カテゴリー: 活用ノウハウ

QA Analyticsを使ったヒートマップや、アテンションマップ、精読率の使い方、読み方のマニュアル。QA Analyticsを活用したサイト改善ノウハウも。

  • WordPress使ってないサイトが最近不便になってきてQA恐るべしです。

    WordPress使ってないサイトが最近不便になってきてQA恐るべしです。

    ECとプロレスと笑いがカオスに融合!?データ解析界のレインメーカーたなかずさんにQA広報の東郷が突撃インタビュー!ラリアットとかされないよね…?

    <プロフィール>

    たなかず/田辺一雄

    (株)エムディエス 代表取締役 / ALSOKの技術職などを経て2000年に起業。データ復旧の集客に日本でスタートしたGoogle Adword(現在のGoogle広告)での集客が成功。ネット集客を20年近く行う。NSC東京25期。令和2年度日本商工会議所青年部副会長。

    HP:https://www.lp-mds.com/
    Twitter:https://twitter.com/tanakazu_ceo

    ヒートマップ+クリックで考察が簡単になった

    たなかずさんは実際にQAアナリティクスを導入していただいて、主にヒートマップ機能をよくお使いだとお聞きしています。具体的にはどのようにヒートマップを使っていただいているのでしょうか?

    ヒートマップの情報とクリックされている数を見ています。うちではECもやっていて、Amazonや楽天など独自のドメインを取得して、ウェルカートで運営しているサイトがいくつかあるんです。そこで記事を読んだお客さんが、Amazon、楽天、自社サイトの中のどこで買うのか知りたかったんです。ヒートマップ+クリックされている数字が見られるので「Amazonで買って、手っ取り早くすぐに欲しいのかな?」「ここにボタンを置いたほうがいいのかな?」といった考察ができるようになりました。

    ECサイトとの相性が良いと感じていただけていると?

    そうですね。それまで私たちはいろいろな悩みや疑問を抱えていて、「商品ラインナップをどうしようかな?」「どこのサイトで商品が売れるのかな?」「素早く届くほうが便利なのかな?」といったことを悩んでいましたが、クリックされている数字を見ればすぐに解決しました。

    QAアナリティクスがお悩みの解決に一役買えたんですね!嬉しいです。お話を聞いた感じだとQAアナリティクスの機能の中でも、特にクリックカウントをご活用されているのでしょうか?

    そうですね。クリックカウントとヒートマップのおかげで、最後まで読んだのはどのくらいの人数で、どこをクリックしていったのかがわかるので、とても便利です!ヒートマップで、たとえばコンテンツを下まで呼んでいるユーザーは30%くらいしかないけど、「ここがよくクリックされているな」ということがわかります。

    どこがクリックされているかが一目瞭然

    数字や色味だけでは、コンテンツが見られていることはわかっても、そこから遷移先にまでちゃんと行ってもらえているかがわからないですよね。でもクリックカウントまでされているからこそ、そのあたりがわかるということで、両方の良さがうまくマッチして使っていただけているんですね。

    そうです。本当にわかりやすいです!

    私たちが「こういう風に活用してほしいな」と思っていた通りにお使いいただいているので、開発メンバーも喜ぶと思います。

    客観的なデータが見られるため、思い込みや仮定を減らすことができる

    QAアナリティクスは機能性のみならず「見た目が直観的でわかりやすい」ということも意識して開発を行っています。こちらについてはいかがでしょう?

    とても簡単でわかりやすいです!うちはECだけではなくてコンサルもやっているので、お客さんに「はい、これです」という風に見せやすいところがまた良いですね。

    お客さんに見せる際に「楽になった」とか「効率化したな」というような、実感されたエピソードなどはありますか?

    Googleアナリティクスにはレポートツールがありますよね。うちはFARO REPORTというものを使っています。これは全体的な成績はわかりやすいのですが、ページビューが増えているけどなかなかコンバージョンしないという懸念がありました。それで、ヒートマップを入れたほうがいいかなと思って、いろいろなツールを試していたんですよ。QAアナリティクスも実際に自分のところで試してみたら、これがすごくわかりやすかったんです!お客さんにもオススメして実際に入れてもらっています。

    ご自分で実感していただけでなく、オススメまで!とてもありがたいです。以前、ユーザーさんから「どの画面をどう見せればいいのかが難しい」という声が、よく挙がっていました。その点についても改善を重ねてきたので「相手に伝わりやすかった」と言っていただけて、とても嬉しいです!逆に「もう少し改善してほしいな」と思われているポイントはありますか?

    シンプルに画面をお見せする分にはいいのですが、中には「印刷データが欲しい」という方もいらっしゃいます。うちは観光協会さんなどの行政寄りのクライアントさんもいらっしゃるので、そういったところからは「紙資料が欲しい」という要望が上がることもあります。そのため、効率よく紙資料に落とし込む方法があれば助かりますね!もちろん画面を見せれば納得していただけるので、ものすごく困っているというわけではありませんが……。

    紙資料だと数字や文字がメインなのでどうしても難しい印象になってしまいますよね。

    そうなんです!スクショを撮って分割していけばいいのかなとも思いますが、そのあたりを自動化できるようにしてほしいです。

    そのあたりにも絡む話になりますが、先日QAアナリティクスをバージョンアップしました。サーチコンソール連携や、GAも含めたデータ・レポートに付随する機能を強化しています。もし「それよりもこっちを改善してほしい」と思うことがありましたら教えてください。

    クリック数がコンバージョンにつながっているかどうかを、ヒートマップ上でわかるようになればありがたいです。

    なるほど、開発の参考にします!QAアナリティクスを導入したことで、ご自身の業務において改善されたと思うポイントはありますか?

    客観的なデータが見られるので、思い込みや仮定を減らすことができました。

    それを実感したエピソードってあったりします?

    たとえば購入ボタンをつけている記事とつけていない記事があるのですが、やはり購入ボタンを明確にしたほうが、購入数が上がることがわかりました。さらに「誰の作った記事がどこまでスクロールしてもらえるか」という点まで把握できるので、外注のライターさんを選ぶときの指標になっています。

    客観的なデータが業務を外注する際にも役に立っているんですね。

    こちらでこっそりデータを見て、発注する人を変えるのはアリですね。ただ、あまりこういうことを言うとライターさんに嫌がられそうですけど……(笑)

    QAなら客観的データでファンの気持ちを知ることができる

    先ほどお客さんにも勧めていただいたとのお話がありましたが、QAアナリティクスがマッチするのはどういう業界や職種の人だと思いますか? あるいは「こういうところに役立ちそうだな」ということがありましたら、教えてください。

    我々が今関わっているクライアントさんの中に「琉球ドラゴンプロレス」というプロレス団体さんがあります。その中でコラムなどの記事を書いていまして、サブスク料金を払うことで読めるようになっているんです。最近はエンタメ系でもサブスクが増えてきているので、試しに琉球ドラゴンプロレスさんのサイトで導入してみようかなと考えています。どのようなテーマの記事が読まれるか、どのような構成にすれば下までスクロールしてもらえるか。そういったことがわかれば、満足度を測る指標になると思います。

    出典:琉球ドラゴンプロレス公式サイ

    読み物系のコンテンツで価値を実感してもらいやすい、ということですね。

    そうですね。サイトでは実際に琉球ドラゴンプロレスの選手たちが記事を書くので、我々がフィードバックをしたところで「それってあなたの感想ですよね」と返されてしまう懸念があります。そこでQAの出番です。客観的なデータを提示することで、納得してもらいやすいのではないかと思っています。ヒートマップを見れば、読まれているかどうかが一発でわかりますからね!リアルなファンの行動がわかりますし、実験的に導入してみようと思っています。もしそれがうまくいけば、観光協会などコンテンツを重視されるお客さんに対しても「このように改善しましたよ」と、事例としてお伝えすることもできるようになるかと思います。

