QA Heatmapの開発を始めたきっかけ

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Koji Maruyama
Koji Maruyama

QA Heatmapの開発を始めたきっかけ

こんにちは。QuarkAプロダクトマネージャーの丸山です。

このブログでは、QuarkAを開発していく中で考えたことや困ったこと、決まったことなどを雑多に書き綴っていきたいと思います。

ウェブ運用ノウハウについては、業界の著名人に寄稿をお願いして2012年から運営しているウェブ担当者通信に掲載していますので、よかったら覗いてみてください。

QA Heatmapの開発を始めたきっかけ

第一弾で何を書こうかなと思ったのですが、やっぱり開発秘話というか、なぜこのツールが生まれるに至ったのかを書こうと思います。

そもそものきっかけは、2018年3月のある出来事です。

私は一応アクセス解析を教える立場として、お客さんにずっと「ヒートマップの有効性」をお伝えてしていました。

Googleアナリティクスは素晴らしいツールですが、初心者には画面が難しすぎるし、取得しているデータもぱっとわかりづらい。一方、ヒートマップは直感的ですし、実は多くの行動データを取得しているので情報量も多く、完全に補完関係にあります。

で、当時は無料で気軽に始められるbrickヒートマップというものがあったので、まずはそれをオススメしていたのですね。

ところがその頃、悲しいことに開発中止が発表になりました。(※1)

こりゃ困ったと。自分もサイトで使いたいし、他によいものがないか探したのですが、どうもお勧めしづらいものばかりだったのです。

じゃぁ自分で無料ヒートマップを作ってみるか。そう思ったのがきっかけです。

ちなみに、この時にWordPressのプラグインとして開発することを決めました。そうでないと無料でたくさんの人に使ってもらうことが難しいからです。

※1このニュース
https://www.so-tech.co.jp/news/info/266

篠原さんとのタッグ

さて、いざ開発をはじめようと思っても、私は長らく開発畑から遠ざかっていましたし、メインのウェブコンサルティング業務がそれなりに忙しかったので、さすがに自分で開発するのは無理があると思っていました。

とはいえ、よいツールを作るにはエンジニアの力量が大切なので、腕の良い知人に頼んでいったのですよね。

そしたら「忙しいから」「ちょっとできない」と全部断られました

。。。じゃぁよい人が見つかったらお願いしよう、という感じで先延ばしにし、他の業務をしている間に2019年。実に発想から1年が過ぎてしまいました。(汗)

篠原さんの何気ない一言から始まる

きっかけは突然でした。

私は下手のゴルフ好きが高じて、下手くそでも市民権を得たいがために自社でCaddyというゴルフメディアを作って運営をしているのですが、篠原さんに、SEO面でうちのメンバーを成長させるコンサルティングをお願いしていました。

篠原さんは独学で自身が保有するウェブメディアを大きく成長させた凄腕の人です。もともと彼が私の本を読んで、私にサイト分析の依頼がきたというのが知り合うきっけです。

その篠原さんと(どこでか忘れたけど)二人で話している時に、彼から「今、うちでプラグインを開発した野澤というエンジニアがいるんだけど、今はプロジェクトもないから力を持て余しているんですよね。」という話を聞いたのです。

私は「え!そんなのは初めて聞いた。じゃぁ、面白いアイディアがあるんだけど一緒に開発しません?」と誘いかけ、OKをもらったのです。

そうやって、ようやく無事に2019年3月から開発に着手することができました。

余談ですが、篠原さんとは「篠原カップ」と彼の名前をつけたゴルフ旅行に一緒にいくくらいの仲で、信頼でき、しかも年1回も練習をしないのにゴルフがうまいナイスガイだとわかっていたので、とても嬉しかったのを覚えています。

不思議とゴルフが縁を繋いでいく。。

苦労の連続

さてそうやって始まった開発なんですが、もちろん道中山あり谷あり。いろいろ苦労したので、ほぼ一年後の2020年2月にようやくβ版をリリースしています。

何で苦労したかは、誰かのお役に立つかもしれないので、これから折を見てこの開発者ブログでお伝えしていきたいと思います。

ただ一つ誇りにしたいのは、リリースを急がなかったこと。

プロダクトって、少なくとも自分たちで自信を持つ品質にするにはやっぱり時間がかかるんですよね。

今の風潮だと、とにかく早くリリースして、マーケットでテストしながら品質をあげる、みたいなノリがあるじゃないですか。

確かに私にはマーケッターの側面もあるし、ましてや経営者の立場でもあるので、その理屈は痛いほどわかります。実際、WordPressで世界初のヒートマップを出すという称号は、オーロラヒートマップさんに譲ることになりました(尊敬もしたし、悔しくもあった!)。

でも、昔開発をやっていた立場からすると「意思決定者さん、その無茶なスケジュールだと、中はボロボロですし、後々苦労しますけど、いいですか?」っていう状態になっちゃうんですよね。

それは嫌なので今回はかなり設計を考えているし、開発指針も作っています。その分、今後みなさんを驚かせるような発展をさせることができると思います。

QuarkAはヒートマップではなく、誰もが簡単につかえる自立分散型Behavioral Data Platform(行動データ分析プラットフォーム)なのです。

日本から世界中の人々へ

やはり私がゴルフをご一緒させてもらう人に、世界に飛び出してアラブ、アジア、中国とSONYの礎を築いた方がいらっしゃいます。

年齢もだいぶ上で有名人なのに、とても気さくな人間力の高い尊敬できる方で、本当にゴルフ仲間としてのお付き合いですが、いろいろお話を聞かせてもらいます。

そういう先輩達が、アイディアと品質と度胸で世界を驚かせた結果、MADE IN JAPANの称号が生まれたのだと感じるのですよね。

私は、日本人の素質自体はまだまだ同じだと思うし、WordPressというプラットフォームの上で、ソフトウェアの世界でも、再び世界中を相手に驚かせる可能性を夢みています。

そのために特許も出しましたし、できれば同じ考えで、日本と、そしてその先には世界の人と一緒に開発をしながら、より多くの人に役立つものを作りたいと思っています。

篠原さん、野澤さんだけでなく、たまたま近所に住んでいる守備範囲がやたら広い開発者の内田さんとのタッグや、前職のCTC時代の先輩(お名前は出せないけど)のアドバイスもあり、QA Heatmapは開発を続けられています。

QA Heatmap、さらにはそれを包括するQuarkAが、日本から世界中の人々を喜ばせることができれば、この上なく嬉しいと思っています。

ということで、取り留めなくなりましたが、今日はこのへんで。

QuarkAプロダクトチームメンバー
WebJobs一同、篠原、野澤、内田、CTCの凄い人、そして協力してくれる多くの方々。
(※順不同、敬称略)