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  • QAアナリティクスミートアップ「WordPressのサイト分析ハンズオン」vol.1開催レポート

    QAアナリティクスミートアップ「WordPressのサイト分析ハンズオン」vol.1開催レポート

    こんにちは、QAアナリティクスのプロダクトマネージャー丸山(@koji_maruyama)です。
    先日5月17日(金)、QAアナリティクスミートアップVol.1を神戸で開催しました。

    https://www.meetup.com/ja-JP/qa-analytics-meetup/events/300337640/


    初めてのリアル開催ということもあり当初15名定員にしていたのですが、おかげさまでキャンセル待ちも出たため、20名開催になりました。

    当日は新潟から来てくれたクラリティ研究所も運営しているコスギさん(@clarityLabo)がミートアップをオーガナイズしてくれました。そんなコスギさんが参加レポートをあげてくれています。

    https://clarity.kosgis.com/blog/qa-analytics-meetup-vol1/

    ものすごいレポートで、ミートアップの詳細はぜひコスギさんのブログをご覧頂きたく思います。

    レポートの中でももっとも私が嬉しかったのは「ユーザーと共に成長の余地があるアクセス解析ソフト」という部分。それこそ我々が目指してきたことであり、この第一回ミートアップにより、その一歩が本当に踏み出せたと感じました。

    そこで今回はざっと写真を使った雰囲気のご紹介のあと、コスギさんへのアンサーも含めて記事にします。

    当日の雰囲気

    受付

    13時15分開場ですが、バタバタで準備が間に合わず、、参加者の皆さん、ご協力ありがとうございました。

    受付の様子

    自己紹介&ディスカッション

    自己紹介では東京、名古屋、京都、大阪、神戸、新潟など本当に多方面からの参加。仕事もメディア運営、コンサルタント、ヨーロッパ帰りの人、制作会社の人、お店とECを運営している人、フリーの人、企業のウェブ担当者など、実に様々な人が参加してくれていることがわかりました。「好きなケーキは?」のような話題でも盛り上がりました。

    座談会の様子

    グループディスカッション

    それぞれのグループで、サイト運営に関する課題を自由に話し合いました。またQAアナリティクスをインストールして実際のレクチャーも。

    グループディスカッション
    課題が貼られたホワイトボード
    QAアナリティクスのレクチャー

    集合写真

    みんなで思い思いの「Q」のマークを作って撮りました笑。

    QAアナリティクスミートアップとは?

    QAアナリティクスが目指すものは、以前noteで記事にしています。

    データの‟分析”はもうやめよう。Wordpress無料プラグイン「QA Heatmap Analytics」が実現するこれからのWebマーケティング

    データはクリエイティブの武器になる。“天才”ではない私たちがクリエイティビティを発揮するたったひとつの方法

    上記は2021年のインタビューですが、3年たった今も考え方はずっとかわっていません。むしろユニバーサルアナリティクスの停止や、プライバシー保護が加速した現在は、未来が現実に近づいてきたと思っています。

    そのような流れの中で、ずっと大切にしているのは「私たちはすべての人のクリエイティビティを信じています」という言葉です。下記は今回のQAミートアップの目的のスライドですが、ここにも「『人の縁が解決する』と信じています」という言葉があります。

    我々のようなデータを扱うツールベンダーが、「信じる」という言葉を使うのはちょっと問題かも知れませんが、データを扱う立場としては、データよりも包括的な「現実」に対してシビアでなくてはいけないと思っていて、それでいうと、私は50年近く生きてきた中で、人の縁や、十人十色のクリエイティビティ、意思の力こそ様々な問題を解決する鍵だと信じています。

    私達ツールベンダーの力には限界がありますが、ユーザーさんの力も集結したら、きっと想像もつかないすごいものになると信じていますし、そういう人が集まる場がもつ力というのはとても大きいと感じていて。

    とはいえ、リリース当初は製品力も乏しかった上に、コミュニティ運営にも自信がなく、願望はあっても、実現できるような実力がありませんでした。

    しかしそれから3年。現在は後述のBrainsのリリースも控え、またその間にWordPressコミュニティに参加するようになって、やはり人の力はすごい!同じことをやってみたい!と具体的にイメージができるようになり、コミュニティ熱が再燃していました。そんな中、コスギさんが「神戸に行くからやろうよ!」と声をかけてくれ、サポートしてくれたことで、この第一回を開催することができました。この時点でもはや我々だけの力ではありません。

    このような背景があり、コスギさんが振り返りレポートで「QAアナリティクスはやっぱり、私たちで育てていける余地のあるツールだと思っています。」と言ってくれたことはとても嬉しく、すごいものに近づく一歩を踏み出したのではないかと感激したのです。

    ミートアップの目指すもの

    コスギさんのレポートでいくつか議題を書いてもらっていたので、回答します。

    「#QAAnalytics」というハッシュタグを変更しては?

    確かに名前が長いし読みづらいですよね。。
    ベタなんですけど、「#QAアナリティクス」かなぁと思っています。何かアイディアがあればぜひ頂きたいです。

    ※公式ツイッター@QaAnalytics宛てに #QAハッシュタグ案 まで。

    https://x.com/QaAnalytics

    ミートアップの方向性

    主催者側の「セミナーにはしたくない」という思いは尊重しながらも、それでもある程度のレクチャーの必要性は感じたので、今後も継続しながら模索できたら良いんじゃないかなと思っています。

    初開催のQAアナリティクス会・参加レポート #QAAnalytics | Microsoft Clarity 研究所 (kosgis.com)

    ありがとうございます。同感です。ミートアップのスライドに下記のように入れています。

    ツールの方向性や、機能説明などはベンダーとして情報提供の必要があると思っていますし、スキルアップの場としては、教えるのがうまい人達のバックサポートをしたいと考えています。