    「データやヒートマップを通じて、ファンの方たちの気持ちを知ることができた」というのは、とても良い事例になりそうですね。

    そうですね。「読み物としての価値を数値化する」という観点では、ECをはじめ、あらゆるサイトで活用できるものだと思います。

    読み物系コンテンツの指標はPVになってしまいがちですよね。

    そうですよね。あとはいいね数、コメント数、シェア数あたりになるとは思います。とはいえ、どこまでしっかり読まれているんだろう?という疑問はありました。

    それは本当にそう思います。私もメディア編集者が本業なので、実際に記事が読まれているのかどうかは非常に気になっているところでした。PVだけだとわからないですから。

    ビジュアルもリアルタイムでわかりますよね。たとえば「スクロールし過ぎたけど戻っている」ということもわかるので、臨場感をもってデータを伝えることができます。

    「ユーザーさんのリアルがそこにある」という感じですよね。

    そうだ。QAアナリティクスって、WordPressにログインしていないと画面の確認できないですよね?

    そうですね。WordPress上ですべてが完結する形で作っているので、WordPressだけには入っていただくことになります。

    WordPressで全部できちゃうのがQAアナリティクスが最強なところなんですが、URLを共有したらすぐに見られるとか、そういう小技も効いてくるとありがたいです!ログインしなくても30分か1時間だけ有効のURLを発行するような形になるとか。そうなったらお客さんに共有する際にとても楽になるのでありがたいですね!

    感覚的には、記事プレビューをお見せするようなイメージですか?

    そうですね。ずっと見られる状態はヤバいかなと思いますんで。

    ありがとうございます。QAアナリティクスを使い込んでいる方ならではのおもしろいアイデアだと思います!いつ実現できるかわかりませんが、開発チームにも共有しておきますね。ちなみに、QAアナリティクスを知っていただいた最初のきっかけって何だったんでしょうか?

    最初は、QAアナリティクスでアンバサダーをされている森野さんがSNSでシェアしていたのがきっかけです。当時、うちはヒートマップを使っていなかったので「そういう新しいサービスができたんだな」というくらいの気持ちでいました。しばらくして、コンテンツの中身を知りたくなるような出来事が立て続けに起こったので、森野さんがシェアしていたことを思い出しました。

    そのタイミングで、あらためてQAを意識されたわけですね。そのときは、どうやってQAアナリティクスのサイトにたどり着いたのかって覚えていますか?

    森野さんがシェアされていたものを探して、そこからアクセスました。

    森野さんがシェアしたリンクから飛んだということは検索ではないですね。SNSを絡めた導線はわかりやすかったですか?

    そうですね。TwitterやFacebookに投稿されていたのを覚えていたので、特に検索などはしませんでしたし。

    ありがとうございます。それでは、他社のツールと比較して「この部分はQAアナリティクスよりも良いな」と思ったものはありますか?

    いえ、比較自体をしていません。森野さんがいいよと言っているものは大概良いものなので(笑)

    それは森野さん喜びますね(笑)。

    森野さん、そういうところはドライじゃないですか!

    たしかに(笑)。他に私たちに聞きたいことはありますか? 話がまったく変わっても大丈夫ですよ。

    後ろの熊の写真は意味があるんですか? (笑)

    単純に熊が好きなだけなんですが、あとま印象付けになればと思っています(笑)。「ああ、あの熊に食べられそうな人ね!」みたいな感じで覚えてもらえれば。

    ちょうどいいところに頭がありますよね(笑)。

    では今日は貴重なお話ありがとうございました!また今度は森野さんも交えてお話しましょう!

    いいですね!ありがとうございました。

  • クリックも到達もスクロールも1ページで確認できる。QAアナリティクスは「コンテンツマーケティングの記事改善」にすごく便利なツールです

    クリックも到達もスクロールも1ページで確認できる。QAアナリティクスは「コンテンツマーケティングの記事改善」にすごく便利なツールです

    GA Operatorイシイトモヒコさんに、アンバサダーの森野がインタビューしました。
    導入でどのような課題が解決できた?QAアナリティクスと類似ツールとの違いは?

    <プロフィール>

    イシイトモヒコ
    ハンドプリントTシャツ屋さんとGA Operator、二足のわらじで活躍中。

    Twitter:https://twitter.com/tomohiko_ishii
    ブログ📝: https://home-brewers.jp

    QAアナリティクスとの出会い

    QAアナリティクスはまだ世の中にあまり知られていないんですけど、どこで知ってもらったんでしょうか?

    最初は、WordPressのヒートマップツールがあるというのを見ていて、それが多分、去年なんですけど、郡山さんが「これを使ってみようかな」みたいなツイートをしていたのを覚えていたんです。その頃はまだ自分のサイトをちゃんと作っていなかったかなんかでスルーしていたんですけど。

    使いはじめたきっかけは、森野さんがQAのアンバサダーに就任したのを拝見したので。
    僕がちゃんとブログを立ち上げたのが年末で、うちのブログもWordPressだし、お客さんのサイトもWordPressのところがいくつかあるので、ちょっと使ってみようかなというのでした。それでまず自分のサイトに入れているという感じです。

    やっぱり知り合い経由じゃないと、なかなか知る機会はないですよね。

    そうですね。

    自分のサイトだけということは、がっちりしたBtoBとかでもなくて、まずは実験的にという感じですか?

    実験的にというのと、自分のサイトで記事の修正とか。そういうヒートマップ関連の仕事は割と多いので、試しでいろいろと実験はしたりしていたんですけども、その流れでやっています。

    プラグイン入れるだけという手軽さにビックリ

    ヒートマップがプラグインを入れるだけで設定できるのは楽ですか?

    そうですね。他のツールは全てGTM(Googleタグマネージャー)が入っていれば好きに出し入れできるというのはあるんですけど、その点、最初はちょっと戸惑いましたね。プラグインを入れるだけで済んでしまうんだという。

    自分のサイトにデータがたまっているから可能な話なんですけど。やっぱり手繰り慣れていると違和感がありますよね。

    最初はすごく戸惑いました。「このボタンを押すだけで設置できてしまうんだ」っていう驚きがありましたね。

    それは同感です。

    本当にびっくりしましたね、最初は。

    ページを指定しなくても、タグも関係なく出るのは楽ですよね。

    楽ですね。

    企業さんに導入しようと思うと、タグを入れるのだけで大変だったりしますよね。

    そうですね。今お手伝いしているお客さんは、タグマネージャーを入れているところがほとんどなので、ツールを入れたいとなったらば割とさくっと入れてもらえるんですけど、中にはやっぱり「タグマネージャーって何?」というところも多いので、そういうところだとなかなか難しいですよね。タグマネージャーを入れるのに「これは一体何なんだ」という説明から入らなければいけないので。

    じゃあタグを直書きするかという話になりますからね。

    そうですね。そういうのが多いですね。

    直書きすると、またそれはそれで面倒くさいですよね。

    CMSとかで直書きだとまだいいですけど、そうでもないところもあるので。

    ありますね。えらく費用がかかったりする時がありますからね。そういった意味では、プラグインというのはやっぱりメリットですかね。

    そうですね。WordPressだとすごくメリットだと思いますね。

    他のツールは高機能だけど一長一短

    ありがとうございます。ヒートマップツールはいろいろありますが一般利用するにはちょっと高いですよね。

    そうですね。自分は有料も含めて一通りヒートマップツールを使っていて、今はもうほとんどClarityで済ませているんですけど、やっぱり一長一短があるなという感じはすごくしますね。

    Ptengineは普通に解析もできるし、かなり高機能ですよね。

    僕が使っていた頃は、まだレコーディングがなかったんですけど、レコーディングって今はあるんですかね。

    レコーディングは見たことないですけど、セグメントはきっちりわかれるので、あれは結構便利だなとは思っています。

    そうですね。あれは割と独自タグみたいなのも入れられていたと思うので、当時はそんなに使いこなしていなかったですけど、そこら辺がすごく便利だったなという記憶はありました。

    User Insightはどうですか?

