではなく完全に別物であることを加味すると、これまでUAを使い続けてきた企業にとっても、GA4への移行は不慣れなことが場合によって少なくない、と予想されます。
2023年に注目していきたい、運用型広告周りの重要なトピックは?|アナグラム株式会社
慣れたものから新しいものに切り替えるのは大変ですよね。
しかも、GA4はどんどん進化しています。2022年には実に34回の機能追加がありましたので、これについていくのも簡単ではありません。
こちらも運用型広告の代理店で有名なキーワードマーケティングの滝井さんはこう書かれています。GA4を導入する前提でどう利用するのか?という観点です。
GA4の最大の肝は機械学習による予測です。過去28日間に操作をおこなったユーザーによって、今後7日間以内に特定のコンバージョンイベントが記録される可能性、つまり購入の可能性が示されるようになったことです。
2023年にネット広告関連で滝井が注目している10のこと|株式会社キーワードマーケティング
これは便利そうですよね。
でも、落とし穴があって「過去7日間で1000件以上の購入データと購入しなかったデータ」が必要なのです。予測機能が動くのはかなりの規模のECサイトということになります。
では、EC業界はどうなのでしょうか?
EC業界では知らな人のいない竹内謙礼さんの記事です。
今後は「GA4」を使いこなせるネットショップと、そうでないネットショップの二極化が加速していくと思われる。当然、データを使いこなせるネットショップのほうがきめ細やかな運営ができるので、売り上げを効率よく伸ばしていくことが可能になる。
【2023年のEC業界を徹底考察】高く売る販売方法、動画、3大モール攻略、ネット通販+GA4など重要ポイントを解説 | 竹内謙礼の一筆啓上 | ネットショップ担当者フォーラム
データを活用できないEC業者は淘汰されてしまう。と書かれています。
コロナの影響でECが伸びました。それが今ではリアル回帰の流れさえあります。つまり、リアルとECのデータの両方がわからないとだめだよ。ということなんです。
2023年のアクセス解析って大変そうですよね。
QAアナリティクスの丸山が2023年の展望記事でこう書いています。
私は今後5~10年ほどで、アクセス解析ツールのメインテーマは、下記3点に集約されていくと予測しています。
2023年アクセス解析ツール業界の展望 – アクセス解析&ヒートマップ QAアナリティクス
- マーケッターがどのようにツールからヒントを得るか?(ビジュアライズ)
- ツールが自動でどのようなサービスを提供するか?(AI)
- プライバシーとパーソナライズの問題
ChatGPTではないですがAIが気を効かせて何でもやってくれそうな世界は目前です。そのAIもプライバシーの問題や法的な問題を抱えています。
データは100%取れない前提で、ツールが出すデータから動いていかないといけないということですね。分析からアクションへ、です。
ここまで読んでいただいた皆さんに改めてQAアナリティクスの特徴です。
日本人が使いやすさを考えて作っているので、安心して使ってくださいということですね。さらにWordPress以外のサイトでも使えるように動いています。
GA4への移行は決まった未来です。ユニバーサルアナリティクスのデータも見られなくなるはずです。世間の流れに沿ってGA4を導入して使えるようにはしておいて、基本的な指標などを押さえる。
GA4を入れる前提でWebサイトの改善には他のツールを導入する。つまり、目的に応じてツールを使い分けることが必要になってきます。1つのツールを深く使うのではなくて、いいとこどりをしましょう。という話。
話題の「タイパ」ではないですが、解析している時間は最低限にしたいですからね。
皆さんのWebサイト改善のためのルーツ改善とコンテンツ発信に頑張っていきます!
本年もよろしくお願いいたします。
著書:「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法