    ミートアップを開催してみたいという方はぜひMeetupからご連絡ください。

    ▼QA Analytics Meetup
    https://www.meetup.com/ja-JP/qa-analytics-meetup/

    メーカーとしての立ち位置

    「ツールベンダーなんだから、サポートしてくれなきゃ困る」という思いを持つ方もいらっしゃると思います。そこをコミュニティ “だけ” で吸収するのは、私も少し違和感があるものの、基本は「WordPress を使うなら自己責任」論主義者なので、お互い対等な立場で建設的な対話ができればいいと思っています。
    「やっぱりこういう機能がほしいよね」と言語化できるようになれば、めっちゃいいツールになると思うんですよ。QAアナリティクスも、そういった場をつくろうとしているようですし、私はそこに共感してお手伝いしています。

    初開催のQAアナリティクス会・参加レポート #QAAnalytics | Microsoft Clarity 研究所 (kosgis.com)

    ありがとうございます。

    まずツールの安定稼働については、QAアナリティクスは100%GPLのWordPressのプラグインであるため、WordPressの文化にのっとってボランティアの方も交えたコミュニティフォーラムでのやりとりを基本としています。

    https://wordpress.org/support/plugin/qa-heatmap-analytics/

    またツールベンダーに直接サポートしてほしいという方のためには、有償プランも用意しています。それに加えて、 QAアナリティクスミートアップが、何らかの解決や、意見交換や、追加ご要望の情報交換の場になればと思っています。

    そうやってユーザーの皆さんと情報交換を行っていく中で、QAアナリティクスが「日本人のアイディアが詰まったツール」に育つようベンダーとしても頑張りたいです。

    なおサイト改善に向けての課題については、私達ツールベンダーでは解決できないので、困っている人とプロフェショナルな人達が出逢う場としてのミートアップ開催をどんどんご支援していければと考えています。

    QAアナリティクスの今後

    早い馬を追い求めても、自動車には敵いませんよね。QAアナリティクスは、この自動車になる可能性を秘めています。

    「Brains」。ウェブサイトの規模やニーズに応じたAIが、アクセス解析データを分析してアドバイスしてくれる機能

    初開催のQAアナリティクス会・参加レポート #QAAnalytics | Microsoft Clarity 研究所 (kosgis.com)

    ありがとうございます。

    Brainsとは?

    コスギさんが一番喜んでくれた「自動車になるかも」という機能であり、サイト規模に応じてデータをもとにアドバイスしてくれる機能です。下記のデモをご覧ください。

    Brainsデモ画面

    BrainsはQAにアドバイザーを追加できる機能です。つまりQAのアドオンとして動きます。

    これも、ツールベンダーの力だけで作るより、多くの人の力が集結した方がすごいものになるという考えから生まれたものです。

    デモ画面は法人向けのQA ZEROでまもなく先行リリースされるものですが、QAアナリティクスでも当然実装予定の機能となります。ぜひ楽しみにして頂ければと思います。

    「みんなで画面を覗き込むのはしんどいから、QAアナリティクスの閲覧のみができるユーザー権限が欲しい」と伝えておきました。Google アナリティクスにも権限が細かくありましたし、これができれば各々の画面で好きなように確認できますから、ミートアップでも役立つだろうなって。

    初開催のQAアナリティクス会・参加レポート #QAAnalytics | Microsoft Clarity 研究所 (kosgis.com)

    重要な機能だと思いました。QA ZEROで先行している機能なので、QAアナリティクスにも取り込みたいと思います。

    次回開催

    7月17(水)19時から神戸を予定しています。コスギさんも再び来てくださる予定です。
    募集が決まったら、また公式ツイッターやMeetupページでお知らせしますので、ぜひフォローよろしくお願いします。
    ▼QA Analytics Meetup
    https://www.meetup.com/ja-JP/qa-analytics-meetup/
    ▼公式ツイッター
    https://x.com/QaAnalytics

    今回参加したかったけどこれなかったというご意見もたくさん頂きました。
    ぜひ会場でお会いしましょう!

  • WordPress使ってないサイトが最近不便になってきてQA恐るべしです。

    WordPress使ってないサイトが最近不便になってきてQA恐るべしです。

    ECとプロレスと笑いがカオスに融合!?データ解析界のレインメーカーたなかずさんにQA広報の東郷が突撃インタビュー!ラリアットとかされないよね…?

    <プロフィール>

    たなかず/田辺一雄

    (株)エムディエス 代表取締役 / ALSOKの技術職などを経て2000年に起業。データ復旧の集客に日本でスタートしたGoogle Adword(現在のGoogle広告)での集客が成功。ネット集客を20年近く行う。NSC東京25期。令和2年度日本商工会議所青年部副会長。

    HP:https://www.lp-mds.com/
    Twitter:https://twitter.com/tanakazu_ceo

    ヒートマップ+クリックで考察が簡単になった

    たなかずさんは実際にQAアナリティクスを導入していただいて、主にヒートマップ機能をよくお使いだとお聞きしています。具体的にはどのようにヒートマップを使っていただいているのでしょうか?

    ヒートマップの情報とクリックされている数を見ています。うちではECもやっていて、Amazonや楽天など独自のドメインを取得して、ウェルカートで運営しているサイトがいくつかあるんです。そこで記事を読んだお客さんが、Amazon、楽天、自社サイトの中のどこで買うのか知りたかったんです。ヒートマップ+クリックされている数字が見られるので「Amazonで買って、手っ取り早くすぐに欲しいのかな?」「ここにボタンを置いたほうがいいのかな?」といった考察ができるようになりました。

    ECサイトとの相性が良いと感じていただけていると?

    そうですね。それまで私たちはいろいろな悩みや疑問を抱えていて、「商品ラインナップをどうしようかな?」「どこのサイトで商品が売れるのかな?」「素早く届くほうが便利なのかな?」といったことを悩んでいましたが、クリックされている数字を見ればすぐに解決しました。

    QAアナリティクスがお悩みの解決に一役買えたんですね!嬉しいです。お話を聞いた感じだとQAアナリティクスの機能の中でも、特にクリックカウントをご活用されているのでしょうか?