    User Insightの方がヒートマップの細かいバリエーションが多かったんですけど、なかなかそこまで見なかったです。ページが大量にあるときは便利でしたけどね。

    ヒートマップはないとそれはそれで困るけど、あったからといって頻繁には見ないんですよね。

    見ないですね。特に事業側にいて、それよりかはやることが他にいろいろとあるみたいなことが多いので。

    ヒートマップをいじくったからといって、PVが増えたりコンバージョンが上がったり、なかなかしないですからね。

    しないですね。前職の場合だと、なかなかそこは難しかったですね。これがECとかになってくると、ナビゲーションの作りなんかで結構変わってくるので、最近はすごくよく見ていますね。

    今はほぼClarityを使っている?

    Clarityですね。Clarityは無料で利用できるので。

    機能というよりも、お金がかからないところが、やっぱり一番のポイントですか?

    Clarityはお金がかからないのとGA連携ですね。ECだと購入・非購入とか、独自タグを付けられるので、イベントを飛ばしておいてそれをフックにしてフィルターにできます。無料なのにそこが使えるのはいいなと思います。

    ClarityはMicrosoftなのに、(Googleの)GA連携をしますもんね。

    そこはすごくありがたかったですね。

    あれは不思議ですよね。

    不思議です。「そこ、やってくれるんだ!」って。

    いつまで続けてくれるのか不安ではありますけど。ヒートマップしか使っていないですか。セッションレコーディングは?

    セッションレコーディングは使いますね。ヒートマップを見たときに、例えばカートインとか問い合わせとか、申し込みのボタンよりも下を見ているはずなのに、ボタンのところにやっぱりクリックが集中している。CTAより下を見ているはずなんだけど、どこまで見ているんだろう?というのを確認するために使っています。

    ページの下までいって、また戻ってくる人とかいますよね。

    結構割合としては多いですね。それがどういう動きをしているのか、あとはハンバーガーメニューのクリックってすごく多いじゃないですか。サイトによって結構まちまちなんですけど、一通り下まで見たてからハンバーガーメニューを押すサイトとそうではないサイトがあって、どちらなんだろうというが気になるので、そこはよく見ています。

    1人のユーザーとか数人だとか、なんとなくわかってきますよね。

    そうですね。

    無料なのに意外と高機能というのがClarityのいいところですか?

    無料でそこまでできるんだったらありがたい、という感じですね。

    QAはあらゆるデータを1ページで確認できる

    Clarityと比較して、QAはどこか違いはありますか?

    大きい違いは二つあると思っていて、一つ目がアテンションが見られるところ。これはやっぱり大きな違いだと思います。というのと、他のヒートマップでよくあるのが、「クリック」「アテンション」「スクロール」の三つなんですけど、他のツールだとそれぞれがばらばらに表示されるので、そこが割と不便だなといつも思っていました。それがQAだといっぺんに見られるのはありがたいですね。

    確かに全部ありますね。

    Clarityを見るときに自分はいつもこんな感じで、クリックと到達を並べて見ているんですよ。

    そうすると、例えばこれだと、ファーストビューがここまできていて、でもすぐに75%で、ここが25%落ちているなと思ったときに、それってクリックされてどこかに遷移しているんだっけ、それとも普通に離脱しているだけなんだっけ、というのがわかるんですよ。ただクリックだけ、到達だけ、スクロールだけだと、どうしてもそれが読みきれないので、そこを並べていつも見ているんです。

    それがQAだと、もうこの時点で、これは到達はここまで90%きていて、でもここら辺がクリックされているから、ここら辺で落ちているんだろうなみたいなものがわかるので、その点は1ページで見られるから、すごく魅力ですよね。楽ですよね。

    これは本当に、私もいつも同じことを思っています。

    本当にこれはいいなと思います。

    全部を重ねられますよね。

    そうなんです。QAはこの三つをいっぺんに並べられるというのは魅力だなと思います。

    ポンポンポンとチェックを入れるだけですからね。それは確かに一番のメリットかもしれないですね。ただ、WordPressのプラグインなので、WordPressでしか使えないのが…いうことにはなるんですけど。

    そうですね。

    他にQAのいいところはありますか。

    このアテンションのところでいうと、このアテンションを見られるか見られないかというのは、僕の中ですごく重要な項目です。

    今お見せしているのは自分のサイトなんですけど、お客さんのところでも普段Clarityを使っていて、すごく不便だなと思うのがどこにフォーカスしているのか、それとクリックが合っているのか合っていないのか、というのがすごく気になるんですよ。

    これはちょうど、Clarityのカスタムタグを入れるという話をしているページです。やっぱりKey-Valueの説明は確かに読むよね、だけど、タグのコピペのためにクリックしているというのもわかる。

    ここはアテンションとクリックがずれているんですよ。これがClarityだと気付けない。ここら辺はクリックがあるから、きっと見られているはずなんだけど、どのぐらいのアテンションで見られているのかな、どこら辺がアテンションされているのかなというのがすごく気になるんですよね。

    すごくわかります。でも本当にこうやって見ると、クリックって意外と左上からするんだなと思いますよね。

    こうやって動きが目に見えてわかるので、QAがお客さんで使えるといいなと思うところですね。

    確かに。みんなやればいいんだけど、やらないですね。ごちゃごちゃしすぎるのかな。

    ヒートマップって皆さん入れていますけど、どのぐらい使っているんだろうとは思いますね。

    ヒートマップは日々改善ができるのであれば使うし、そこにお金をかけていれば見ますよね。
    その点、QAは無料で勝手にやってくれるから、好きな時に見られるといういいところがありますよね。無料版だとページ数の制限がありますけど。

    僕はヒートマップばかり使っているので、そこら辺はすごく魅力に感じています。

    あまり数字は見ないですか。

    最近は数字は見ないですね。

    確かに広告とか出さない限り、あまり数字は見ないですよね。

    数字はアナリティクス機能の方ですよね。

    そうそう。

    そっちはあまり今は使っていないです。自分のサイトだからというのはあるんですけど、お客さんのサイトだとまた話は変わるかなと思いますね。

    お客さんのサイトだと、結局GA4を入れますよね。

    でもUAとかGA4を入れたとしても、QAのあの画面ですぐに見られるんだったら、そっちの方が楽だなと思う派です。

    なるほど。いちいち他にログインするのが面倒くさいと。

    そうです。それと、Microsoft Clarityも同じように、簡単なダッシュボードとして、どこから来ているかというのだったり、どのぐらいのユーザーが来ているかというのが数字で出るんですけど、それとGAを比較したときに、当然ずれるじゃないですか。ずれたものを基にして考えるんだったら、同じツールの中で同じ数字のものを見た方が説明しやすいなと思って。なるべくそちらで数字を見られるんだったら見たいなと思っています。

    それはそうですよね、その数字を基に出ているものだから。おっしゃる通りですね。

    Clarityは、そこの数字からさらにセグメントみたいなものを切れるので、細かいヒートマップと一緒に数字を見るのなら、ツールに合わせたいなというのは思うところですね。
    考える上で、もちろんGAでざっくりとした数字とか連帯感はつかみますけど。

    なるほど。それはその通りだと思います。説明するときにも、こちらの数字はこのツールで、こちらの数字はこっちのツールでとなると、説明される側も困りますよね。

    はい。

    すごく納得です。QAアナリティクスがWordPress以外でもし使えたら、使いたいですか?

    絶対に使いたいですね。

    多少お金がかかっても?

    多少はお金がかかっても問題ないです。今ってヒートマップ入れるだけだと、月5,000円くらいですか?

    いや、もっと安いです。3,300円(税込)。ヒートマップだけだったら、単品で機能追加(※)でいけます。
    ※編集部注 プラン改定により現在は廃止

    そのぐらいの金額だったら、もうお客さんに頼み込んで入れてもらいたいぐらいですね。

    やっぱりプラグインだから簡単にできるというメリットもありますけど、いろいろなサイトに入れられた方がいいかもというやつですね。どちらを取るかですね。

    そうですね。いま自分が関わっているお客さんだと、WordPressとそうでないサイトで半々ぐらい。企業のオウンドメディアとか、そういったものが割と多いんですよ。なのでWordPressをベースにしていることが多くて、記事改善をするのには、やっぱりQAのこの感じというのは、すごく便利だなと思いますね。

    オウンドメディアとかコンテンツマーケには、WordPressの利用が多いですし、QAは向いていますよね。

    そう思います。ちょうどお客さんと一緒に、自分のサイトのこのQAの話を見ながら、こんなことができるツールがあるんですよって話をしていたんですけど、コンバージョンがとれるようになったら使ってもいいかもねって話していました。

    コンバージョンはもうすぐできます。

    QA=ヒートマップから、QA=コンテンツマーケの記事改善ツールのポジションへ

    実際にヒートマップを使っていると今みたいな使い分けだし、見たいところはそういうところかなと思いました。縦長のLPで広告を出してヒートマップというパターンも多いんですけど、結局あれって広告の集客によってだいぶ影響されてしまうので。

    そうですね。

    ヒートマップでを使ったLPの改善は、やれるようで意外とやれていいなのですよね。

    それは最近思います。ECとかLP、広告で回すLPなんかは、もうぱっと見たときに、これは「どの広告を使っているま」というのは大体わかるじゃないですか。ファーストビューで、そこから一気に50%落ちるとなると、ディスプレーとか、あまりエンゲージしなかったものなんだろうな、逆にアフィリエイトとかだと、すごく下まで見てくれるなとか。

    そういうLP前後の背景を考えると、ただのヒートマップだけではやっぱり足りないんですよ。やっぱりそこから、QAアナリティクス、数字の部分でどこからの流入が多いんだろうというのがわかると、一気にそこが見られるようになるのはいいですよね。

    いろいろな集客があると、意図が変わるから難しいですよね。混ざってしまうと。

    そうですね。これはECとかだとその傾向が強いんですけど、記事だとまた話が変わってきて、初動がソーシャルとかで入ってきて、数か月するとオーガニックで入ってくるようになるんですよ。時間経過とともに思い切り意図が変わるので、そこが変わったことを確認しつつヒートマップが見られるというのは、機能としてはいいなと思いますね。

    SNSからだと、割とちょっと見て帰ってしまうけど、オーガニックからだと読んでくれたりしますよね。

    そうですね。この記事のQAで、このGTMを使ったカスタムタグの設定というところがすごくフォーカスされているんですけど、入ってくるキーワードが「Clarity GTM」とか、そういう勢いで入ってきているから、ここがすごくフォーカスされているんですよ。ここはやっぱりそうなんだなというのがすごくわかりやすいですね。

    わかりやすいですね。その辺をちゃんと関連付けて見られる人じゃないと思い付かないかもしれないですけど。

    Clarityだとアテンションがないから、それが見えないんですよね。

    なるほど、すごくいい話です。これはもうコンテンツマーケをやっている人は、WordPressを使っていたらみんな入れてくれると思います。

    僕も早く入れてもらいたいですね。

    ありがとうございます。あとはヒートマップに関していうと、今後ほしいのはどんな機能ですか?

    ヒートマップに関していうと、Clarityにあるからというのはあるんですけど、特定の箇所をクリックしたユーザーでセグメントをつくって、それのヒートマップを表示する。例えば、カートをクリックした人でヒートマップをつくるとか、そういった機能は欲しいですね。

    セグメント的なやつですね。それは欲しいですよね。絞り込まれると、がらっと変わりますね。

    結構変わると思いますね。それで見ている場所とかも結構変わったりするんですよね。

    大体WEBサイトって、グローバルナビがクリックされるじゃないですか。あれをクリックする人と、下の方をクリックする人って、絶対に密だと思うんですよね。だから、その辺だけ除外とかできてもおもしろいですね。

    あと欲を言えば、QAアナリティクスのレコーディングのところで、一応セッションで見たページ順を持っているじゃないですか。あの前後のページの動きみたいなものが数字で出るとすごくうれしいですね。

    GAのナビゲーションサマリーみたいなやつですね。

    そうです。さっきあまりGAは見ないと言いましたけど、GAでランディングページがどこかと、ランディングページと、あと2ページ目を使って“どこから入ってきて、次にどこに行くのか”というのはよく見ています。

    それをすると、“このページってランディングになることはないけど、トップページからの流入が多いページなんだな”とか、“ここはランディングになっていて、こっちに抜けていくページなんだな”というのがわかった上でヒートマップを見られると、なるほどそうなるよねというのが読みやづいんです。

    ナビゲーションサマリーみたいなものが見られると、こういうふうに流れていくこの役割のページなんだなとかが見えてくるので、もっと使いやすくなるなと思います。

    ナビゲーションサマリーを見て、それが視覚的にヒートマップに出るという感じですね。それは非常にわかりますね。ナビゲーションサマリーだけだとなんとなくわからないけど、ヒートマップを見ると、この場所だからこう押されるんだとかってありますよね。

    そうなんです。以前にあったのが、カラーバリエーションがいろいろある商品のページがすごくPVが高かったので、この色が人気なのかと思ってヒートマップを見たら、単純に左上に置いてあっただけだったんです。

    よくあるやつですね。

    人気なんじゃなくて、取りあえず押しただけなんだ、と。

    ホームのラジオボタンとか、左上が一番押されるから、そういうやつですよね。

    そうなんです。

    それはナビゲーションサマリーみたいなやつだと、わからないですね。

    それだと、GAのデータからPVとかナビゲーションサマリーを見ると一番上にくるので、これは見られているいいページなんだと思うんですよ。ですけど、実際にそんなことはない、と。

    ただそこにあっただけ。

    そうなんです。

    今はその辺で複数のツールを見なきゃいけないけど、一個で見られたら楽だなということですね。

    そうですね。ヒートマップって、他の人に教えるのがすごく面倒くさいというか、難しいなと思っています。というのも、さっき話しした通り、ページに入ってくる前の文脈、後ろの文脈の中で、ページの中でどう動いているかというのを把握するためのツールだと思うんですけど、視覚で見せるから、そのページだけで改善・完結できるように思えてしまうんですよね。