    そうですね。クリックカウントとヒートマップのおかげで、最後まで読んだのはどのくらいの人数で、どこをクリックしていったのかがわかるので、とても便利です!ヒートマップで、たとえばコンテンツを下まで呼んでいるユーザーは30%くらいしかないけど、「ここがよくクリックされているな」ということがわかります。

    どこがクリックされているかが一目瞭然

    数字や色味だけでは、コンテンツが見られていることはわかっても、そこから遷移先にまでちゃんと行ってもらえているかがわからないですよね。でもクリックカウントまでされているからこそ、そのあたりがわかるということで、両方の良さがうまくマッチして使っていただけているんですね。

    そうです。本当にわかりやすいです!

    私たちが「こういう風に活用してほしいな」と思っていた通りにお使いいただいているので、開発メンバーも喜ぶと思います。

    客観的なデータが見られるため、思い込みや仮定を減らすことができる

    QAアナリティクスは機能性のみならず「見た目が直観的でわかりやすい」ということも意識して開発を行っています。こちらについてはいかがでしょう?

    とても簡単でわかりやすいです!うちはECだけではなくてコンサルもやっているので、お客さんに「はい、これです」という風に見せやすいところがまた良いですね。

    お客さんに見せる際に「楽になった」とか「効率化したな」というような、実感されたエピソードなどはありますか?

    Googleアナリティクスにはレポートツールがありますよね。うちはFARO REPORTというものを使っています。これは全体的な成績はわかりやすいのですが、ページビューが増えているけどなかなかコンバージョンしないという懸念がありました。それで、ヒートマップを入れたほうがいいかなと思って、いろいろなツールを試していたんですよ。QAアナリティクスも実際に自分のところで試してみたら、これがすごくわかりやすかったんです!お客さんにもオススメして実際に入れてもらっています。

    ご自分で実感していただけでなく、オススメまで!とてもありがたいです。以前、ユーザーさんから「どの画面をどう見せればいいのかが難しい」という声が、よく挙がっていました。その点についても改善を重ねてきたので「相手に伝わりやすかった」と言っていただけて、とても嬉しいです!逆に「もう少し改善してほしいな」と思われているポイントはありますか?

    シンプルに画面をお見せする分にはいいのですが、中には「印刷データが欲しい」という方もいらっしゃいます。うちは観光協会さんなどの行政寄りのクライアントさんもいらっしゃるので、そういったところからは「紙資料が欲しい」という要望が上がることもあります。そのため、効率よく紙資料に落とし込む方法があれば助かりますね!もちろん画面を見せれば納得していただけるので、ものすごく困っているというわけではありませんが……。

    紙資料だと数字や文字がメインなのでどうしても難しい印象になってしまいますよね。

    そうなんです!スクショを撮って分割していけばいいのかなとも思いますが、そのあたりを自動化できるようにしてほしいです。

    そのあたりにも絡む話になりますが、先日QAアナリティクスをバージョンアップしました。サーチコンソール連携や、GAも含めたデータ・レポートに付随する機能を強化しています。もし「それよりもこっちを改善してほしい」と思うことがありましたら教えてください。

    クリック数がコンバージョンにつながっているかどうかを、ヒートマップ上でわかるようになればありがたいです。

    なるほど、開発の参考にします!QAアナリティクスを導入したことで、ご自身の業務において改善されたと思うポイントはありますか?

    客観的なデータが見られるので、思い込みや仮定を減らすことができました。

    それを実感したエピソードってあったりします?

    たとえば購入ボタンをつけている記事とつけていない記事があるのですが、やはり購入ボタンを明確にしたほうが、購入数が上がることがわかりました。さらに「誰の作った記事がどこまでスクロールしてもらえるか」という点まで把握できるので、外注のライターさんを選ぶときの指標になっています。

    客観的なデータが業務を外注する際にも役に立っているんですね。

    こちらでこっそりデータを見て、発注する人を変えるのはアリですね。ただ、あまりこういうことを言うとライターさんに嫌がられそうですけど……(笑)

    QAなら客観的データでファンの気持ちを知ることができる

    先ほどお客さんにも勧めていただいたとのお話がありましたが、QAアナリティクスがマッチするのはどういう業界や職種の人だと思いますか? あるいは「こういうところに役立ちそうだな」ということがありましたら、教えてください。

    我々が今関わっているクライアントさんの中に「琉球ドラゴンプロレス」というプロレス団体さんがあります。その中でコラムなどの記事を書いていまして、サブスク料金を払うことで読めるようになっているんです。最近はエンタメ系でもサブスクが増えてきているので、試しに琉球ドラゴンプロレスさんのサイトで導入してみようかなと考えています。どのようなテーマの記事が読まれるか、どのような構成にすれば下までスクロールしてもらえるか。そういったことがわかれば、満足度を測る指標になると思います。

    出典:琉球ドラゴンプロレス公式サイ

    読み物系のコンテンツで価値を実感してもらいやすい、ということですね。

    そうですね。サイトでは実際に琉球ドラゴンプロレスの選手たちが記事を書くので、我々がフィードバックをしたところで「それってあなたの感想ですよね」と返されてしまう懸念があります。そこでQAの出番です。客観的なデータを提示することで、納得してもらいやすいのではないかと思っています。ヒートマップを見れば、読まれているかどうかが一発でわかりますからね!リアルなファンの行動がわかりますし、実験的に導入してみようと思っています。もしそれがうまくいけば、観光協会などコンテンツを重視されるお客さんに対しても「このように改善しましたよ」と、事例としてお伝えすることもできるようになるかと思います。

    「データやヒートマップを通じて、ファンの方たちの気持ちを知ることができた」というのは、とても良い事例になりそうですね。

    そうですね。「読み物としての価値を数値化する」という観点では、ECをはじめ、あらゆるサイトで活用できるものだと思います。

    読み物系コンテンツの指標はPVになってしまいがちですよね。

    そうですよね。あとはいいね数、コメント数、シェア数あたりになるとは思います。とはいえ、どこまでしっかり読まれているんだろう?という疑問はありました。

    それは本当にそう思います。私もメディア編集者が本業なので、実際に記事が読まれているのかどうかは非常に気になっているところでした。PVだけだとわからないですから。

    ビジュアルもリアルタイムでわかりますよね。たとえば「スクロールし過ぎたけど戻っている」ということもわかるので、臨場感をもってデータを伝えることができます。

    「ユーザーさんのリアルがそこにある」という感じですよね。

    そうだ。QAアナリティクスって、WordPressにログインしていないと画面の確認できないですよね?