    だけど実際はそんなことはなくて、前後のその流れを把握して改善方法を考えなければいけないんですけど、それが一個にまとまっていない。同じページや同じツールでまとまっていないことが多すぎて、GAを見て、ヒートマップを見て、またGAに戻ってというのをしなければいけないんですよって話はするんですけど、やっぱり伝わりにくいなというのがあるので。

    結局、モニターが三つ、四つあって、サーチコンソールを見ながらGAを見て、ヒートマップを見て、みたいになってきますよね。

    そうですね。なので、ヒートマップの分析をするときは、例えば、すごくざっくりとしたやつですけど、最初にこのページは、こういう流入とかこういうキーワードで入ってきていて、このページの中で特徴的な行動はこうですよっていうふうに流して資料を作ることが多いんです。

    やっぱりそうやって見せていかないと、ミスリードしてしまうなというのはすごく思います。自分が入っていれば、そういうふうに渡せるんですけど、担当者単体で考えようとなったときに、そこが同じツールの中で完結しないと、やっぱり手を出しにくいだろうなとは思いますね。

    本当にわかる人が見たら、その改善箇所はすぐにわかるんですけど、それを人に説明する方がよほど面倒くさいですよね。

    はい。同じツールの中で完結していると、こことここを見たら、こういう流れでいけばいいと言えるので。

    すごいヒントですね。ありがとうございます。もう相当いいことをいっぱい聞いたと思うんですけど、東郷さん、何かありそうですか。

    まず、ありがとうございました。

    ありがとうございます。

    僕も編集とかライターをやっているので、オウンドメディアの話とか、興味深く聞かせていただきました。この間、ブロガーさんに取材をしたときに、「QAは機能はもう充分できていて、機能そのものの拡充よりもっと早く有名になってほしい。そうしたら人に紹介したくなる」というようなご意見をいただいんたんです。

    例えばイシイさんだったら、こういうことをしていたり、こういうふうに表現すると人に紹介したくなるのになとか、逆に今はこういうツールだからイマイチ紹介しづらいなとか、外側から見てそうした点はあったりするのかな、というのは気になっています。

    見え方ですか。見え方だと、これは言い方が適当かどうかわからないですけど、ヒートマップツールというよりかは、コンテンツ改善系やSEOツールの競合ですよね。

    なるほど、コンテンツ系ですか。

    多分「ヒートマップ」と言ったら「ヒートマップだな」としか思わないんですけど、ヒートマップというよりかは、コンテンツマーケティングの記事改善とかにすごく便利なツールという意味で、競合になるといいんだろうな、と。そういうポジションになると紹介しやすいなとは思いますね。

    確かにメディアによく使われるWordPressに入ってしまっている手前、勝手にそうなりますよね。安くて似たような機能だけど、WordPress限定みたいな感じですよね。

    なるほど。

    QAを見たときに思ったのは、WordPress限定というのはあるんですけど、だからこそ、記事改善で多分すごく使えるんだろうなとは思っていて。

    SEOのツールってそこだけに特化しているものが多かったんですが、そこからいろいろとコンテンツマーケ界隈に広がっていった背景がありますよね。わかりやすかったです、今の話。

    今めちゃめちゃいいヒントを頂いた気がしました。中にいると、きっとこういうもんだよなとか、わかっているつもりでやっているんですけど、何か違うような気もするというか、若干もやっとした気持ちになるときもあって、今のお話は腑に落ちた感じがします。ありがとうございます。

    ヒートマップって、本当に不遇だなと思うのは、新しいツールが出ると「おお!」ってなるんですけど、入れてもらった後、ほとんど使われないという。

    でも、それを「ヒートマップ」と言ってしまえばそうなんですけど「コンテンツマーケティングの改善ツール」というふうになると、ぐっとやるべきことが見えてくるので。

    確かにコンテンツマーケの改善ツールだけど、WordPressのプラグインだから、別立てではないですよね。

    そうなんです。

    土台があって、そこに機能追加なので。

    ちょっと前のAll in One SEOとか、今だとYoastとかと同じ感じで、さくっと入れられてっていうふうに考えると、すごく気楽ですよね。

    ありがとうございます。本当にこれはお金を払ってもいいぐらいの話でした。お忙しいところありがとうございました。

    (執筆・編集 / 東郷 宝)

  • ヒートマップを見ると右下がずっとクリックされているのはなぜ?

    ヒートマップを見ると右下がずっとクリックされているのはなぜ?

    ヒートマップを見てみると、右下がやたらとクリックされていることってないでしょうか?こんな感じです。QAアナリティクスのサポートにもちょいちょい聞かれることなので、なぜこうなるかを説明しますね。

    結論を言ってしまうと「トップに戻る」です。

    こいつです。

    最近はほとんどのウェブサイトにありますよね。ある程度スクロールすると表示されて、ページの一番上まで戻るためのボタン。必ず右下にあるものの縦に関してはどこでクリックされるかわからないために、冒頭に示したようになってしまうんです。

    これ以外にもチャットを開くボタンでもこのようになる時があります。

    ヒートマップを見た時におかしなクリックがあったらまずはウェブサイトをよく見てみましょう。パソコンで見てわからない場合もスマホで見てみるとわかることもあります。

    広告関連のクリックはQAアナリティクスのヒートマップに出てこないの?

    例えば上の図の左下の青枠の部分。

    これって邪魔くさい画面が狭くなるので閉じることが多いですよね。これを閉じたときのクリックはどうなるのか?

    QAアナリティクスの場合はクリックとしてカウントされません。

    ウェブサイトのソース上にあるものはカウントされますが、広告などのように外部のデータを呼び出しているものには反応しないようになっているからです。つまり、自分たちで変更できるところにしか反応しない仕様になっているんですよね。

    こんな細かいところも考えて作られているのがQAアナリティクスなのです。

  • WordPressのしくみとサーバー構成

    Webサイト・ECサイトなどのWebシステムはさまざまな役割を持つサーバー等が存在します。

    • Webサーバー
    • Webアプリケーションサーバー
    • データベースサーバー
    • DNSサーバー
    • メールサーバー
    • キャッシュサーバー
    • FireWall 
    • ロードバランサー など

    物理的に1台のサーバーで複数の役割を担うこともありますし、複数台にわけたシステム構成にすることもあります。

    役割や機能、要件(セキュリティ・高負荷対策・冗長化・メンテナンス性)などを考慮してWebシステム構成を考えていきます。

    WordPressが稼働するサーバーは、Webサーバー・Webアプリケーションサーバー・データベースサーバーとして3つの役割を持っています。

    Webサーバー

    ユーザーからのページ表示要求を受け付け、結果をユーザーのブラウザに返す

    Webアプリケーションサーバー

    Webサーバーからのリクエストを受けて、データベースから情報を取り出すなどの処理をPHPで行い、実行結果をWebサーバーに返す

    データベースサーバー

    記事データ、ユーザーデータ、商品データなどを格納

    WordPressサイトでレンタルサーバー共用プランを利用している場合は、Webシステム構成について意識する必要はありません。

    専用プランやVPSプラン、クラウドサービスでWordPressサイトを構築している場合には、アクシデントが発生したときの復旧や高負荷への緊急対応などにおいて「どこを調べればいいか」「だれに相談すればいいか」の目安がつけやすくなります。

    Webシステム構成について知っておくと最適なWebサイト運用の役に立ちます。

    WordPressサーバー環境 比較

    共用レンタルサーバー

    小規模サイト向け分かりやすくすぐに使える
    1台のサーバーを複数人で利用

    ●サーバー設定:不要
    ●専門知識:不要

    専用レンタルサーバー

    1台のサーバーを専有自由度が高い

    ●サーバー設定:必要(サーバー管理画面から設定できる)
    ●専門知識:必要

    レンタルサーバー(VPS)

    1台のサーバーを複数人で利用するが、領域を仮想化して専有できる
    共用よりも自由度が高い

    ●サーバー設定:必要(サーバー管理画面から設定できる)
    ●専門知識:必要

    レンタルサーバー(クラウド)

    必要に応じて柔軟にスペックが変えられる
    VPSより高機能

    ●サーバー設定:必要(サーバー管理画面から設定できる)
    ●専門知識:必要

    自社サーバー

    自由度が高いが、ハードウェア・ネットワーク・電気設備等の環境も整える必要がある

    ●サーバー設定:必要
    ●専門知識:とても必要

    クラウドサービス(AWS・GCPなど)

    自由度が高く、臨機応変な対応がしやすい
    インフラ知識が必要

    ●サーバー設定:必要
    ●専門知識:とても必要

    WordPressサーバー構成例(1)
    共用レンタルサーバー

    共有レンタルサーバー イメージ図

    WordPressサーバー構成例(2)
    レンタルサーバー「共用以外」

    レンタルサーバー「共用以外」イメージ図

    WordPressサーバー構成例(3)
    ロードバランサーあり

    ロードバランサー イメージ図

    WordPressサーバー構成例(4)
    スケールアウト

    スケールアウト イメージ図

    WordPressサーバー構成例(5)
    データ解析サーバー

    データ解析サーバー イメージ図
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    Q1
    QAの活用方法が知りたい

  • アテンションヒートマップ分析でどのようにページを改善する?もっとも簡単で実践的な改善方法

    ブログなどの記事ページを分析するファーストステップ!アテンションヒートマップで絶対に見るべきところとは?では、なぜ、文章に絞ってアテンション分析するべきかをご紹介しました。

    ここでは、より実践的に、アテンションを活用し記事をどのように改善していくのか?というところをご紹介します。

    改善の良し悪しを判断していくために、ゴールを設定する。

    まずは、目指すべき姿がないと改善の良し悪しが判断できません。

    最高に良いアテンションヒートマップというのは、全体が真っ赤かという状態ですが、実際にこのようなことはまずありません。

    そこで、私たちが最初に目指すべきアテンションヒートマップのゴールは、ページ上部が赤く、スクロールしていくと徐々に薄まっていく。という状態です。

    アテンションヒートマップ分析で、上の方にも赤があって、中段にも赤があって、、、と赤がまばらにある記事というのは実はもったいないことをしている可能性が高くなります。

    というのは、ページはスクロールするごとに離脱率が上がっていきます。

    なので、中段にあるアテンションが赤くなっている部分は、ユーザーにとって有益な情報なはずなのに、そこに行き着く前に、多くのユーザーが離脱してしまっている可能性があるのです。

    上部で離脱したユーザーは、中段の情報までたどり着かなかったことで、満足感を得られずに離脱しているとしたら、非常にもったいないことです。

    有益な情報をできるだけ上に配置する

    そういったことを避けるためには、ヒートマップが濃い部分を極力ページ上部に持っていく必要があります。

    ユーザーが興味を持つであろう内容を先に出していくことで、離脱を防ぎ、最後まで読み進めてもらえる確率が上がります。

    ページを表示するのがわずか1秒おくれるだけでも、離脱が増えるような世界です。

    とっておきのネタだから、最後まで出せないという記事も中にはあるかもしれませんが、ユーザーはあなたが思っているより暇ではありません。

    ユーザーは、目的の情報がこのページにはないと判断した瞬間に、ページを閉じて、再度検索ページに戻り、他のサイトへいってしまいます。

    この記事には「有益な情報がある」もしくは、「ありそうだ」とユーザーに思ってもらえるからこそ、離脱せずに読み進めてもらうことができるのです。

    そういった理由から、「ヒートマップが赤い部分 = ユーザーにとって有益な情報」は極力ページ上部に持っていく必要があるのです。

    読まれていない部分の改善の仕方

    アテンションマップがグレーの部分をどうするべきかということですが、いくつか考えられる方法があります

    • 削除する
    • 手を加える
    • 後半に移動する

    削除する

    もっとも大胆ですが、削除するというのも解決策のひとつです。

    ただ単に削除する場合もあれば、情報量によっては、別ページでその記事を作る。というのもいいでしょう。

    ただ、その部分を削除することで、全体的に意味のわからない文章になってしまうというときは、次の「手を加える」がおすすめです。

    手を加える

    記事の本質と、その部分がきっても切れない関係の場合は、手を加えてみましょう。

    例えば、ユーザーからみて、小難しい(言葉だけではわかりづらい)内容を書いているかもしれないと感じたら、図解をいれる。長文になっている場合は、これでもかというくらい簡潔にしてみるのも有効です。

    後半へ移動する

    もっとも簡単な方法ですが、少し問題の先送り感もあります。

    読まれていないということは、ユーザーがあまり興味・関心がないということです。最後の方に持っていったからと言って読まれるかというと、そんなことはないはずです。ですから、根本的な改善にはならない場合がほとんどです。

    改善にかける時間がない場合などに、とりあえずいったん後半に持っていく。という使い方になるでしょう。

    どのページから改善するかもとても重要!

    さて、今回は、アテンションヒートマップを用いてどのようにページを改善していくのかを、簡単にご紹介しましたが、どのページを優先的に改善していくかというのもとても重要です。それについては、以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてください。

    グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例

  • ブログなどの記事ページを分析するファーストステップ!アテンションヒートマップで絶対に見るべきところとは?

    QA Heatmap Analyticsを活用して、記事ページの分析をするにはアテンションヒートマップを活用しましょう。

    なかでも、特にオススメの分析方法は、ずばり、テキスト部分(本文)だけに絞ってアテンションヒートマップで分析する。という方法です。

    まずは、アテンションヒートマップの見方を知ろう

    アテンションヒートマップは、ユーザーがページ内のどの位置に滞在したかを視覚的にわかりやすく表示しています。

    滞在時間が長い順に、赤→オレンジ→黄→緑→青→グレーとなっています。

    赤 = ユーザーが興味を示している

    グレー = ユーザーが読み飛ばしている

    という理解で良いでしょう。

    アテンションヒートマップが最高の状態というのは、ページ全体が真っ赤っかという状態です。ユーザーがページを隅々までじっくり時間をかけて熟読しているということなので、記事全体が魅力的で価値があると捉えて良いでしょう。ただし、実際にそういったページはごく稀でしょう。

    一般的には、赤やオレンジ、青やグレーが混在します。

    アテンションヒートマップ分析は本文に注目しよう!