    そうですね。WordPress上ですべてが完結する形で作っているので、WordPressだけには入っていただくことになります。

    WordPressで全部できちゃうのがQAアナリティクスが最強なところなんですが、URLを共有したらすぐに見られるとか、そういう小技も効いてくるとありがたいです!ログインしなくても30分か1時間だけ有効のURLを発行するような形になるとか。そうなったらお客さんに共有する際にとても楽になるのでありがたいですね!

    感覚的には、記事プレビューをお見せするようなイメージですか?

    そうですね。ずっと見られる状態はヤバいかなと思いますんで。

    ありがとうございます。QAアナリティクスを使い込んでいる方ならではのおもしろいアイデアだと思います!いつ実現できるかわかりませんが、開発チームにも共有しておきますね。ちなみに、QAアナリティクスを知っていただいた最初のきっかけって何だったんでしょうか?

    最初は、QAアナリティクスでアンバサダーをされている森野さんがSNSでシェアしていたのがきっかけです。当時、うちはヒートマップを使っていなかったので「そういう新しいサービスができたんだな」というくらいの気持ちでいました。しばらくして、コンテンツの中身を知りたくなるような出来事が立て続けに起こったので、森野さんがシェアしていたことを思い出しました。

    そのタイミングで、あらためてQAを意識されたわけですね。そのときは、どうやってQAアナリティクスのサイトにたどり着いたのかって覚えていますか?

    森野さんがシェアされていたものを探して、そこからアクセスました。

    森野さんがシェアしたリンクから飛んだということは検索ではないですね。SNSを絡めた導線はわかりやすかったですか?

    そうですね。TwitterやFacebookに投稿されていたのを覚えていたので、特に検索などはしませんでしたし。

    ありがとうございます。それでは、他社のツールと比較して「この部分はQAアナリティクスよりも良いな」と思ったものはありますか?

    いえ、比較自体をしていません。森野さんがいいよと言っているものは大概良いものなので(笑)

    それは森野さん喜びますね(笑)。

    森野さん、そういうところはドライじゃないですか!

    たしかに(笑)。他に私たちに聞きたいことはありますか? 話がまったく変わっても大丈夫ですよ。

    後ろの熊の写真は意味があるんですか? (笑)

    単純に熊が好きなだけなんですが、あとま印象付けになればと思っています(笑)。「ああ、あの熊に食べられそうな人ね!」みたいな感じで覚えてもらえれば。

    ちょうどいいところに頭がありますよね(笑)。

    では今日は貴重なお話ありがとうございました!また今度は森野さんも交えてお話しましょう!

    いいですね!ありがとうございました。

  • クリックも到達もスクロールも1ページで確認できる。QAアナリティクスは「コンテンツマーケティングの記事改善」にすごく便利なツールです

    クリックも到達もスクロールも1ページで確認できる。QAアナリティクスは「コンテンツマーケティングの記事改善」にすごく便利なツールです

    GA Operatorイシイトモヒコさんに、アンバサダーの森野がインタビューしました。
    導入でどのような課題が解決できた?QAアナリティクスと類似ツールとの違いは?

    <プロフィール>

    イシイトモヒコ
    ハンドプリントTシャツ屋さんとGA Operator、二足のわらじで活躍中。

    Twitter:https://twitter.com/tomohiko_ishii
    ブログ📝: https://home-brewers.jp

    QAアナリティクスとの出会い

    QAアナリティクスはまだ世の中にあまり知られていないんですけど、どこで知ってもらったんでしょうか?

    最初は、WordPressのヒートマップツールがあるというのを見ていて、それが多分、去年なんですけど、郡山さんが「これを使ってみようかな」みたいなツイートをしていたのを覚えていたんです。その頃はまだ自分のサイトをちゃんと作っていなかったかなんかでスルーしていたんですけど。

    使いはじめたきっかけは、森野さんがQAのアンバサダーに就任したのを拝見したので。
    僕がちゃんとブログを立ち上げたのが年末で、うちのブログもWordPressだし、お客さんのサイトもWordPressのところがいくつかあるので、ちょっと使ってみようかなというのでした。それでまず自分のサイトに入れているという感じです。

    やっぱり知り合い経由じゃないと、なかなか知る機会はないですよね。

    そうですね。

    自分のサイトだけということは、がっちりしたBtoBとかでもなくて、まずは実験的にという感じですか?

    実験的にというのと、自分のサイトで記事の修正とか。そういうヒートマップ関連の仕事は割と多いので、試しでいろいろと実験はしたりしていたんですけども、その流れでやっています。

    プラグイン入れるだけという手軽さにビックリ

    ヒートマップがプラグインを入れるだけで設定できるのは楽ですか?

    そうですね。他のツールは全てGTM(Googleタグマネージャー)が入っていれば好きに出し入れできるというのはあるんですけど、その点、最初はちょっと戸惑いましたね。プラグインを入れるだけで済んでしまうんだという。

    自分のサイトにデータがたまっているから可能な話なんですけど。やっぱり手繰り慣れていると違和感がありますよね。

    最初はすごく戸惑いました。「このボタンを押すだけで設置できてしまうんだ」っていう驚きがありましたね。

    それは同感です。

    本当にびっくりしましたね、最初は。

    ページを指定しなくても、タグも関係なく出るのは楽ですよね。

    楽ですね。

    企業さんに導入しようと思うと、タグを入れるのだけで大変だったりしますよね。

    そうですね。今お手伝いしているお客さんは、タグマネージャーを入れているところがほとんどなので、ツールを入れたいとなったらば割とさくっと入れてもらえるんですけど、中にはやっぱり「タグマネージャーって何?」というところも多いので、そういうところだとなかなか難しいですよね。タグマネージャーを入れるのに「これは一体何なんだ」という説明から入らなければいけないので。

    じゃあタグを直書きするかという話になりますからね。

    そうですね。そういうのが多いですね。

    直書きすると、またそれはそれで面倒くさいですよね。

    CMSとかで直書きだとまだいいですけど、そうでもないところもあるので。

    ありますね。えらく費用がかかったりする時がありますからね。そういった意味では、プラグインというのはやっぱりメリットですかね。

    そうですね。WordPressだとすごくメリットだと思いますね。

    他のツールは高機能だけど一長一短

    ありがとうございます。ヒートマップツールはいろいろありますが一般利用するにはちょっと高いですよね。

    そうですね。自分は有料も含めて一通りヒートマップツールを使っていて、今はもうほとんどClarityで済ませているんですけど、やっぱり一長一短があるなという感じはすごくしますね。

    Ptengineは普通に解析もできるし、かなり高機能ですよね。

    僕が使っていた頃は、まだレコーディングがなかったんですけど、レコーディングって今はあるんですかね。

    レコーディングは見たことないですけど、セグメントはきっちりわかれるので、あれは結構便利だなとは思っています。

    そうですね。あれは割と独自タグみたいなのも入れられていたと思うので、当時はそんなに使いこなしていなかったですけど、そこら辺がすごく便利だったなという記憶はありました。

    User Insightはどうですか?

    User Insightの方がヒートマップの細かいバリエーションが多かったんですけど、なかなかそこまで見なかったです。ページが大量にあるときは便利でしたけどね。

    ヒートマップはないとそれはそれで困るけど、あったからといって頻繁には見ないんですよね。

    見ないですね。特に事業側にいて、それよりかはやることが他にいろいろとあるみたいなことが多いので。

    ヒートマップをいじくったからといって、PVが増えたりコンバージョンが上がったり、なかなかしないですからね。

    しないですね。前職の場合だと、なかなかそこは難しかったですね。これがECとかになってくると、ナビゲーションの作りなんかで結構変わってくるので、最近はすごくよく見ていますね。

    今はほぼClarityを使っている?

    Clarityですね。Clarityは無料で利用できるので。

    機能というよりも、お金がかからないところが、やっぱり一番のポイントですか?

    Clarityはお金がかからないのとGA連携ですね。ECだと購入・非購入とか、独自タグを付けられるので、イベントを飛ばしておいてそれをフックにしてフィルターにできます。無料なのにそこが使えるのはいいなと思います。

    ClarityはMicrosoftなのに、(Googleの)GA連携をしますもんね。

    そこはすごくありがたかったですね。

    あれは不思議ですよね。

    不思議です。「そこ、やってくれるんだ!」って。

    いつまで続けてくれるのか不安ではありますけど。ヒートマップしか使っていないですか。セッションレコーディングは?

    セッションレコーディングは使いますね。ヒートマップを見たときに、例えばカートインとか問い合わせとか、申し込みのボタンよりも下を見ているはずなのに、ボタンのところにやっぱりクリックが集中している。CTAより下を見ているはずなんだけど、どこまで見ているんだろう?というのを確認するために使っています。

    ページの下までいって、また戻ってくる人とかいますよね。

    結構割合としては多いですね。それがどういう動きをしているのか、あとはハンバーガーメニューのクリックってすごく多いじゃないですか。サイトによって結構まちまちなんですけど、一通り下まで見たてからハンバーガーメニューを押すサイトとそうではないサイトがあって、どちらなんだろうというが気になるので、そこはよく見ています。

    1人のユーザーとか数人だとか、なんとなくわかってきますよね。

    そうですね。

    無料なのに意外と高機能というのがClarityのいいところですか?

    無料でそこまでできるんだったらありがたい、という感じですね。

    QAはあらゆるデータを1ページで確認できる

    Clarityと比較して、QAはどこか違いはありますか?

    大きい違いは二つあると思っていて、一つ目がアテンションが見られるところ。これはやっぱり大きな違いだと思います。というのと、他のヒートマップでよくあるのが、「クリック」「アテンション」「スクロール」の三つなんですけど、他のツールだとそれぞれがばらばらに表示されるので、そこが割と不便だなといつも思っていました。それがQAだといっぺんに見られるのはありがたいですね。

    確かに全部ありますね。

    Clarityを見るときに自分はいつもこんな感じで、クリックと到達を並べて見ているんですよ。

    そうすると、例えばこれだと、ファーストビューがここまできていて、でもすぐに75%で、ここが25%落ちているなと思ったときに、それってクリックされてどこかに遷移しているんだっけ、それとも普通に離脱しているだけなんだっけ、というのがわかるんですよ。ただクリックだけ、到達だけ、スクロールだけだと、どうしてもそれが読みきれないので、そこを並べていつも見ているんです。

    それがQAだと、もうこの時点で、これは到達はここまで90%きていて、でもここら辺がクリックされているから、ここら辺で落ちているんだろうなみたいなものがわかるので、その点は1ページで見られるから、すごく魅力ですよね。楽ですよね。

    これは本当に、私もいつも同じことを思っています。

    本当にこれはいいなと思います。

    全部を重ねられますよね。

    そうなんです。QAはこの三つをいっぺんに並べられるというのは魅力だなと思います。

    ポンポンポンとチェックを入れるだけですからね。それは確かに一番のメリットかもしれないですね。ただ、WordPressのプラグインなので、WordPressでしか使えないのが…いうことにはなるんですけど。

    そうですね。

    他にQAのいいところはありますか。

    このアテンションのところでいうと、このアテンションを見られるか見られないかというのは、僕の中ですごく重要な項目です。

    今お見せしているのは自分のサイトなんですけど、お客さんのところでも普段Clarityを使っていて、すごく不便だなと思うのがどこにフォーカスしているのか、それとクリックが合っているのか合っていないのか、というのがすごく気になるんですよ。

    これはちょうど、Clarityのカスタムタグを入れるという話をしているページです。やっぱりKey-Valueの説明は確かに読むよね、だけど、タグのコピペのためにクリックしているというのもわかる。

    ここはアテンションとクリックがずれているんですよ。これがClarityだと気付けない。ここら辺はクリックがあるから、きっと見られているはずなんだけど、どのぐらいのアテンションで見られているのかな、どこら辺がアテンションされているのかなというのがすごく気になるんですよね。