    ズラーっとページの上から下まで、アテンションヒートマップで描写されたものを、ただ眺めていても、何をどうしたら良いかわからない。という方も多いと思います。

    そこで、おすすめなのは、冒頭でもご紹介した「本文に絞って分析する」という方法です。

    最近は、文中にたくさんの画像を配置した記事ページを見かけます。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。文章ばかりの記事は、読み疲れますし、堅苦しくパッと見て読みたくなくなります。

    しかし、見出しにつけたイメージ画像そのものには、たいした意味はなく、箸休め的な扱いであることがほとんどです。ユーザーはそれらを自然と読み飛ばします。よって、記事内で特に意味をなさないイメージ画像などは、グレーに近い色になります。

    同様に、余白が比較的広くフォントサイズが大きい見出しなども、サラッと読めてしまうため、アテンション分析ではさほど気にしなくても良いでしょう。

    逆に意味を持つ画像。例えば、独自で作成したフローチャートなど、しっかりと見てもらいたい図解などが読み飛ばされている(アテンションがグレーになっている)という場合は、必要に応じて画像の修正をすべきだとわかります。

    しかし、画像の修正は、手間がかかるものが多いので後回しでもいいでしょう。

    上記のことから、文章部分に焦点を絞って、アテンションヒートマップを見ていく方法が、もっとも効率よく分析できるとわかります。

    どの文章がユーザーに注目され、どの文章が読み飛ばされているのかを、まずは理解しましょう。

  • 良質な記事の定義とは?アテンションマップを活用した良質な記事の書き方

    昨今のSEO事情に詳しい方であればご存知だと思いますが、どこのサイトにも書かれているようなことを、どこのサイトでも書いているような表現で書いた「内容の薄い記事」をいくら書いてもグーグルから評価されることはありません。後発ならなおさらです。

    そういったことから、「良質な記事」が必要だと、さまざまなところで言われていますが、いったいどのような記事をさすのでしょうか?

    良質な記事かどうかを判断するのは、書き手やグーグルじゃない。

    良質な記事かどうかは、グーグルや書き手側が判断するものではありません。

    グーグルに記事の良し悪しなんて評価できませんし、仮にそんなことされたら大きななお世話ですし、失礼極まりありません。

    グーグルだって、ただのいち営利企業です。

    必死にグーグルの背中を追いかけ、グーグルに好まれようとストーカーまがいなことをしても、まず良い結果は得られません。

    やれ、〇〇タグを使うと良い。

    文字を強調するのは、storongタグとbタグはどっちがいいんだろう。

    はっきり言って時間の無駄です。

    彼らは、時にこちらに気があるそぶりを見せ、いつもまでもこの関係が続くような錯覚におちいってしまいますが、いつでも手のひらを返します。

    そんなことに時間を割く暇があるのであれば、ユーザーと向き合って、記事をブラッシュアップすることに時間をかけた方がよほど有益です。

    いつもユーザーを向いて記事を書くべきです。決してグーグルではありません。

    そうして、丁寧にユーザーと向き合っていくことで、良質な記事にいきつくのです。

    良質な記事とは何か?アテンションマップで確認しよう

    良質な記事とはシンプルに表現すると「ユーザーが満足してくれる記事」です。もっと高みを目指すなら「ユーザーが感動してくれる記事」になります。

    しかしながら、その記事にユーザーが満足してくれたかどうかは、簡単にはわかりません。

    そこで活躍してくれるのがアテンションマップです。

    アテンションマップは、ユーザーが記事中のどの文章に興味を示し、どの文章に興味がないのかを明確に教えてくれます。

    「記事がしっかりと読まれている=良質な記事」と判断していいでしょう。

    面白い映画を早送りしてみる人はいないでしょうし、面白い小説は読み飛ばさずに一語一句、シーンを想像しながら読むものです。

    ですから、アテンションマップが満遍なく赤に近い状態を目指し記事を書くことが、良質な記事を作る唯一無二の方法になります。

    グーグルアナリティクスの滞在時間でも、大まかな滞在時間を知ることはできますが、記事の長さの影響を多大に受けるので、滞在時間のみで判断するのは好ましくありません。必ずアテンションマップで確認しましょう。

    良質な記事へ近づけるためにできること

    いつも訪問するユーザーのことを想い、切り口を考え、記事構成を練り、一語一句丁寧に書いていく。

    そして、その情報を必要としているであろうユーザーを想像し、真摯に向き合っていく姿勢が必要です。

    記事は一度公開したら終わりではありません。

    定期的にユーザーの行動をアテンションマップで分析し、不足を補い、無駄を省き、より読みやすく、常に最適化していく必要があります。また、最新の情報に更新していくことも忘れてはいけません。

    最初から良質な記事を書くことは困難です。

    ユーザーの反応を見ながら、改良を重ね、良質な記事へと変えていくようにしましょう。

  • QA Heatmap Analyticsを使い倒す!アテンション、クリックヒートマップ、スクロールマップ、クリックカウントマップそれぞれの役割と使い方

    QA Heatmap Analyticsでは、分析対象ページのアテンション、クリックヒートマップ、スクロールマップ(精読率)、クリックカウントマップ(クリック数)のデータを見ることができます。

    それぞれ実際にどのように分析していくのか、グーグルアナリティクスと組み合わせた使い方とあわせてご紹介します。

    アテンションの役割と有効な使い方

    アテンションは、赤→紫でページ全体を覆って表現されています。

    関心が高い ←→ 関心が低い

    紫色は、滞在時間が短く、ユーザーの関心が薄い部分。逆に赤色は、滞在時間が長く、ユーザーが興味を示している部分になります。

    色分けされているので、視覚的にわかりやすく、ページ内のどの部分にユーザーが滞在したかを知ることができます。

    その部分での滞在時間が長くなるにつれ黄色く表示されます。

    アテンションは、グーグルアナリティクスの、ページ平均滞在時間とあわせて見ることで、より高い精度で分析することができます。

    ページ平均滞在時間が長い記事には、理由があります。その理由をアテンションでみつけることができるのです。

    逆に、ページ平均滞在時間が短い記事には、何かしら原因があります。その原因を特定するのにもアテンションが活躍します。

    詳しくは、グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例で解説しています。

    クリックヒートマップの役割と有効な使い方

    クリックヒートマップでは、ページ内のどこがクリック(タップ)されたかを知ることができます。

    クリック多い ←→ クリック少い

    クリックがたくさんされている部分が赤く大きくなっていきます。

    クリックヒートマップは、グーグルアナリティクスの「ページ/セッション」やCVまわりの指標と合わせて活用します。

    記事のどの部分(どんな内容)がクリックされているのかを分析していくことで、適切な位置に内部リンクや外部リンク、CVボタンを貼っていくことができ、ユーザーの満足度を高めていくことができます。

    ECサイトやアフィリエイトサイトでは、特に重要になってきます。

    スクロールマップ(精読率)の役割と有効な使い方

    ページの左端に表示されます。ユーザーがページ内のどこで離脱したかが一目瞭然です。

    高い ← 精読率 → 低い

    スクロールマップ(精読率)は、グーグルアナリティクスの「直帰率」や「離脱率」と合わせて活用します。実はグーグルアナリティクスでは、ページがどのくらい読まれたかは計測できませんので、それを精読率で補足します。

    直帰率や離脱率が高いと、悪い記事だと思われがちですが、ユーザーの問いかけにしっかりと回答し、満足してもらった可能性があります。

    たとえ、直帰率や離脱率が高くても、精読率が高い記事であれば、ユーザーに満足してもらえたと判断できます。

    逆に、直帰率や離脱率が高く、精読率も低い場合は、ユーザーの求めている記事ではなかった可能性が高くなります。

    クリックカウントマップ(クリック数)の役割と有効な使い方

    QA Heatmap Analyticsでは、ページ内のクリック数を測定することができます。一般的なヒートマップツールにはあまり見られない機能です。

    どのリンクがどれくらいクリックされたか、すぐにわかるので、特にコンバージョン周りで活躍します。

    また、トップページやカテゴリページの記事一覧や商品一覧といったページや、目次でも、クリック数を具体的に把握することができます。

    クリックヒートマップと同じような機能ですが、ヒートマップはその特性上、クリック数が多い場所では、どこがクリックされたかを判断するのが難しくなります。

    クリックが多いとヒートマップではわからなくなる

    クリックヒートマップだけでは、判断しきれない部分をクリックカウントマップで補うという使い方がおすすめです。

    アテンション、クリックヒートマップ、スクロールマップ(精読率)はまったく別物!