    すごくわかります。でも本当にこうやって見ると、クリックって意外と左上からするんだなと思いますよね。

    こうやって動きが目に見えてわかるので、QAがお客さんで使えるといいなと思うところですね。

    確かに。みんなやればいいんだけど、やらないですね。ごちゃごちゃしすぎるのかな。

    ヒートマップって皆さん入れていますけど、どのぐらい使っているんだろうとは思いますね。

    ヒートマップは日々改善ができるのであれば使うし、そこにお金をかけていれば見ますよね。
    その点、QAは無料で勝手にやってくれるから、好きな時に見られるといういいところがありますよね。無料版だとページ数の制限がありますけど。

    僕はヒートマップばかり使っているので、そこら辺はすごく魅力に感じています。

    あまり数字は見ないですか。

    最近は数字は見ないですね。

    確かに広告とか出さない限り、あまり数字は見ないですよね。

    数字はアナリティクス機能の方ですよね。

    そうそう。

    そっちはあまり今は使っていないです。自分のサイトだからというのはあるんですけど、お客さんのサイトだとまた話は変わるかなと思いますね。

    お客さんのサイトだと、結局GA4を入れますよね。

    でもUAとかGA4を入れたとしても、QAのあの画面ですぐに見られるんだったら、そっちの方が楽だなと思う派です。

    なるほど。いちいち他にログインするのが面倒くさいと。

    そうです。それと、Microsoft Clarityも同じように、簡単なダッシュボードとして、どこから来ているかというのだったり、どのぐらいのユーザーが来ているかというのが数字で出るんですけど、それとGAを比較したときに、当然ずれるじゃないですか。ずれたものを基にして考えるんだったら、同じツールの中で同じ数字のものを見た方が説明しやすいなと思って。なるべくそちらで数字を見られるんだったら見たいなと思っています。

    それはそうですよね、その数字を基に出ているものだから。おっしゃる通りですね。

    Clarityは、そこの数字からさらにセグメントみたいなものを切れるので、細かいヒートマップと一緒に数字を見るのなら、ツールに合わせたいなというのは思うところですね。
    考える上で、もちろんGAでざっくりとした数字とか連帯感はつかみますけど。

    なるほど。それはその通りだと思います。説明するときにも、こちらの数字はこのツールで、こちらの数字はこっちのツールでとなると、説明される側も困りますよね。

    はい。

    すごく納得です。QAアナリティクスがWordPress以外でもし使えたら、使いたいですか?

    絶対に使いたいですね。

    多少お金がかかっても?

    多少はお金がかかっても問題ないです。今ってヒートマップ入れるだけだと、月5,000円くらいですか?

    いや、もっと安いです。3,300円(税込)。ヒートマップだけだったら、単品で機能追加(※)でいけます。
    ※編集部注 プラン改定により現在は廃止

    そのぐらいの金額だったら、もうお客さんに頼み込んで入れてもらいたいぐらいですね。

    やっぱりプラグインだから簡単にできるというメリットもありますけど、いろいろなサイトに入れられた方がいいかもというやつですね。どちらを取るかですね。

    そうですね。いま自分が関わっているお客さんだと、WordPressとそうでないサイトで半々ぐらい。企業のオウンドメディアとか、そういったものが割と多いんですよ。なのでWordPressをベースにしていることが多くて、記事改善をするのには、やっぱりQAのこの感じというのは、すごく便利だなと思いますね。

    オウンドメディアとかコンテンツマーケには、WordPressの利用が多いですし、QAは向いていますよね。

    そう思います。ちょうどお客さんと一緒に、自分のサイトのこのQAの話を見ながら、こんなことができるツールがあるんですよって話をしていたんですけど、コンバージョンがとれるようになったら使ってもいいかもねって話していました。

    コンバージョンはもうすぐできます。

    QA=ヒートマップから、QA=コンテンツマーケの記事改善ツールのポジションへ

    実際にヒートマップを使っていると今みたいな使い分けだし、見たいところはそういうところかなと思いました。縦長のLPで広告を出してヒートマップというパターンも多いんですけど、結局あれって広告の集客によってだいぶ影響されてしまうので。

    そうですね。

    ヒートマップでを使ったLPの改善は、やれるようで意外とやれていいなのですよね。

    それは最近思います。ECとかLP、広告で回すLPなんかは、もうぱっと見たときに、これは「どの広告を使っているま」というのは大体わかるじゃないですか。ファーストビューで、そこから一気に50%落ちるとなると、ディスプレーとか、あまりエンゲージしなかったものなんだろうな、逆にアフィリエイトとかだと、すごく下まで見てくれるなとか。

    そういうLP前後の背景を考えると、ただのヒートマップだけではやっぱり足りないんですよ。やっぱりそこから、QAアナリティクス、数字の部分でどこからの流入が多いんだろうというのがわかると、一気にそこが見られるようになるのはいいですよね。

    いろいろな集客があると、意図が変わるから難しいですよね。混ざってしまうと。

    そうですね。これはECとかだとその傾向が強いんですけど、記事だとまた話が変わってきて、初動がソーシャルとかで入ってきて、数か月するとオーガニックで入ってくるようになるんですよ。時間経過とともに思い切り意図が変わるので、そこが変わったことを確認しつつヒートマップが見られるというのは、機能としてはいいなと思いますね。

    SNSからだと、割とちょっと見て帰ってしまうけど、オーガニックからだと読んでくれたりしますよね。

    そうですね。この記事のQAで、このGTMを使ったカスタムタグの設定というところがすごくフォーカスされているんですけど、入ってくるキーワードが「Clarity GTM」とか、そういう勢いで入ってきているから、ここがすごくフォーカスされているんですよ。ここはやっぱりそうなんだなというのがすごくわかりやすいですね。

    わかりやすいですね。その辺をちゃんと関連付けて見られる人じゃないと思い付かないかもしれないですけど。

    Clarityだとアテンションがないから、それが見えないんですよね。

    なるほど、すごくいい話です。これはもうコンテンツマーケをやっている人は、WordPressを使っていたらみんな入れてくれると思います。

    僕も早く入れてもらいたいですね。

    ありがとうございます。あとはヒートマップに関していうと、今後ほしいのはどんな機能ですか?

    ヒートマップに関していうと、Clarityにあるからというのはあるんですけど、特定の箇所をクリックしたユーザーでセグメントをつくって、それのヒートマップを表示する。例えば、カートをクリックした人でヒートマップをつくるとか、そういった機能は欲しいですね。

    セグメント的なやつですね。それは欲しいですよね。絞り込まれると、がらっと変わりますね。

    結構変わると思いますね。それで見ている場所とかも結構変わったりするんですよね。

    大体WEBサイトって、グローバルナビがクリックされるじゃないですか。あれをクリックする人と、下の方をクリックする人って、絶対に密だと思うんですよね。だから、その辺だけ除外とかできてもおもしろいですね。

    あと欲を言えば、QAアナリティクスのレコーディングのところで、一応セッションで見たページ順を持っているじゃないですか。あの前後のページの動きみたいなものが数字で出るとすごくうれしいですね。

    GAのナビゲーションサマリーみたいなやつですね。

    そうです。さっきあまりGAは見ないと言いましたけど、GAでランディングページがどこかと、ランディングページと、あと2ページ目を使って“どこから入ってきて、次にどこに行くのか”というのはよく見ています。

    それをすると、“このページってランディングになることはないけど、トップページからの流入が多いページなんだな”とか、“ここはランディングになっていて、こっちに抜けていくページなんだな”というのがわかった上でヒートマップを見られると、なるほどそうなるよねというのが読みやづいんです。

    ナビゲーションサマリーみたいなものが見られると、こういうふうに流れていくこの役割のページなんだなとかが見えてくるので、もっと使いやすくなるなと思います。

    ナビゲーションサマリーを見て、それが視覚的にヒートマップに出るという感じですね。それは非常にわかりますね。ナビゲーションサマリーだけだとなんとなくわからないけど、ヒートマップを見ると、この場所だからこう押されるんだとかってありますよね。

    そうなんです。以前にあったのが、カラーバリエーションがいろいろある商品のページがすごくPVが高かったので、この色が人気なのかと思ってヒートマップを見たら、単純に左上に置いてあっただけだったんです。

    よくあるやつですね。

    人気なんじゃなくて、取りあえず押しただけなんだ、と。

    ホームのラジオボタンとか、左上が一番押されるから、そういうやつですよね。

    そうなんです。

    それはナビゲーションサマリーみたいなやつだと、わからないですね。

    それだと、GAのデータからPVとかナビゲーションサマリーを見ると一番上にくるので、これは見られているいいページなんだと思うんですよ。ですけど、実際にそんなことはない、と。

    ただそこにあっただけ。

    そうなんです。

    今はその辺で複数のツールを見なきゃいけないけど、一個で見られたら楽だなということですね。

    そうですね。ヒートマップって、他の人に教えるのがすごく面倒くさいというか、難しいなと思っています。というのも、さっき話しした通り、ページに入ってくる前の文脈、後ろの文脈の中で、ページの中でどう動いているかというのを把握するためのツールだと思うんですけど、視覚で見せるから、そのページだけで改善・完結できるように思えてしまうんですよね。

    だけど実際はそんなことはなくて、前後のその流れを把握して改善方法を考えなければいけないんですけど、それが一個にまとまっていない。同じページや同じツールでまとまっていないことが多すぎて、GAを見て、ヒートマップを見て、またGAに戻ってというのをしなければいけないんですよって話はするんですけど、やっぱり伝わりにくいなというのがあるので。

    結局、モニターが三つ、四つあって、サーチコンソールを見ながらGAを見て、ヒートマップを見て、みたいになってきますよね。

    そうですね。なので、ヒートマップの分析をするときは、例えば、すごくざっくりとしたやつですけど、最初にこのページは、こういう流入とかこういうキーワードで入ってきていて、このページの中で特徴的な行動はこうですよっていうふうに流して資料を作ることが多いんです。

    やっぱりそうやって見せていかないと、ミスリードしてしまうなというのはすごく思います。自分が入っていれば、そういうふうに渡せるんですけど、担当者単体で考えようとなったときに、そこが同じツールの中で完結しないと、やっぱり手を出しにくいだろうなとは思いますね。

    本当にわかる人が見たら、その改善箇所はすぐにわかるんですけど、それを人に説明する方がよほど面倒くさいですよね。

    はい。同じツールの中で完結していると、こことここを見たら、こういう流れでいけばいいと言えるので。

    すごいヒントですね。ありがとうございます。もう相当いいことをいっぱい聞いたと思うんですけど、東郷さん、何かありそうですか。

    まず、ありがとうございました。

    ありがとうございます。

    僕も編集とかライターをやっているので、オウンドメディアの話とか、興味深く聞かせていただきました。この間、ブロガーさんに取材をしたときに、「QAは機能はもう充分できていて、機能そのものの拡充よりもっと早く有名になってほしい。そうしたら人に紹介したくなる」というようなご意見をいただいんたんです。

    例えばイシイさんだったら、こういうことをしていたり、こういうふうに表現すると人に紹介したくなるのになとか、逆に今はこういうツールだからイマイチ紹介しづらいなとか、外側から見てそうした点はあったりするのかな、というのは気になっています。

    見え方ですか。見え方だと、これは言い方が適当かどうかわからないですけど、ヒートマップツールというよりかは、コンテンツ改善系やSEOツールの競合ですよね。

    なるほど、コンテンツ系ですか。

    多分「ヒートマップ」と言ったら「ヒートマップだな」としか思わないんですけど、ヒートマップというよりかは、コンテンツマーケティングの記事改善とかにすごく便利なツールという意味で、競合になるといいんだろうな、と。そういうポジションになると紹介しやすいなとは思いますね。

    確かにメディアによく使われるWordPressに入ってしまっている手前、勝手にそうなりますよね。安くて似たような機能だけど、WordPress限定みたいな感じですよね。

    なるほど。

    QAを見たときに思ったのは、WordPress限定というのはあるんですけど、だからこそ、記事改善で多分すごく使えるんだろうなとは思っていて。

    SEOのツールってそこだけに特化しているものが多かったんですが、そこからいろいろとコンテンツマーケ界隈に広がっていった背景がありますよね。わかりやすかったです、今の話。