    かなり簡単に、それぞれの役割とアナリティクスとの組み合わせ方をご紹介しましたが、このように実際に活用するときは、アテンション、クリックヒートマップ、スクロールマップ(精読率)をまとめて一緒に使うことはほとんどありません。

    ここを理解しないと、宝の持ち腐れになってしまいます。

    それぞれまったく違うデータを分析、表示しているので、ごちゃまぜにして考えると迷宮入りになってしまうので、注意が必要です。

    それぞれ、まったく別物であるということを理解して、上手に活用していきましょう。

  • グーグルアナリティクスとヒートマップの決定的な違いと改善すべきページの見つけ方の具体例

    グーグルアナリティクスでは、ページ単位の情報を得ることは容易にできても、それぞれの記事のどの文章がユーザーに支持されているかまでは、なかなか把握できません。 たとえ、極端に滞在時間が短いページや、離脱が多い記事を見つけられたとしても、具体的に、その記事のどの部分を改善すべきかまでは判断できないのです。

    そこで、ヒートマップの出番です。ヒートマップとグーグルアナリティクスのシンプルな使い分けを、まずは整理しておきましょう。

    • グーグルアナリティクス=サイト全体のユーザーの動きから改善すべきページを見つける
    • ヒートマップ=改善すべきページの改善すべき部分を見つける

    もちろんグーグルアナリティクスでも、イベント機能を存分に使えば、ある程度ページ内での改善点を見つけることは可能ですが、設定の難易度が高い割に、ヒートマップほど明確 には把握できないでしょう。

    対して、QA Heatmap Analyticsは、細かな設定は一切必要ありません。データを取得したいペー ジをチェックするだけで、ページ内のユーザーの行動を視覚的にわかりやすい状態で取得することができます。

    自サイトに貢献しているページから分析する

    どのようなサイトでも共通していえるのが、PVが多いページから見ていくということで す。

    (ECサイトやアフィリエイトサイトの場合は、売上という最重要の指標があるので、見るべき指標が異なってきますが、要領は同じです。)

    しっかりとしたページの改善には、労力も時間も必要です。PVの少ないページをいくら改善しても、大きな成果を得ることは難しいのです。

    ですから、まずは、自サイトに貢献しているページをターゲットに分析していきましょう。

    グーグルアナリティクスで改善すべきページの具体的な見つけ方

    具体的なステップとしては、グーグルアナリティクスで「行動」→「サイトコンテンツ」 →「すべてのページ」を確認します。

    上の図のようなページが開くはずです。標準では、PVの多い順に並んでいるので、この状態で分析をはじめていきます。

    ここで見たいのは、赤枠で囲った平均ページ滞在時間です。

    一般的に平均ページ滞在時間が長ければ長いほど、ユーザーはそのページを熟読していると考えられます。ですから、平均ページ滞在時間に焦点をしぼり分析していくのが、ヒートマップとの親和性も高く、整合性の高い分析が可能になります。

    ヒートマップを導入すべき3つの記事

    そこで、水色で囲った「平均滞在時間のもっとも長いページ」( /274)をまずは分析していきます。

    まず、このページにヒートマップを導入しましょう。平均ページ滞在時間のもっとも長いページでは、ヒートマップがどのようになっているのかを把握することで、他のページの改善に活かしていきます。

    次に、もっとも「PVの多いページ」( /130)にもヒートマップを導入します。

    先ほどもお伝えしましたが、PVの少ないページをいくら改善しても、大きな成果を得ることは難しいのです。

    このサイトの中では、( /130)が比較的平均ページ滞在時間が長めで、ユーザーの満足度も高そうですが、それでも、もっとも多くのユーザーが集まってきている記事なので、常にブラッシュアップしていきたいと考えます。

    ただ、注意が必要なのは、PV数が多い記事はたいてい稼ぎ頭なので、慣れないうちから、安易な判断でむやみやたらに手をつけないことも大切です。

    改善に手を出すのは次に紹介する「改善すべきページ」に取り組んでコツを掴んでからでも遅くありません。

    積極的に改善すべきページでトライ&エラーを繰り返そう

    最後に、改善すべきページを見つけましょう。「平均ページ滞在時間の短いページ」( /211)にヒートマップを導入します。

    この中では、もっとも平均ページ滞在時間の短いのは、/303の記事ですが、PV数がやや少なく、改善してもインパクトが少ないと判断しました。このあたりは個々の匙加減なので、もっとも平均ページ滞在時間の短いページ( /303)を分析しても問題ないでしょう。

    ( /211)( /303)あたりは、上位記事と比べると、PVが少ないので、積極的に改善していきましょう。失敗してもダメージはそんなに多くありません。

    「PVの多いページ」( /130)のヒートマップと見比べて、なぜ、このページは滞在時間が短いのか仮説を立て、物足りなさそうな部分は加筆修正したり、無駄な文章は省いたり、構成を見直したりして少しでも滞在時間が伸びるように改善していきましょう。

    こうした、少しPVの少ないページの改善作業で得られる経験というのは、非常に重要だと考えています。

    ここで、ユーザーの気持ちを汲み取り、仮説を立て、修正するという一連の流れをしっかりと身につけることができればしめたものです。

    サイトや記事がターゲットとしているユーザーの性別や年齢層によっても、改善の仕方は変わってくるでしょう。具体的にユーザーが求める情報を想像し、提供していけるようにしましょう。

    失敗してもいいのです。指標が悪くなったらもとに戻せばいいだけです。

    こういった経験の繰り返しは、PV上位記事の改善や、新記事の作成にも大いに役立つことでしょう。

    アテンションヒートマップ分析でどのようにページを改善する?もっとも簡単で実践的な改善方法では、アテンションヒートマップを活用した、簡単なページ改善の方法についてご紹介しています。

    最初から、あれもこれもといろいろ改善して、結局何が有効な改善だったのかわからないままにすると、改善スキルも上がりません。少しずつ地道にチャレンジしていきましょう。

  • QAM(ユーザー会)

    QAM(クァム) – QuarkA ユーザ会 -とは

    QAM(クァム)とは、QuarkAが提供する QA Heatmap Analyticsツールなど 、自立分散型Behavioral Data Platform(行動データ分析プラットフォーム)を利用している人や、多くのデータを自社に集めてデジタルマーケティングやサイト改善に活用したいと考えている人たちのユーザー会の名称です。

    QAMでは、QuarkAが提供するQA Heatmap Analyticsツールなどを使っている方や興味を持っている方など、サイト改善の実践において学んできた気づきや悩み・解決策などを、Web初心者からマスタークラスまで幅広い層を対象に、共に学び共に教え合う、QAユーザーのためのセミナーイベントや勉強会を開催しています。

    QAM 理念

    データは「観察」の一部。「観察」はこの世界をより深く知る手がかりであり、常に人々に新しいインスピレーションを与え、新しい行動への原動力を与える。

    「観察」の一部であるデータを1企業が独占しそれを分け与えるのではなく、QAMコミュニティ参加者全員が、サイト改善や顧客行動の気付きをお互いに得ることができ、自分ひとりでは思いつかなかったアイデアや発見を楽しく共有し合う。

    QAMコミュニティとサポーター制度

    今後、QAMコミュニティおよびサポーター制度を導入していく予定です。
    詳しくは決まり次第ご案内いたします。