    今めちゃめちゃいいヒントを頂いた気がしました。中にいると、きっとこういうもんだよなとか、わかっているつもりでやっているんですけど、何か違うような気もするというか、若干もやっとした気持ちになるときもあって、今のお話は腑に落ちた感じがします。ありがとうございます。

    ヒートマップって、本当に不遇だなと思うのは、新しいツールが出ると「おお!」ってなるんですけど、入れてもらった後、ほとんど使われないという。

    でも、それを「ヒートマップ」と言ってしまえばそうなんですけど「コンテンツマーケティングの改善ツール」というふうになると、ぐっとやるべきことが見えてくるので。

    確かにコンテンツマーケの改善ツールだけど、WordPressのプラグインだから、別立てではないですよね。

    そうなんです。

    土台があって、そこに機能追加なので。

    ちょっと前のAll in One SEOとか、今だとYoastとかと同じ感じで、さくっと入れられてっていうふうに考えると、すごく気楽ですよね。

    ありがとうございます。本当にこれはお金を払ってもいいぐらいの話でした。お忙しいところありがとうございました。

    (執筆・編集 / 東郷 宝)

  • 株式会社メディアミックス研究所様

    株式会社メディアミックス研究所様

    WordPressならQA Heatmap Analytics一択です

    クライアントのサイト制作・運用支援を行っており、コーポレートサイトからECサイト・LPまで幅広く手がけています。
    サイトは作ったら終わりではなくビジネスとともに成長させていく必要がありますが、地方ではまだまだその認識が少ないクライアントが多いのが現実です。

    次なる展開への根拠となるレポート・提案資料を、数値やグラフで伝えようと思ってもなかなか通じません。
    その点ヒートマップツールはビジュアルで直感的に分かりやすく、クライアントに伝わりやすい、というメリットがあります。
    ヒートマップ画面や録画再生を見ながら、次の一手をクライアントと一緒に考えることができるのが魅力です。

    ヒートマップツールは「ユーザーがどう動いているのか?」「どこで悩んでいるのか?」「どこか分かりづらいのか?」などUI設計において使えるため、最近はヒートマップ分析で必要な案件が増えています。
    いろいろなヒートマップツールを試していますが、WordPressユーザーであればQA Heatmap Analytics一択です。

    QAはタグ設置が不要なのですぐに導入できる手軽さもいいですね。日本語サポートもしっかりしていて、意見も真摯に受け止めて開発に活かしてくれる姿勢も気に入っています。

    株式会社メディアミックス研究所
    チーフクリエイティブオフィサー 杉本 憲昭 様

    メディアミックス研究所は、広告やセールスプロモーションなどを通じてお客様の課題を解決するクリエイティブ企業です。web、SNS、テレビ、新聞などあらゆるメディアを扱い、イベントの企画・運営まで行っています。デジタルハリウッドと提携し地域活性化推進のため、クリエイター人材の育成にも力を入れています。

  • 株式会社PROPO様

    株式会社PROPO様

    LP最適化・改善のアイディアがどんどん溢れてきます

    ランディングページ最適化を図るには、Google Analyticsだけでは性質上、難しいものがあります。ヒートマップツールを使えばユーザーの行動をより詳しく視覚化できるので、僕もお客さまやセミナー参加者にランディングページの分析ツールとして紹介しています。
    しかし、数あるヒートマップツールの中からどれを使えばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

    そんな人に僕はQAヒートマップアナリティクスを強く推奨します。
    なぜなら初めてヒートマップツールを導入する方から、普段ヒートマップを使いこなしている上級者まで、幅広い人に満足してもらえる「使える」WordPressのプラグインだからです。

    もちろんヒートマップツールを導入することで、すぐに売上が上がるわけではありません。
    大事なのはデータを分析してそこから仮説を立て、改善作業をすることです。そういう意味ではQAは直感的にわかりやすく、しかも詳しいデータを抽出可能なので改善のアイディアがどんどん溢れてくるでしょう。

    限られた時間を最大限に有効するためにも、分析作業を短縮できて改善作業に集中できるQAは、心強いツールになるでしょう。

    株式会社PROPO
    代表取締役 中尾 豊 様

    株式会社PROPO
    限られた予算でもCVの最大化を図るための戦略策定、施策を得意とし、地方の中小企業・個人事業主の売上アップ実績を多く持つ。著書に「Google Adwordsで集客・売上をアップする方法」「儲かる検索キーワードの見つけ方講座」(いずれもソーテック社)「ビジネスを加速させるランディングページ最強の3パターン制作・運用の教科書」(つた書房)

  • 西尾張三菱自動車販売株式会社様

    西尾張三菱自動車販売株式会社様

    いい直帰か悪い直帰か?
    気づきが多く発見できています

    昨今のアウトドアブームとコロナの影響があり、キャンピングカー&車中泊カーが好調です。弊社ではデリカD:5をベースとしたオリジナルのご提案をしているため、全国からのお客様からお問い合わせ・ご来店をいただいています。

    店舗へのご来店とその行動を促すオンラインでの活動が重要と考え、O2O(Online to Offline)マーケティング施策を行っています。その中で現在のサイトをリニューアルすることを検討しており、まずは現状把握と改善ポイントの気づきを得るためにヒートマップツールを探していました。

    毎日堂メルマガと愛知県のウェブマーケターの方に紹介されていたQAが、「WordPressプラグインですぐに使えて、しかも無料で始められる」ということで導入しました。

    QAはシンプルで分かりやすい機能なので直感的に事実が把握でき、ユーザー行動の録画再生では「いい直帰か悪い直帰か」などGAの数値だけを見ていたら気づけなかった、ページ単位での気づきが多く見つかっています。
    サイト全体を分析をしたいときはGA、GAの一歩手前で活躍するQA、と使い分けています。

    西尾張三菱自動車販売株式会社
    一宮末広店 サービス課 関戸 裕士 様

    西尾張三菱自動車販売株式会社は、デリカD:5の年間販売台数トップを誇る三菱正規ディーラーです。一宮末広店は全国各地からデリカ・キャンピングカーユーザーが集う店舗です。